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2017-05-27 なんだって?前川前事務次官は立派な「公僕」だって?

[]なんだって?前川前事務次官は立派な「公僕」だって? 12:53



 まずは笑えるマクラ話から。

 前回のエントリーで小林よしのり氏のテロ等準備罪に関する発言を批判した当ブログなのでありました。

 未読の読者はご一読あれ。

2017-05-25 恐怖の頭の悪い螺旋(らせん)階段のようなぐじゅぐじゅな論理破綻

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170525

 そうしたところ、「頭の悪い」との私が用いた形容がよほどお気に召さなかったのでしょうか、小林よしのり氏から強烈な反論エントリーをいただきました。

木走とかいう者の虫並みの無知

https://yoshinori-kobayashi.com/13178/

 うーむ、強烈な「頭の悪い」返し、ありがとうございます。

 失礼して、エントリーより私への罵倒部分を列挙して、ご紹介。

木走正水

あまりにオツムが弱い。

凄いな。全く脳を使っていない。

まるで金田法務大臣以下の脳みそだ。

こんな基本的なことも木走とかいう虫は知らんのだろう。

こんなこともわからないとは、アニサキスもびっくりの虫だな。

木走虫

この馬鹿

アニサキス以下の馬鹿

 しかしなあ、エントリー全編を通じての「木走のバカ」呼ばわり、ここまで大先生に罵られると、軽く快感を覚えますです、少し照れますなあ(苦笑)。

 だって、しまいには「馬鹿」を通り越して「虫」扱いであります、ありがとうございます、光栄です。

 ・・・

 ふう。

 ヨシリン、少しばかり大人げないんじゃないかしら?(苦笑)

 このようなハイレベル(?)な言い争いは、みている読者には面白いでしょうが、場末のブロガーの当方としては荷が重すぎます。

 一応敬意を表して小林氏のエントリーをご案内させていただきましたが、本件はここまで、正直、お○○には付き合ってられませんのです、こちらまで同レベルになっちゃうもの、ハイ、ほんじゃーね。

 マクラ話はここまで。

 ・・・

 で、前川喜平氏であります。

 突然の記者会見をおこない、一躍トキの人となった、前文部科学省事務次官であります。

 特に着目したいのは彼の自腹をもいとわなかった「子供や女性の貧困問題の実地調査」発言なのであります。

 こういうとき頼りになるのは、産経新聞WEB版なのです。

 産経新聞は媒体としてのネットの特性をよく理解していますね、つまり紙面では物理的に載せることができない、記者会見の詳報をネット上で「記事起こし」してくれるのです。 

(産経新聞)

2017.5.25 19:20

【前文科次官会見詳報(1)】

前川喜平氏「文科省専門教育課で作成され、幹部で共有された文書。真正なものだ」 加計学園をめぐる文書で

http://www.sankei.com/politics/news/170525/plt1705250040-n1.html

 いや、すばらしいです。

 で、「子供や女性の貧困問題の実地調査」に関わる重要な発言部分を産経記事より当該箇所を抜粋。

 −−読売新聞に前川喜平氏が出会い系バーに行っていたという記事が出ていた。権力の脅しではないかと思うが、こういう記事についてどう思うか。今回、自ら記者会見することに影響したのか

 前川氏「出会い系バーというものがありまして、読売新聞で報じられたが、そういったバーに私が行ったことは事実です。

 経緯を申し上げれば、テレビの報道番組で、ドキュメント番組で、いつどの局だったかは覚えていないが、女性の貧困について扱った番組の中で、こういったバーでデートの相手を見つけたり、場合によっては援助交際の相手を見つけたりしてお金をもらうという女性がいるんだという、そういう女性の姿を紹介する番組だった。

 普通の役人なら実際に見に行こうとは思わないかもしれないが、その実態を、実際に会って話を聞いてみたいと思って、そういう関心からそういうお店を探し当て、行ってみた。

 その場で話をし、食事したり、食事に伴ってお小遣いをあげたりしながら話を聞いたことはある。

 その話を聞きながら、子供の貧困と女性の貧困はつながっているなと感じていたし、そこで話を聞いた女性の中には子供2人を抱えながら、水商売で暮らしている、生活保護はもらっていないけれど、生活は苦しい。就学援助でなんとか子供が学校に行っているとか、高校を中退してそれ以来ちゃんとした仕事に就けていないとか。あるいは通信制高校にいっているけどその実態が非常にいい加減なことも分かった。

 いろいろなことが実地の中から学べた。その中から、多くの人たちが親の離婚を経験しているなとか、中学・高校で中退や不登校を経験しているという共通点を見いだした。

 ある意味、実地の視察調査という意味合いがあったわけですけれど、そこから私自身が文部科学行政、教育行政をやる上での課題を見いだせた。ああいうところに出入りしたことは役に立った。意義があったと思っている。

 あと、読売新聞がこの問題をどうして報じたのか。私の極めて個人的な行動ですから。それをどうして読売新聞があの時点で報じたのかは私には分からない」

 「その場で話をし、食事したり、食事に伴ってお小遣いをあげたりしながら話を聞いた」

 「ある意味、実地の視察調査」

 「文部科学行政、教育行政をやる上での課題を見いだせた」

 うーむ、スバラシイです。

 目からウロコです。

 風俗店にいりびたりとは事務次官ともあろう御方がずいぶん助け平さんなんだなあ、などと穿って考えていた私などは、この清らかな動機をうかがいまして、恥ずかしい限りです、穴があったら入りたいです。

 そうか、出会い系バーに通っていたのは、「文部科学行政、教育行政」の課題を見出すための「実地の視察調査」だったのか。

 私利私欲を捨てた、スバラシイ漢(おとこ)なのであります。

 この男こそ真の「公僕」でありましょう。

 教育行政の長として、文部科学省事務次官として、自腹で出会い系バーに通い、「食事したり、食事に伴ってお小遣いをあげたりしながら」、うら若き女性達を「実地の視察調査」をしたのであります。

 週間新潮の関連記事によれば、出会い系バーで稼いでいる女の子達の間で前川氏はちょっとした「かお」であったようで、「週に3〜4回来ていた」のだそうです。

 すごい「実地の視察調査」に熱心だったことがわかります。

 週間新潮の関連記事によればですが、「黒髪で清楚な感じの女の子がタイプ」だったそうで、うーん、「黒髪で清楚な感じの女の子」を中心に「視察調査」されていたみたいです(汗。

 特に立派なのは、「そりゃ、ここに来るのは女の子とホテルに行くのが目的でしょ。話をするだけなんてありえない。いつも、スーツ姿で来ていた」(週刊新潮記事より)などと邪推される中で、自腹で「文部科学行政、教育行政」の課題を見出すための「実地の視察調査」を何度も何度も強行していたことです。

 ああ、不肖・木走・私もできれば「文部科学行政、教育行政」の課題を見い出したい、「実地の視察調査」に同行したかった(^^ゞ

 前川前事務次官は立派な「公僕」なのであります。

 ・・・

 ふう。

 馬鹿か。

 こんな輩を信じるなど民進党も地に堕ちたなあ、嘆かわしい限りであります。

 おや?

前川前事務次官は立派な「公僕」である

https://yoshinori-kobayashi.com/13176/

 まいっちゃうなあ、本気ですか?

 やれやれでございます。



(木走まさみず)

えーえー 2017/05/27 13:43 いやそりゃあキャバクラいったのは個人的な趣味で、単にバツが悪いからアホみたいな実地調査なる言い訳したんでしょうけど、でも業務明けに私費でキャバクラいこうが個人の自由だし、それで今回の騒動に何がしか影響を与えるんですかね?むしろ読売がそういうさもスキャンダルかの様に信頼の失墜をはかる忖度記事の方がおかしいし、また木走さんが加計学院問題で前川氏のキャバクラの言い訳を問題にする感覚がわかりません。前川氏が個人的な趣味でキャバクラいこうがどうだろうが枝葉末節もいいとこではありませんか。下着泥棒の大臣に比べりゃ相当上品ですしね。
前回の記事も然り。共謀罪自体の効用に対する議論をしないで小林さん氏を批判しても永遠に片手落ちです。

svbxcksvbxck 2017/05/27 14:33 〉 一応敬意を表して小林氏のエントリーをご案内させていただきましたが、本件はここまで、正直、お○○には付き合ってられませんのです、こちらまで同レベルになっちゃうもの、ハイ、ほんじゃーね。
 マクラ話はここまで。

噛みついといて反撃されたら再反撃できなくて逃げてる…って丸わかりな文面ですな。こんなみっともないことやるくらいなら政治関連を語るブログなんかやめたほうが良い。

、、、、、、 2017/05/27 21:34 自分は小林さんのブログを見て、こちらのブログを確認しに来ました。
故に、まあ当然ながら此方の内容を肯定する気はさらさらないまま見に来た口ではあります。

メディアは総劣化しているというのが自分の結論です。
朝日や毎日を批判した論理で、今度は読売や産経を批判する。できてしまう。劣化がどのメディアにも共通したもので、ともするとメディアはこれが正常なのであって、そもそも劣化したという感覚こそがまやかしなのではないかと思う程です。

故に、大切なのはどう報道されているかを根拠とすることではなく、少なからず自分自身が直感的にどう感じたか、どうその人物を意識したかを出す事だと思います。

仮に、人物評やその人格を、メディアがどう報じたかだけで説明してしまったら、木走さんという個人から見た前川さんの人物評は、所詮はオリジナルの無い、ただの報道の劣化コピーという事になるのではないかと。

磯村磯村 2017/05/27 23:49 1,共謀罪がテロ対策であるということの証明。
2,共謀罪が出来たらよりただでさえ低い報道の自由がもっと低くなるのではという疑問

あなたがこの問に答えられなくて残念です。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170527

2017-05-25 ぐじゅぐじゅな論理破綻

[]恐怖の頭の悪い螺旋(らせん)階段のようなぐじゅぐじゅな論理破綻 15:15



 おかしいこというよなあ。

 さて、テロ等準備罪であります。

 イギリスで発生したコンサート会場(正確には場外)における自爆テロでありますが、この痛ましいテロ行為に関して、小林よしのり氏が何やらネットで吼えているのであります。

小林よしのり

2017年05月24日 07:41

共謀罪ではテロは防げない!

http://blogos.com/article/224768/

 うむ、「極限の馬鹿・自民党やネトウヨども」が、「やっぱり共謀罪が必要だ」と言い出してる、「脳があるのだろうか?」、「アニサキスより頭が悪くて凶暴な虫どもだ」と、ぼろくそ(失礼)です。

 失礼してエントリーより該当箇所を抜粋、ご紹介。

イギリスでアリアナ・グランデのコンサートで自爆テロが行なわれたらしい。

案の定、極限の馬鹿・自民党やネトウヨどもは、「そりゃテロだ。やっぱり共謀罪が必要だ」と言い出してるらしい。

脳があるのだろうか?

アニサキスより頭が悪くて凶暴な虫どもだ。

言っておくがイギリスには共謀罪がある。

それでもテロは防げなかったのだ!

 エントリーの結びでも「共謀罪ではテロが防げない」と強調されています。

外国には共謀罪がある。

それでもテロは防げない!

共謀罪ではテロが防げないことの証明である!

 ・・・

 さすがにこれはひどい論理なのであります。

 「イギリスには共謀罪がある」ってお話ですが、これってよく考えると不思議なループ、恐怖の頭の悪い螺旋(らせん)階段のようなぐじゅぐじゅな論理破綻を招くのですがいかがでしょう。

 「イギリスには共謀罪がある」ってお話ですが、だとするとです。

 確か小林氏は、一月ほど前、田原総一朗さんなどジャーナリストたちや鳥越俊太郎と一緒に記者会見いたしました。

(関連記事)

(朝日新聞)

「共謀罪」法案へ反対声明 ジャーナリストら有志14人

http://www.asahi.com/articles/ASK4W546TK4WUTIL03Q.html

 でこのときの「共謀罪」法案に反対する声明で「内面の自由、プライバシーを踏みにじる道具になり、言論の自由、表現の自由、報道の自由を著しく破壊する」と大声でわめいておりました。

 で、何ですか、それから2日後には日本の報道の自由度ランクはG7最下位だと、72位だと、この状況で共謀罪は危ないと、朝日新聞などで報道されていました。

(関連記事)

(朝日新聞)

報道の自由度ランク、日本は72位 G7最下位に

http://www.asahi.com/articles/ASK4V5VV7K4VUHBI02S.html

 で、何ですか、今回のテロでは「イギリスには共謀罪があるが役に立っていない」と指摘しているわけですね。

 つまり、小林氏の主張は整理するとこうです。

 共謀罪は言論の自由を破壊するから、日本での導入は反対だ!

 また、イギリスには共謀罪があるけど、役に立っていない。

 づいぶんおかしなことをおっしゃるわけですね。

 まず法律で明示したからといって犯罪をゼロにすることはそもそも不可能でしょ。

 法律でどんなに防災を促して災害を抑制しようとしても、残念ながら災害は必ず起きます、しかし災害が起きたからといって防災法が無用の長物・役立たずと決め付けるのは、あまりに暴論でしょ。

 危機の発生を抑制する、発生確率をできうる限り低める、万が一発生したら被害を極小化する、法律に求められる効果は、発生するかしないかの二項対立のような単純なものではありますまい。

 9条じゃあるまいし、法に書けば起こらないなどありえないでしょ。

 さらにです。

 「共謀罪が報道の自由を破壊する」とわめいていますが、事実は、

 共謀罪が導入されていない日本は、報道の自由度ランクで72位、G7最下位。

 共謀罪が導入されているイギリスは、報道の自由度ランク38位、日本より全然上位。

 なのであります。

 どこが「共謀罪」が「言論の自由、表現の自由、報道の自由を著しく破壊」しているのでしょう。

 少なくとも共謀罪のあるイギリスのほうが共謀罪のない日本より報道の自由度ランクが上位なんですけど、これは論理破綻していませんか。

 「共謀罪は報道の自由を破壊する」「イギリスには日本にはない共謀罪がある」っていう小林氏のお話ですが、今検証したように、これってよく考えると不思議なループ、恐怖の頭の悪い螺旋(らせん)階段のようなぐじゅぐじゅな論理破綻を招くのですが、いかがでしょう。

 ほんと、おかしいこというよなあ。

 ふう。



(木走まさみず)

1人の国民1人の国民 2017/05/26 16:09 >共謀罪が導入されていない日本は、報道の自由度ランクで72位、G7最下位。

安倍政権になってから報道の自由度ランクで72位まで下がりまして、共謀罪が運用されれば日本の報道の自由度ランクはさらに下がるでしょう。
安倍政権での報道の自由度ランクの下がり方の経緯を知らなくてブログの記事にするのは勉強してないですよ。もっと丁寧に調べてからブログの記事にしてください。

elsewhereelsewhere 2017/05/26 17:24 1人の国民さんの言うことがよくわかりません。
「安倍政権での報道の自由度ランクの下がり方の経緯」
が、この記事の主旨にどう関係しているのでしょうか?

私の理解では、この記事は
「今現在の日本とイギリスの報道の自由度ランクを比較して」
そこにテロ等準備罪(共謀罪)が大きく影響すると言うのは論理的ではないとの主旨だと思います。
その通りだと思う人もいれば、そんなことないだろと思う人もいるでしょう。
この記事が間違っていると考えたなら、
「なぜ間違っていると判断できるのか?」を書いて欲しいです。単に「報道の自由度ランクの下がり方の経緯をブログ主は知らないに違いない」だけでは読み手に伝わりにくいでしょう。

1人の国民1人の国民 2017/05/26 17:29 言うことがよくわかりませんならば、今からでもすぐに勉強してください。

一般人です一般人です 2017/05/26 18:02 そもそも、あなたは共謀罪は必要、不必要どちらなのでしょうか?
それが全く分からないので、揚げ足取りにしか聞こえないんですよね。

まるで興味がないのならば無理に発言しないほうが良いと思いますよ。

変人です変人です 2017/05/26 18:15 小林氏が「木走とかいう者の虫並みの無知」と題してあなたに反論していますよ。
面白そうだから木走さんも反論してみたらどうですかね?

?嫌うだ?嫌うだ 2017/05/26 20:27 私も、小林よしのり氏とは違う論理で(同じかも?)共謀罪でテロは防げないと思います。
共謀罪は事前準備に着手したことで捕まえるわけですが、しかしホームグロウンテロは個人が過激化し突然街中で爆弾で自爆したりだとかで起きるわけで、組織的な共謀とは無関係です。今回のイギリスのテロもその類と仄聞します。これは共謀罪では防げんでしょう。
 しかし報道される限り、共謀罪の対象は組織犯罪、マフィアや古くは赤軍派がごとき継続的に犯罪に関与している相手が対象です。実際、朝日新聞が元警察庁長官(名前は忘れましたがオウムに撃たれた人)にインタビューしたら「テロは説明のための名分、実際は組織犯罪」と明言しています。実際、国際条約加盟を目指しているそうですが、それは組織犯罪が目的とのこと。
 
 ですんで、私も「自爆テロは共謀罪では防げない」と思います。その点、キバシリ様には同意ができません。

2017-05-11 聞いてるこっちが恥ずかしくなる蓮舫「二枚舌」発言

[]聞いてるこっちが恥ずかしくなる蓮舫「二枚舌」発言〜そんなことよりいまこそ憲法についてアツく議論するとき 16:12

 さて、国会における安倍首相「細かいことは読売新聞を読んでね」発言であります。

 さっそく、民進党の蓮舫代表が国会軽視とお怒りです、ご苦労様です。

(関連記事)

(産経新聞)

2017.5.9 21:55

【参院予算委】

安倍首相vs蓮舫代表詳報 蓮舫氏は「二枚舌」「ダブルスタンダード」「理解できない」と追及したものの…

http://www.sankei.com/politics/news/170509/plt1705090038-n1.html

 「二枚舌」「ダブルスタンダード」「理解できない」とさんざんです、しかしなあ「二枚舌」「ダブルスタンダード」と国会でわめく人が「二重国籍」疑惑者なのだもの、頭がくらくらしてしまいます。

 ご自身はのらりくらり疑惑追及をかわし、そして言い訳がましく弁解して最後は何の解決も見ずそれで終わり、以降国籍問題ではだんまりを決め込んでおります。

 他者には厳しいのに自分にはとっても甘い、「二枚舌」「ダブルスタンダード」とは、蓮舫さん、あなたのことでしょ、ほんとよく言うよ、聞いてるこっちが恥ずかしくなるわ、と思ったのは私だけではありますまい。

 それはともかく、蓮舫氏と安倍首相のやり取りの抜粋。

蓮舫氏「民進党の、蓮舫です。まず昨日の衆議院予算委員会における首相の『読売新聞を熟読しろ』発言。立法府軽視であり、到底容認できません。読売新聞の単独インタビューを受け、改憲の意向を表明したけれども、国会では首相だから説明しない。総裁としての考えは読売新聞を熟読しろ。国民の代表機関である国会で説明する責任を放棄していますが、撤回を致しますか」

首相「憲法改正については、内閣として改正原案を提出する考えはなく、国会の憲法審査会で各党各会派が議論すべきものであろうと考えています。私は今、行政府の長である内閣総理大臣としてこの場に立って答弁をしているわけでございます。まさに、政府の方針などについて、内閣総理大臣として答弁する義務を負っているわけであり、自民党総裁として一政党の考えを披瀝(ひれき)すべきではない、と考えているわけであります。これは国会軽視ではなく、私はむしろ憲法審査会で各党各会派による国会の議論が深まることに期待をしています」

 安倍さんとしては内閣総理大臣としての立場と自民党総裁としての立場を使い分けているのでありますね。

 自民党総裁としての憲法改正案は「読売新聞を読んでね」と、で、ここは国会だから行政府の長である内閣総理大臣としては、ここで憲法改正案を私の口から述べるわけにはいかない、と。

 よく理解できます、それでよろしい。

 蓮舫氏は「二枚舌」とか文句ばかり言わないで、日本国憲法についてもっと本質的な議論に踏み込めばいいでしょ。

 いまこそこの国の憲法について、国会にてアツく議論をするときであります。

 ・・・

 ふう。

 安倍発言の言葉尻を捉えるならば、不詳・木走ならば、ココをえぐりますですね。

 なぜ読売なのか、です。

 読売? なんで読売?

 首相憲法改正案スクープインタビュー記事が何で読売新聞独占なんだ? どうして朝日じゃないんだ? 

 産経じゃないんだ?

 当然の疑問です。

 実は、政治ジャーナリストの泉宏氏の記事によれば、安倍さんは読売主筆のナベツネさんと4月24日に密会、会食しております。

(関連記事)

(東洋経済オンライン)

安倍改憲の本丸「9条改正」に待ち受ける関門

ついに改憲をブチ上げた首相の戦略とは?

http://toyokeizai.net/articles/-/170745?page=1

 当該記事より該当箇所を抜粋ご紹介。

首相が着目したのは施行70年の節目となる憲法記念日だった。4月24日夜には、数年前に独自の改憲試案を紙上で発表した読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社主筆と会食。同26日には同紙の単独インタビュー応じ、その内容が同紙の5月3日朝刊の一面トップに掲載された。同日の集会での首相メッセージはこれを受けたもので、70年に合わせて憲法特集を組んでいた大手マスコミ各社は、首相の改憲案を競って報道した。 

 うむ、つまりです。

 読売ナベツネ主筆と安倍首相は4月24日夜密会して、同紙単独インタビューを密約したわけです。

 で同26日には同紙の単独インタビュー応じ、その内容が同紙の5月3日朝刊の一面トップに掲載されるのです。

 発行部数世界一のナベツネ率いる読売新聞が憲法記念日に一面で首相インタビューをぶっちぎりのスクープ報道をする、それ自体、胡散臭い話ですがまあそういうことが行われたのでしょう。

 で、実際この内容は国会で絶対揉めるはずなのだから、もめたら安倍ちゃんリップサービスのひとつもよろしくね、とナベツネさんがジョークをとばしたと。

 はいよ、わかりました、国会でもめたら「詳しくは読売新聞読んでね」と読売新聞のPRに一役買いましょう、と、首相がリクエストに応えました。と。

 これが密約の全貌です、どうです? ありえそうでしょ?

 以上、すべて当ブログの憶測でエントリーしてみました。

 まあこんなところでしょう。

 ・・・

 この論の本質はそんなところではないのです。

 蓮舫氏や野党は「二枚舌」とか文句ばかり言わないで、日本国憲法についてもっと本質的な議論に踏み込まなければなりません。

 船田氏も手続き論でうだうだ文句言ってないで、そんな手続きは一気にワープして、アツく本質について語るべきでしょ、そうあの時のあなたのように、激しい情熱(パッショ)を有したならば、それが正しいと信じれば世間のくだらない常識とか小さなルールは無視していいんです。

 いまこそこの国の憲法について、国会にてアツく議論をするときであります。

 だって安倍さんの提案はいろいろ論理的に難問なのですもの。

 改憲論議の最大のポイントは、戦争放棄をうたい戦力不保持を明記した「9条1・2項」の扱いです。

 憲法学者らが「自衛隊違憲論」の根拠としてきたもので、自民党改憲草案では戦力の不保持を削除し、「国防軍の保持」を盛り込んでいます。

 しかし、今回首相は「9条1・2項」はそのままにして、新たに加える第3項で自衛隊を明文化することを提起したのです。

 「加憲」を主張する公明党への配慮をしたとも言われてますが、これはしかしアクロバティックな論法を使わない限りおさまりが極めて難しいのであります。

 だって、護憲派と改憲派が角突き合わせてきた9条の1項(戦争放棄)と2項(戦力不保持)は残し、自衛隊の存在を3番目の項目として明文で書き加えるというのです。

 戦力不保持、交戦権否定なのに自衛隊明記とは、どのような手法で実現するのか、とても興味深いのです。

 ていうか、常識的には無理筋ですし・・・

 しかしです。

 せっかく安倍さんが一石投じたのです。

 いまこそこの国の憲法について、国会にてアツく議論をするときであります。

 そうは思いませんか。



(木走まさみず)

elsewhereelsewhere 2017/05/13 08:43 あえて安倍首相の発想通りに考えるなら、九条3項は、私ならこう書きますね。

「九条1項及び2項の定めには次の通りの例外を設ける。自衛及び同盟国との集団的自衛の目的に限り、陸海空軍及びその他の戦力を創設・保持・増強する。自衛の目的とは、次の通り。国民の生命・財産にかかる安全保障及び憲法二十五条に定める権利を守る目的を自衛目的とする。集団的自衛の目的とは、同盟国との関係において、同盟国の生命・財産にかかる安全を保障する目的とする。」

もちろん叩き台の叩き台にもならない愚案かもしれませんが、九条の1項2項を無効化するような文言にはなっていると考えます。
異論反論を歓迎します。

ひところひところ 2017/05/13 16:14 安倍案の3項追加は何の問題もありません。問題を感じている人は、どんな著者でも結構ですから厚めの憲法の教科書を一度読んだ方がいい。それすらしないでこの問題を議論するべきではない。それより大きな問題は、木走氏が改憲自民党案を支持しているように読めること。あれは民主主義から全体主義(北朝鮮・ロシヤ、中国あるいは回教国の体制)へシフトさせる第一歩であることが明白だからだ。精神的自由に関する基本権を公益(政権与党の利益)によって制約を認めることは日本の北朝鮮化(戦前化・オウム教団化)を進めることになってしまう。

elsewhereelsewhere 2017/05/22 03:12 ひところさんに質問ですが、「木走氏が改憲自民党案を支持しているように読める」という部分について、それは平成24年に発表された、自民党憲法改正推進本部のHPに載せられているものなのでしょうか? もしそうならば、あの改正案のどの条文が「民主主義から全体主義」へのシフトをおこす条文なのか、教えてくれませんか?
私自身はそのような部分を見つけることができなかったのですが、もし日本を全体主義にしてしまう条文があるようですと、確かにそれは問題だと考えるので。

2017-05-04 安倍政権よりよっぽど頭固くて復古調な朝日社説を愛でる

[]「答えに迷うな!堅持せよ!!」〜安倍政権よりよっぽど頭固くて復古調な朝日社説を愛でる 15:24

 朝日新聞の日替わり社説を愛でるの巻であります。

 昨日3日、憲法70年の憲法記念日の朝日新聞社説は、1面と12面に堂々2つの長文の社説を掲げています。

【1面の社説】

憲法70年 この歴史への自負を失うまい

http://www.asahi.com/articles/DA3S12921057.html?ref=editorial_backnumber

【12面の社説】

憲法70年 先人刻んだ立憲を次代へ

http://www.asahi.com/articles/DA3S12920934.html?ref=editorial_backnumber

 巻物のように長い2つの社説なのでありますが、読み解きはいたって簡単、たいしたことは主張していません。

 まず、一面社説では、安倍政権は憲法を痛めつけている、けしからんとお怒りです。

 そのような安倍政権の下で、憲法は今、深く傷つけられている。かつてない危機にあると言わざるをえない。

 集団的自衛権は9条を変えない限り行使できない――。この長年堅持されてきた憲法解釈を覆した決定に、「立憲主義の破壊」との批判がやまないのは当然だろう。

 安倍政権は戦争法案で憲法解釈を覆した、これは「立憲主義の破壊」であるとのたまいます。

 だいたい安倍政権には「謙虚さ」がない、「憲法そのものへの敬意」がないと決めつけます。

 安倍政権に欠けているのは、歴代内閣が営々と積み重ねてきた施政に対する謙虚さであり、さらに言えば、憲法そのものへの敬意ではないか。「憲法改正を国民に1回味わってもらう」という「お試し改憲」論に、憲法を粗略に扱う体質が極まっている。

 一面社説を引き継いで12面社説は「立憲」が全面に出てきます、タイトルからして「先人刻んだ立憲を次代へ」であります。

 ここもだらだら長いので大胆にはしょりますが、朝日社説に言わせると明治になって創られた「個人」という単語も憲法第13条に使われているのは「近代立憲主義の考え」からだそうです。

 個人、もその賜物(たまもの)の一つだ。

 「すべて国民は、個人として尊重される」。日本国憲法第13条は、そう定めている。

 根底に流れるのは、憲法は一人ひとりの人権を守るために国家権力を縛るものである、という近代立憲主義の考えだ。

 で、自民党草案は「個人」を「人」にしたとお怒りです。

 ところが自民党は、5年前に公表した憲法改正草案で「個人」を「人」にしてしまった。

 明治憲法を起草した伊藤博文は立憲の何たるかをちゃんと考えていた、とお嘆きです。

 明治憲法を起草した伊藤博文は、憲法を創設する精神について、第一に「君権(天皇の権限)を制限」し、第二に「臣民の権利を保護する」ことにあると力説した。むろん、その権利は一定の範囲内でしか認められないなどの限界はあった。

 だが、時代の制約の中に身を置きながら、立憲の何たるかを考えた伊藤の目に、今の政権担当者の憲法観はどう映るか。

 朝日社説は「立憲主義の思想をより豊かなものにして、次の世代に受け渡す」と高らかに結ばれています。

 70年前の日本国憲法の施行で改めて命が吹き込まれたこれらの概念と、立憲主義の思想をより豊かなものにして、次の世代に受け渡す。いまを生きる私たちが背負う重大な使命である。

 ・・・

 昨日3日の朝日新聞社説、憲法70年の憲法記念日の朝日新聞社説は、 ご覧のように巻物のように長い2つの社説なのでありますが、読み解きはいたって簡単、たいしたことは主張していませんのであります。

 キーワードはただひとつ「立憲」「立憲主義」であります。

 立憲主義とは「憲法は一人ひとりの人権を守るために国家権力を縛るものである」(朝日社説)との考え方であり、それゆえに安倍政権は憲法を守るべき、「立憲主義の思想をより豊かなものにして、次の世代に受け渡」(朝日社説)せ、との主張です。

 スバラシイ。

 安倍政権はそんな大切な立憲主義を破壊していると批判しているのであります。

「集団的自衛権は9条を変えない限り行使できない――。この長年堅持されてきた憲法解釈を覆した決定に、「立憲主義の破壊」との批判がやまない。

 スバラシキ論理であります、ピュア(純粋)な感じが、立憲「原理」主義とも表現できましょう(そんな可愛くないかもですが)。

 さてそんな憲法70年の憲法記念日の昨日、安倍首相は読売新聞に憲法9条3項に自衛隊の保持を明記する、憲法改正案を電撃的に発表いたしました。

 その内容の是非はここではあえて問いませんが、その改正案提案理由は極めて「立憲主義的」であります。

 改正項目については、戦争放棄などを定めた現行の9条1項、2項を維持した上で、憲法に規定がない自衛隊に関する条文を追加することを最優先させる意向を示します。

 現状憲法の支配下にない自衛隊を明文化することで完全に法の支配下に置く、極めて立憲主義的提案であります。

 現状7割を超す学者が違憲状態であるとし、しかし9割を越える国民がその存在を肯定している自衛隊のこの非「立憲」主義的立ち位置を、一気に精算しましょう、という提案です。

 まさに安倍首相は9条を加憲して「立憲主義の思想をより豊かなものにして、次の世代に受け渡」(朝日社説)せんと、提案したのであります。

 ・・・

 さて翌5月4日。

 朝日社説からは見事に「立憲」の2文字が完全に消え去ります。

 朝日はたった一日で社説から「立憲主義」をすてるのでございます。

(社説)憲法70年 9条の理想を使いこなす

http://www.asahi.com/articles/DA3S12922579.html?ref=editorial_backnumber

 社説は冒頭の5つの文で結論を付けています、すげえ今度は理解しやすいです、答えに迷うな、「憲法9条を堅持」しろ、です。

 戦後70年余、平和国家として歩んできた日本が、大きな岐路に立たされている。

 台頭する隣国・中国と、内向きになる同盟国・米国。北朝鮮の核・ミサイルによる軍事的挑発はやまない。

 日本は自らをどう守り、アジア太平洋地域の平和と安定のために役割を果たしていくか。

 答えに迷うことはない。

 憲法9条を堅持し、先の大戦の反省を踏まえた戦後の平和国家の歩みを不変の土台として、国際協調の担い手として生きていくべきだ。

 安倍首相が極めて具体的な自衛隊に対する憲法改正案を掲げました。

 ある意味とても「立憲主義」的にです。

 そうしたら、わかりやすいですね、朝日社説はもう立憲主義など理屈はこねません

 社説の結びを読んでください、理屈じゃない、「9条は日本の資産である」です。

 9条は日本の資産である。

 そこに込められた理想を、現実のなかで十分に使いこなす道こそ、日本の平和と社会の安定を確かなものにする。

 なるほど、スバラシイ。

 実にわかりやすい、前日あれほど使用していた「立憲」が、今日の社説には一回も「立憲」という単語が登場しないのです。

 前日はリッケン、リッケンとあれほど理屈にうるさかったのに、立憲的な安倍提案が発表されたらたった一日で、答えに迷うな、9条は日本の資産だ、と急遽ド「根性論」に転換、九条の「そこに込められた理想を、現実のなかで十分に使いこな」せと、もはや意味不明の激を飛ばすのであります。

 ふう。

 朝日編集室よ、君たちの方がよっぽど頭固くて復古調じゃないのか?

 朝日新聞の日替わり社説を愛でるの巻でありました。

 やれやれです。



(木走まさみず)

elsewhereelsewhere 2017/05/06 20:29 要は宗教の一種ですね。巷に言う所の「九条教」ですね。朝日新聞が何かを信じるのは勝手ですが、それを他人に押し付けないで欲しいものです。

2017-04-30 勝手に妄想し被害者意識増幅する国は安全保障上の無視できないリスク

[]勝手に妄想し被害者意識を増幅する国は安全保障上の無視できないリスクだと思う 12:39



 こちらが如何にあたりさわりがないように配慮したところで、勝手に妄想し勝手に被害者意識を増幅されてはかないませぬ、これではどうふるまえばよろしいのでしょう、というお話です。

 こたびの北朝鮮に関わる緊迫した情勢の中、お隣の国韓国メディアの同盟国米国同盟国仲間の日本に対する論調が、なにやらだいぶ変調をきたしているのです。

 まずは、安倍首相の国会答弁に勝手に勘違い、激怒いたします。

 なんでいつもこうなるのかなあという話ではあります。

 今回、日本政府は朝鮮半島有事に備え、国家安全保障会議(NSC)で対応策の検討に着手しているとのことが報道されております。

 北朝鮮軍兵士が難民を装い流入することが想定される武装難民への対処や、韓国在留邦人の救出を中心に、2月から検討を進めています。

 言うまでもなく、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮への圧力を強化するため、トランプ米政権が軍事行動など「あらゆる選択肢」の検討に入ったことを受けた具体的動きであります。

 安保関連法に基づく事態の認定や、日米安保条約も踏まえた米軍支援、北朝鮮国内の拉致被害者の救出も課題になっているもようです。

(関連記事)

(時事通信)

2月から朝鮮半島有事の対応検討

政府、武装難民対処や邦人救出

https://this.kiji.is/225299690989076484?c=110564226228225532

 で、安倍晋三首相は17日の衆院決算行政監視委員会で、朝鮮半島有事の際に予想される日本への難民流入の対処策を検討していることを明らかにします。

 「避難民の保護に続いて、上陸手続き、収容施設の設置および運営、(日本政府が)庇護(ひご)すべき者にあたるかのスクリーニング(ふるい分け)といった一連の対応を想定している」と述べました。

 難民の「スクリーニング(ふるい分け)」、この発言はもちろん、国家安全保障会議(NSC)で対応策が検討されている重要項目『北朝鮮軍兵士が難民を装い流入することが想定される武装難民への対処』を意識してのものであります。

 欧州の事例を持ち出すまでもなく、大量の難民が発生すると難民にまみれて凶悪なテロリストなどが入国することを警戒する必要があり、朝鮮半島有事の際には北朝鮮の武装難民の排除、スクリーニング(ふるい分け)は喫緊の課題ではあります。

(関連記事)

(産経新聞)

【朝鮮半島有事】

朝鮮半島有事には日本に難民…首相「想定内」 収容施設、ふるい分け…

http://www.sankei.com/politics/news/170418/plt1704180004-n1.html

 ニュース報道で国会における本件に関する安倍首相の答弁も動画で流れていましたが、質問者が与党自民党の瀬戸隆一氏であったこともあり、興奮することもなく粛々とスクリーニング(ふるい分け)などの一連の想定される対応を説明していました。

 まあここまでは、なんということもない日本国内の話であります。

 さて、なぜか韓国が激怒です。

 で、韓国を代表するメディアが社説を掲げるのであります、激しく日本政府に反発した怒りの社説をです。

 社説タイトルが「【社説】韓国の不幸を願い、楽しむような安倍首相の言動」であります。

(関連記事)

朝鮮日報

【社説】韓国の不幸を願い、楽しむような安倍首相の言動

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/18/2017041800512.html

 社説本文は直接お読みいただくとして、社説から安倍発言批判部分だけを抜粋、ご紹介。

 韓半島の緊張をあおるような質問も答弁もレベルの低い稚拙な言動といわざるを得ない。

 日本は「いつまで反省しなければならないのか」というが、いくら反省してみたところで、安倍首相のような人々がこのようにレベルの低い言動をすれば意味がない。

 安倍首相の言葉は少女像に対する感情的な腹いせにしか聞こえない。

 公職者たちがまるで隣国の不幸を願い、楽しむような言動でこれに迎合しようというなら、両国関係の正常化はますます遠ざかるしかない。

 ふう。

 まあ、毎回ながら、なんでいつもこうなるのかなあという話ではあります。

 どこが「韓半島の緊張をあおるような質問も答弁もレベルの低い稚拙な言動」なのでしょうか。

 なぜ、朝鮮半島有事には(北朝鮮の武装難民排除のため「難民を一旦スクリーニングして受け入れる」という日本国総理大臣の国防上当たり前の発言が、「まるで隣国の不幸を願い、楽しむような言動」と批判されなければならないのでしょうか。

 この発言のどこが「少女像に対する感情的な腹いせ」なのでしょうか。

 よく理解できません。

 このあたり前回のエントリーで取り上げましたので未読の読者はご一読あれ。

(関連エントリー)

2017-04-18「なにを勘違いして怒り出すかわからない」韓国リスクの話〜「難民を一旦スクリーニング」安倍発言に激怒する韓国メディア

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170418

 で、さらに朝鮮日報社説は日本に理不尽ななおかつ「無慈悲(苦笑)」な、怒りの矛先を向けるのであります。

 THAAD配備で中国が韓国に大人げない嫌がらせをしているのは、みなさんご承知のとおりですが、なんと朝鮮日報は中国さん、嫌がらせするなら日本の方ですよ、と理不尽な「ご注進」あそばせるわけです。

 中国様いじわるするなら韓国ではなく日本にしてください、とチクるわけです、しかも社説であります。

(朝鮮日報) 

【社説】中国が抗議すべきは韓国のTHAADではなく日本のXバンドレーダー

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/27/2017042701001.html

 当該箇所を抜粋。

 当初中国は「THAADレーダーの設置は中国を監視するのが目的」などと主張していたが、これも単なる言い掛かりだった。中国が本当に抗議すべきは韓国に配備されるTHAADのような終末段階のミサイル防衛システムではなく、前方の探知を目的として日本に配備されているXバンドレーダーの方だ。中国は韓国を思い通り操ろうとすべきでなく、また韓国の進歩勢力も中国に同調すべきでない。

 いやはや、確かに韓国のTHAADレーダーより「日本に配備されているXバンドレーダー」のほうが探知性能は上なのですが、これって新聞が社説で主張することがらなのかしら?

 いやはや、ジャイアン中国にちくるあなたはのび太かスネ夫かなんなのか、そのメンタリティがよくわからんのです。

 さらにです。

 今度は韓国聯合ニュースなどが、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対して日本は「過剰対応」していると、批判し出しました。

(関連記事)

(産経新聞)

2017.4.29 23:19

東京メトロ運転見合わせは「過剰対応」 韓国メディアが批判

http://www.sankei.com/world/news/170429/wor1704290077-n1.html

 東京メトロが「初めての挑発でもなく、北朝鮮国内に落ちただけ」なのに「利用客の不便も顧みず運行を中止した」ことで「(日本国内で)不満があふれている」と報じているのであります。

 日本政府が「戦争の恐怖を醸成することに熱を上げている」のだと批判しております。

 ・・・

 ふう。

 まとめます。

 日本国総理大臣が、朝鮮半島有事のとき、北朝鮮軍兵士が難民を装い流入することが想定されるため、そのような武装難民への対処のため、難民の「スクリーニング(ふるい分け)」すると、国防上の当たり前の国会答弁をすれば、「少女像に対する感情的な腹いせにしか聞こえない」(朝鮮日報社説)と勘違いしてお怒りです。

 中国政府が、国内旅行社に対し韓国旅行商品の販売を全面的に中止など、米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備に対する本格的な報復措置をとり、系列ゴルフ場を配備地に提供した韓国ロッテグループへの狙い撃ちも相次いでいることに対し、「中国が本当に抗議すべきは」「前方の探知を目的として日本に配備されているXバンドレーダーの方だ」(朝鮮日報社説)と、韓国じゃなくていじわるするのは日本にしてください、と主張します。

 度重なる北朝鮮の弾道ミサイル発射に対して災害大国である日本が、万全を期して交通機関の運転見合わせの措置を取り始めたことに対し、「戦争の恐怖を醸成することに熱を上げている」(韓国聯合ニュース)と批判します。

 いやはや、なにゆえにそこまでよその国の振る舞いを気になさるのか?

 これでは、こちらが如何にあたりさわりがないように配慮したところで、勝手に妄想し勝手に被害者意識を増幅されてはかないませぬ、これではどうふるまえばよろしいのでしょう、というお話です。

 こたびの北朝鮮に関わる緊迫した情勢の中、お隣の国韓国メディアの同盟国米国同盟国仲間の日本に対する論調が、なにやらだいぶ変調をきたしているのです。

 前回も指摘しましたが、これはこれでこの韓国の感情的変調は、我が国の安全保障上の無視できないリスクだと思うのです。

 こう毎回平時から過剰反応が繰り返されるとするとですよ。

 日本にとって、半島有事の際の韓国の「勘違い」による怒りの反日的暴走も、無視できないリスク因子なのですよね。

 なにを勘違いして怒り出すかわからないのであります。

 勝手に妄想し被害者意識を増幅する国は安全保障上の無視できないリスクなのであります。

 いや正直な話です。

 そう思いませんか、読者の皆さん。



(木走まさみず)

まあまあ 2017/05/01 00:58  まあ、ここら辺は背景を知らないと、何とも言えないかと。朝鮮戦争がはじまると、ソウルが火の海になるのは必須で、韓国は大損害を受ける訳です。そして、アメリカは戦争する時には事前に日本と相談すると言っている。韓国は当然戦争反対でしょうから、実質日本の判断がアメリカの判断を左右する訳です。それで、安倍さんは戦争が起こることを前提とした発言を繰り返している。こりゃ、どうみても開戦に賛成しているようにしかみえない。といったところまで、考えた上で社説を分析しないと意味がないでしょう。

elsewhereelsewhere 2017/05/01 09:08 アメリカの判断(つまり戦争が起こるかどうか?)を左右するのは日本ではなく、北朝鮮の態度ですよ。北朝鮮が国連決議に従わず、核兵器の開発を続けるようなら、日本が何を言おうがアメリカは北朝鮮への攻撃に踏み切るでしょう。逆に、日本がどれほど
「北朝鮮をやっつけてくれ。軍事的に攻撃してくれ」
とアメリカに頼んだとしても、北朝鮮が核開発を辞め、もっと穏やかな行動を取るように変化したら、アメリカは戦争には踏み切らないでしょう。

つまり、「まあ」さんは、戦争が起こる最後のキーは何かを、見誤っています。日本が何をどう言おうが、そんな事よりも北朝鮮の行動の方が大きいのです。

確かに「まあ」さんのいう通り、朝鮮戦争が再開されると韓国は大きな被害を被る可能性が高いです。しかしそれを言うなら日本も大きな被害を被る可能性は高い。その意味では同じなんですよ、韓国と日本は。
その上で、北朝鮮の行動をどう予測するか?
(つまり北朝鮮は核開発を辞めるのか?)
アメリカの行動をどう予測するか?(つまり北朝鮮の核開発が止まらない場合、アメリカはどう行動するのか?)
これらを考え、日本は日本の国益の為に行動しなければならない訳です。もちろん、韓国も同じです。その韓国が、日本に対して何を今言いだしているのか? ここに疑問符がつくわけですね。

SS 2017/05/02 00:25 >中国様いじわるするなら韓国ではなく日本にしてください、とチクるわけです

朝鮮人は700年前にもクビライ様にチクって、日本侵攻(元寇)をそそのかしていたな。
民族性ってのは何百年たっても変わらない、いい見本だ。