L'Ann醇Pe derni醇Qre 醇A Marienbad
男が、整然とシンメトリックに設計された庭を持つ城館にまぎれこむ。そこでは社交界のお歴々が集まり、退屈なパーティに興じている。男は誰の気にもかけられずに館内を歩き回り、女を見つける。女とは去年に会っていた、マリエンバートで……。女にはその記憶がないが、男に迫られるうち、過去と現在の境が消えて、男の言うような記憶を作り上げていた。二人は愛し合い、一年の後、ここで会う約束をした、と。
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去年マリエンバートで HDニューマスター版 [DVD]
★この記事を読むと、「アラン・レネ」監督による1961年のフランス映画『去年マリエンバートで』が観たくなります。 ★詳細はこちら→『去年マリエンバートで - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『アラン・レネ - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}…
引用元:Yahoo!映画 1961年のフランス・イタリア合作 タイトルだけはずっと前から知っていたけれど、ようやく観ることができた 驚いたのは、つい最近鑑賞した黒澤明の「羅生門」に触発されて作られたものであること 両作品の雰囲気のあまりの違いに、まさかこうした繋がりがあろうとは思わなかった とあるホテルで出会った男女 男X(ジョルジュ・アルベルタッツィ)は「去年お会いしましたね(そして愛し合いました)」と女A(デルフィーヌ・セイリグ)に言い 女は「そんなことは憶えていない」と言う 男は諦めずに去年どんな場所で、どういった会話をして、何が起こったのかをひとつひとつ女に説明していく 頑なに否定する…
引用元:amazon.co.jp 「羅生門」は教科書で読んだ 調べて観ると、現在の高校教科書のすべてに掲載されているという 老婆が死体の髪の毛を引き抜いているところなど、究極的に飢えた人間がどういう心理でどんな行動にでるのか 10代の自分にどれほど想像できたのか?今となっては不明だけれど、強烈なインパクトを与えてくれた 文学というよりも、おどろおどろしい世界への好奇心で惹かれていたと思う その「羅生門」の映画は、黒澤明の監督で1950年に公開 芥川龍之介の同名小説からは大幅な脚色がなされている(同じく芥川の「藪の中」のストーリーと巧くミックスしている)脚本は、黒澤明と橋本忍 舞台が羅生門という…
原題は「L'Année dernière à Marienbad」 またレヴューの難しい作品を選んでしまいました(笑) 雰囲気は同じくアラン・レネによる 「二十四時間の情事」(ヒロシマ・モナムール 1959)と似ています 不倫という報われない恋 登場人物が生きているか、死んでいるかわからない 舞台は、バロック風の古城のホテルで 庭園でひとり佇むAという女にXという男が 「去年マリエンバートで会いましたね」 「1年後にまた会おうって約束しましたよね」 と語りかけます 女は「そんな記憶ありません」と 全く憶えていない様子 Xは去年マリエンバートで出会い1年後に駆け落ちの約束をしたこと 初対面はフレ…
ヌーヴェル・ヴァーグ主流のカイエ派に対し、左岸派を代表する、アラン・レネ(Alain Resnais)監督による作品。ヴェネツィアで金獅子賞。ちなみにカンヌ国際映画祭は、レネの左翼的な政治的見解を理由に、本作品の上映を拒否した。 登場人物はみな名が伏せられている。各々に何が起り、各々が何を覚えていて何を考えているのか明らかにはならない。過去と現在を行き来しながらストーリーは進む。「時間」と「記憶」が本作品のテーマと云えるだろう。 全編に渡り、パイプオルガン(最も古典的な楽器と云える)が無調音楽を奏でている。この古典とアバン・ギャルドのミスマッチが、何ともミステリアスな効果を生んでいるように感じ…
[折々の写真 3、4月] 3.6 『高慢と偏見』 1995、 BBC制作の6時間もの、ジェニファー・エイル[リジー]、 コリン・ファース[ダーシー]、クリスティン・ボナム=カーター[ビングレイ]、スザンナ・ハーカー[ジェイン]、いずれも人物とキャストがぴったり、『高慢と偏見』映画版は本作が断トツ 13 『ジェーン・エア』BBC版、1983、ブロンテ原作の映画版は本作が断トツ、ジェーン役のZelah Clarke 1954~は有名女優ではないが、これこそ「ジェーン・エア」その人という感じ、彼女は、ゲーテ的な「教養小説」の主人公であると同時に神話的な愛のアレゴリーでもある 20 グレタ・ガルボ(1…
【あ】アーモンドの樹(ウォルター・デ・ラ・メア)アイオワ野球連盟(W・P・キンセラ)愛しているといってくれ(マージョリー・ケロッグ)愛の果ての物語(ルイザ・メイ・オルコット)青い花(レーモン・クノー)赤い高粱(莫言)赤毛のサウスポー(ポール・R・ロスワイラー)悪魔なんかこわくない(マンリー・ウェイド・ウェルマン)悪魔に食われろ青尾蠅(ジョン・フランクリン・バーディン)悪魔の収穫祭(トマス・トライオン)悪魔のベッド(ジャン・レイ)悪魔はぼくのペット(ゼナ・ヘンダースン)悪夢の化身アシスタント(バーナード・マラマッド)明日に別れの接吻を(ホレス・マッコイ)熱い太陽、深海魚(ミシェル・ジュリ)あっぱ…
先日のキネ旬シアターは『サン・セバスチャンへ、ようこそ 』でした。 監督・脚本:ウッディ・アレン 出演:ウォーレス・ショーン、エレナ・アナヤ、ルイ・ガレル、ジーナ・ガーション 製作:2022年 アメリカ合衆国・スペイン・イタリア 2024年 日本公開 御年88歳のウッディ・アレン監督のコメディです。頑張ってますね~ 80歳で元ニューヨークの大学教授で売れない作家のモート・リフキンは妻のスーに付き添ってスペインのサン・セバスチャンで開催される映画祭にやってきます。妻は有名な映画監督フィリップの広報担当をしています。 モートは妻とフィリップが仲良くしているのが面白くなく、浮気を疑っていたのです。そ…
ATGの役割 かつて日本にはATGという映画会社があった。正式名称は日本アート・シアター・ギルド( Art Theater Guild )。主に非商業映画と呼ばれるアート系の作品を製作・配給してきた会社である。 劇場でしか映画を観られなかった60年代。良質だが芸術性が高く一般の映画館ではあまり上映されることのなかった外国作品を、日本の映画ファンはATGの配給で観ることが出来たのである。 さらに60年代後半に入ると、作家性の高い独立プロの監督に作品を発表する場を与え、衰退期を迎えていた日本映画界に刺激を与えることになったのがATGの活動だった。
消しゴム (光文社古典新訳文庫)作者:アラン ロブ=グリエ光文社Amazon アラン・ロブ=グリエの作家としてのデビュー作にして、「ヌーヴォー・ロマン」の登場を告げることになる作品。発表は1953年である。 わたしはロブ=グリエの映画こそ観ているが、小説を読むのはこの『消しゴム』が初体験。そもそも「ヌーヴォー・ロマン」というものとは無縁の読書歴で、まあ大昔にミシェル・ビュトールの『時間割』を読んだという記憶はあるけれども、その内容はこれっぽっちも記憶してはいない。 それでまあ、彼の映画を観てけっこう面白かったこともあって、「では彼の書いた小説も読んでみよう」というわけで、この『消しゴム』に手を…
2020年の年末に第一期が放映されたテレビドラマ『岸辺露伴は動かない』は大人気となり、三期まで制作された上に映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が作られるまでの大人気作品となった。しかもルーヴル美術館の撮影許可が降りるという国内映画では二つ目という偉業をさりげなく成し遂げている。(尚、本編ではそんなに映らない) BD 岸辺露伴は動かない [Blu-ray] 高橋一生 Amazon 岸辺露伴は動かないⅡ ブルーレイ [Blu-ray] 高橋一生 Amazon 岸辺露伴は動かないIII [Blu-ray] 高橋一生 Amazon 正直映画は作品の持つテイストからしてテレビドラマの尺がベストであるという…
ブリュッセルのアパートの部屋で、美貌を控えめに引き立てる上品さを感じさせる灰色のセーターをその都度に羽織ったり脱いたりする未亡人のジャンヌの姿に、『去年マリエンバートで』でココ・シャネルがデザインした衣装をまとった上流階級の貴婦人のきらびやかな面影はあとかたもなく拭い去られている。だが、デルフィーヌ・セイリグが演じる、タイプの異なる両方の女性人物には、程度の差こそあれ謎めいた雰囲気を醸し出す不透明なたたずまいと、男性にとって都合よく美化あるいは物化される隣人としての女性像が投影されていることの共通性を嗅ぎ取ることはできるかもしれない。アラン・レネはそのような謎めいた女性像の描写への意欲を妄想的…
酔っているからか眼球の所在を感じる。 ラーメン屋の開店を待つ間にジオラマボーイ・パノラマガールを読み終える。 30分間待っている間に行列が形成されていた。 たぶん7年前くらいは余裕で食べられていた豚骨で濃い味のつけ麺が大盛りは厳しくなり、並盛りも精一杯という感じ。7年後は小盛り、そしてゼロになるのだろうか。 青山ブックセンター、エスパス、多田恋一郎の個展、不安は魂を食いつくすの一人で文化フェスを開催する。楽しい。 映画館で観る映画は孤独をきちんとした手順で確認できるから好きだ。 はまちょうって駅名でホルモンを思い出した。しまちょうだ。 帰りのバスで去年、マリエンバートでを観る。いい映画だけれど…
この場所に辿り着く旅。 [このブログは?]チュニジア、ヨルダン、イスラエル、トルコ、マレーシア、中国…映画・アニメ・文学等のロケ地を中心に40カ国以上廻ってきた旅行について紹介する。 これからロケ地へ行く人の何かしら有益な情報になっていただければ嬉しい。行かない人も、映画をテーマにした旅の雰囲気を楽しんでいただければと思う。 ※数年前にニコニコチャンネル(サービス終了)で投稿したもの再編集版です ■そもそも大脱走とは? 1.映画史の中でも屈指の名作2.時は第二次世界大戦。ナチスの捕虜収容所から集団脱獄した男たちの物語 少なくとも日本において、この作品に文句を言う映画ファンを、筆者は見たことがな…
アルゼンチンの赤ワイン「プリヴァータ(PRIVADA)2020」。 (写真はこのあと牛のサーロインステーキ) ワイナリーはボデガ・ノートン。 今やアルゼンチンを代表する品種となっているマルベックとカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロをブレンド。 ルビーレッドの色合い、豊かな果実味が主役の濃厚な赤ワイン。ボトルも重い。 ワインの友で観たのは、NHKBSで放送していたアメリカ映画「I am sam アイ・アム・サム」。 2001年の作品。 原題「I AM SAM」 製作・監督・脚本ジェシー・ネルソン、出演ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング、ダイアン・ウィーストほか。 知的障害を…
亜美ちゃんは大ファンだったあの人とともだちに! 【あらすじ】映画かよ。Like in Movies 第49話「去年マリエンバートで」 【レビュー※ネタバレなし】映画かよ。Like in Movies 第49話「去年マリエンバートで」 亜美節炸裂! 初期『映画かよ。』を思わせるコンパクトなサスペンス! 魅力的なポッドキャスト配信者、シネマドモアゼルを演じる三矢遊さん 今回のクセ強キャラは、男性二人! ファンが居なければ何者でもない? 【あらすじ】映画かよ。Like in Movies 第49話「去年マリエンバートで」 道行く女性に、妙にうれしそうに話しかける亜美ちゃん! 「あの、すみません! シ…
世界三大映画祭ヴェネツィア映画祭入門編特集 毎年8月末から9月初旬にかけてイタリアの北東部に位置する水の都ヴェネチアで映画祭が開催される記念すべき時期。2023年は現地時間8月30日から9月9日までが映画祭の期間となっている。ベルリン映画祭と同様に日本では劇場鑑賞まで時間がかかるものの、映画ファンならば要チェック。そこで今回は過去作を振り返る企画第3弾として、ヴェネツィア映画祭受賞作関連のおすすめヨーロッパ映画10作品他全50作品【永久保存版】。 目次 【ヴェネツィア映画祭映画】について知っておくべきこと 【ヴェネツィア映画祭映画】注目したいイタリア人監督 【ヴェネツィア映画祭映画】最低限みる…