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小笠原諸島

地理

小笠原諸島

おがさわらしょとう

小笠原諸島は、東京の南、約1,000km〜2,000kmの太平洋上にある大小30余の島々の総称。

一般には小笠原群島西之島火山列島沖ノ鳥島南鳥島の総称として使われる。

すべてが東京都小笠原村に属し、父島及び母島以外は無人島

太平洋戦争の激戦地であった硫黄島、日本最東端南鳥島及び日本最南端の沖ノ鳥島が含まれる。

世界遺産

2011年6月、 世界自然遺産の4つの評価基準(『自然景観』『地形・地質』『生態系』『生物多様性』)のうちの『生態系』の評価基準に合致するとして評価され、世界自然遺産に登録された。

経緯

2003年5月、国の「世界自然遺産候補地に関する検討会」で、「知床」「琉球諸島」とともに、ユネスコ世界自然遺産の候補地に選定される。

2007年1月末、ユネスコの「世界遺産委員会事務局」へ、小笠原諸島世界自然遺産登録のため、国が将来推薦しようとしている候補地のリストである「暫定リスト」を提出。

2010年1月、ユネスコの「世界遺産委員会事務局」へ小笠原諸島の遺産としての価値を示した「推薦書」、遺産としての価値を将来にわたり保全していくための計画である「世界遺産候補地小笠原諸島管理計画」を提出。

2010年7月、ユネスコ諮問機関であるIUCN(国際自然保護連合)による現地調査。外来種対策についての努力と成果や関係機関やNPOとの協力関係が評価された。その後、推薦区域の海域部分の拡張やバッファーゾーンの説明強化について改善が要請される。

2011年5月7日、IUCN小笠原諸島について、「世界自然遺産登録」の勧告という評価結果をユネスコに提出。

2011年6月24日、第35回世界遺産委員会において小笠原諸島世界自然遺産登録決定。

登録内容

小笠原では、海によって隔たれた小さな島において独自の進化を遂げた多くの固有の生き物やそれらが織りなす生態系を見ることができる。 小さな海洋島における生物の進化を示す典型的な見本として、世界的な価値を持つことが認められ、世界自然遺産に登録されることになった。

登録範囲

南鳥島は隆起珊瑚礁でできており、島の形成過程が全く異なること、一般人が定住している父島母島の一部地域と、硫黄島沖ノ鳥島人為的改変の大きい地域であるため、推薦時より除外された。

特産

1879年、小笠原コーヒー栽培が始まり、これが国産コーヒー発祥の地とされている。国内では現在、父島に数戸のコーヒー農家があるほか、沖縄県鹿児島県離島で細々と行われているのみ。