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2017-04-18 「難民を一旦スクリーニング」安倍発言に激怒する韓国メディア

[]「なにを勘違いして怒り出すかわからない」韓国リスクの話〜「難民を一旦スクリーニング」安倍発言に激怒する韓国メディア 17:32




 なんでいつもこうなるのかなあという話ではあります。

 さて報道によれば、日本政府が朝鮮半島有事に備え、国家安全保障会議(NSC)で対応策の検討に着手しているとのことであります。

 北朝鮮軍兵士が難民を装い流入することが想定される武装難民への対処や、韓国在留邦人の救出を中心に、2月から検討を進めています。

 必要なら予算措置も講じることも、複数の政府関係者が13日、明らかにしました。

 言うまでもなく、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮への圧力を強化するため、トランプ米政権が軍事行動など「あらゆる選択肢」の検討に入ったことを受けた具体的動きであります。

 安保関連法に基づく事態の認定や、日米安保条約も踏まえた米軍支援、北朝鮮国内の拉致被害者の救出も課題になっているもようです。

(関連記事)

(時事通信)

2月から朝鮮半島有事の対応検討

政府、武装難民対処や邦人救出

https://this.kiji.is/225299690989076484?c=110564226228225532

 で、安倍晋三首相は17日の衆院決算行政監視委員会で、朝鮮半島有事の際に予想される日本への難民流入の対処策を検討していることを明らかにします。

 「避難民の保護に続いて、上陸手続き、収容施設の設置および運営、(日本政府が)庇護(ひご)すべき者にあたるかのスクリーニング(ふるい分け)といった一連の対応を想定している」と述べました。

 難民の「スクリーニング(ふるい分け)」、この発言はもちろん、国家安全保障会議(NSC)で対応策が検討されている重要項目『北朝鮮軍兵士が難民を装い流入することが想定される武装難民への対処』を意識してのものであります。

 欧州の事例を持ち出すまでもなく、大量の難民が発生すると難民にまみれて凶悪なテロリストなどが入国することを警戒する必要があり、朝鮮半島有事の際には北朝鮮の武装難民の排除、スクリーニング(ふるい分け)は喫緊の課題ではあります。

(関連記事)

(産経新聞)

【朝鮮半島有事】

朝鮮半島有事には日本に難民…首相「想定内」 収容施設、ふるい分け…

http://www.sankei.com/politics/news/170418/plt1704180004-n1.html

 ニュース報道で国会における本件に関する安倍首相の答弁も動画で流れていましたが、質問者が与党自民党の瀬戸隆一氏であったこともあり、興奮することもなく粛々とスクリーニング(ふるい分け)などの一連の想定される対応を説明していました。

 まあここまでは、なんということもない日本国内の話であります。

 ・・・

 ・・・

 さて韓国です。

 安倍首相の国会発言に韓国ネットユーザーが激しく反発いたします。

 「朝鮮半島情勢が緊迫化する中、韓国国民の不安をあおるような安倍晋三首相の発言」(朝鮮日報)ととらえたと、韓国メディアに大きく報道されます。

 朝鮮日報記事より韓国ネットユーザーの声をご紹介。

 「夫人の問題で支持率が急降下したものだから韓国を利用するのか」

 「われわれを使ってスキャンダルを隠そうとするな」

 「(日本の)本心だ。(朝鮮半島に)戦争が起きるのを待っている。自分たちの経済が生き返るから、それに自衛隊をより強く育てるための名分にもなる。下心が見える」

 「朝鮮半島の分断に責任を負うべき犯罪者の子孫が、わが民族の対決をあおりながら自分たちの利益ばかり狙った沙汰をする」

 「日本の地震と放射能汚染による避難民発生時の対応マニュアルを作って公表しよう。われわれにどうしても必要な人だけスクリーニングして受け入れ、極右勢力と関係者は除外せよ」

 「日本が地震で滅べば避難民を受け入れるものの、選別的な受け入れ基準を設けるべきだ。朝鮮半島の核戦争よりは日本の大地震のほうがより近い未来だ」

 「われわれの運命はわれわれが決定する」

 いやしかし安倍発言のどこにそんなに怒りをおぼえるのでしょうか、やはり『スクリーニング(ふるい分け)』という言葉に過剰反応してるのかしらね。

 確かに国会での発言ではスクリーニングとは発言してもその対象が『北朝鮮の武装難民』であることは明言しませんでしたけれどですね。

(関連記事)

(朝鮮日報)

安倍首相の避難民対応発言 韓国ネットユーザーが反発

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/18/2017041800836.html

 まあ、なんでいつも韓国の人たちは日本の政治家の一部発言で、このように面倒くさい曲解をわざわざして、このように面倒くさい過剰反応をするのかなあという話ではあります。

 で、さらに脱力しちゃうのが、過激に炎上するのがネットユーザーだけではなく、韓国を代表するメディアが社説を掲げるのでありますよ、激しく日本政府に反発した怒りの社説をです。

 社説タイトルが「【社説】韓国の不幸を願い、楽しむような安倍首相の言動」であります。

(関連記事)

(朝鮮日報)

【社説】韓国の不幸を願い、楽しむような安倍首相の言動

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/18/2017041800512.html

 社説本文は直接お読みいただくとして、社説から安倍発言批判部分だけを抜粋、ご紹介。

 韓半島の緊張をあおるような質問も答弁もレベルの低い稚拙な言動といわざるを得ない。

 日本は「いつまで反省しなければならないのか」というが、いくら反省してみたところで、安倍首相のような人々がこのようにレベルの低い言動をすれば意味がない。

 安倍首相の言葉は少女像に対する感情的な腹いせにしか聞こえない。

 公職者たちがまるで隣国の不幸を願い、楽しむような言動でこれに迎合しようというなら、両国関係の正常化はますます遠ざかるしかない。

 ふう。

 まあ、毎回ながら、なんでいつもこうなるのかなあという話ではあります。

 どこが「韓半島の緊張をあおるような質問も答弁もレベルの低い稚拙な言動」なのでしょうか。

 なぜ、朝鮮半島有事には(北朝鮮の武装難民排除のため「難民を一旦スクリーニングして受け入れる」という日本国総理大臣の国防上当たり前の発言が、「まるで隣国の不幸を願い、楽しむような言動」と批判されなければならないのでしょうか。

 この発言のどこが「少女像に対する感情的な腹いせ」なのでしょうか。

 いや申し訳ありませんが、他国を代表するメディアの社説とはいえ、論理的でない、ただただ感情的であり、その筋たてが、まったく理解できません。

 でもですよ、こう毎回平時から過剰反応が繰り返されるとするとですよ。

 これですね、北朝鮮有事も困った話ではありますが、日本にとって、半島有事の際の同盟国韓国の「勘違い」による怒りの反日暴走も、無視できないリスク因子なのですよね。

 なにを勘違いして怒り出すかわからないでしょ。

 いや正直な話です。

 そう思いませんか、読者の皆さん。


(木走まさみず)

Z座標値Z座標値 2017/04/20 06:23 同感です。
ここで在日韓国人が本国を叱る・・・事ができるのなら、
助かりますがねぇ・・・。

2017-04-10 長島昭久氏の潔くない辞め方を憂う

[]長島昭久氏の潔くない離党届を憂う〜いさぎよく船とともにいったいは沈まんかい!! 18:32



 うむ、民進党の長島昭久衆議院議員が離党届を提出いたしました。

長島昭久

2017年04月10日 12:06

長島昭久「独立宣言」―真の保守をめざして

http://blogos.com/article/217584/

 離党の最大の理由は「保守政治家として譲れない一線を示す」ことだと述べています。

 失礼して当該部分を抜粋。

 このたび私が民進党を離れる決意をした最大の理由は、保守政治家として譲れない一線を示すということであります。

 共産党との選挙共闘という党方針は、私にとり受け入れ難いものです。一昨年の「安保法制廃案」の熱狂の中で、突然打ち出された共闘路線は、まともな党内論議もないまま共産党主導で進められ、最近では民進党の基本政策にまで共産党が影響を及ぼすかのような場面が目立つようになりました。消費税しかり、TPPしかり、エネルギー政策しかり、憲法改正問題しかり、そして、いま審議入りもできない状況で紛糾しているテロ等準備罪法案しかり、です。

 さらに今回の離党の行動の大義は「真の保守をこの国に確立したい」という一点にあると。

 私にとって今回の行動の大義は、「真の保守をこの国に確立したい」という一点にあります。

「真の保守」は、左右の主張を包摂しつつ、対立点について粘り強く説得に努め、この国に「秩序ある進歩」(私の尊敬する小泉信三の言葉)をもたらすことに力を注ぐべきではないかと考えます。それは、「中庸」の思想に通じるものがあります。中庸は、過剰に対する自制と不正に対する毅然とした姿勢によって、一方に偏ることなく常に調和を重んずる思想です。足して二で割るといった単純な話ではありません。中庸を保つためには、強い意志と高い理想がなければなりません。

 私は、ここに、特定の党派から独立した一人の保守政治家として、我が国を取り巻く内外の諸課題と真摯に向き合い、あるべき政治のかたちを創り上げるために、私の問題意識を共有してくださる同志の皆さんと共に、中庸を旨とした「真の保守」政治の確立という大義の実現を目指して行動を起こすものであります。

 なるほど、「中庸を旨とした「真の保守」政治の確立という大義の実現を目指して行動を起こす」ですか、その志や潔しであります。

 長島昭久氏のこたびの離党におけるその決意および「大義」に関する自己主張の内容に、当ブログとしては個々に反論するつもりはありません、と申しますかその考え方は同意できる、現状の民進党の体たらくを批判し続けてきた当ブログとしては、長島昭久氏の考え方に深くうなずけるものがあります。

 だがしかしです。

 今回の民進党長島昭久衆議院議員の離党届は、その提出のタイミングが政治家として最悪である、潔くない点で、実に残念なのであります。

 今年最大の政治決戦、東京都議会議員選挙は6月23日告示選挙期日は7月2日にせまっています、小池都知事の誕生とともに風雲急を告げる都議会選挙まで、あと三か月を切っているのです。

 その中で候補者の離党が相次ぎ組織の体をなさなくなっているのが都議会民進党です。

 もはやその政治団体から「民進」の文字すらはずしてしまっている体たらくです。

 今、蓮舫代表のおひざ元、首都東京での民進党壊滅危機にあります。

 そしてその中であなたは、民進党東京都連幹事長という要職に在りました。

 このタイミングでの「離党届」であります。

 多くの部下や仲間がまだ船内に残っているのにもかかわらず、現場で陣頭指揮を執るべき船員のリーダーが、我先に沈没しつつある船から脱出し命乞いをする、これまさに敵前逃亡であります。

 どんなにその志がご立派であろうとも、この離党のタイミングは政治家として責任を放棄するという意味で最悪であると、批判せざるを得ません。

 党の要職者の責任放棄しての選挙直前の離党鞍替え、これは結果責任が問われる政治家として、もっとも避けるべき生き様であると、当ブログは考えます。

 10年前、当時社会民主党の副党首であった横光克彦氏は、選挙直前、副党首という要職を投げ出し、社民党を離党し民主党に入党して、政治的生き残りを図りました。

 当時、当ブログはその生きざまを痛烈に批判いたしました。

(当時のエントリー)

2006-06-30 どうしても横光克彦代議士の生き様が好きになれない私

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060630

 当ブログにいわせれば当然のことなのですが、横光克彦氏はその後人望を失い落選、現在は俳優業に復帰されています。

 もう一人、みっともなくも沈むゆく船から一人脱出し政治的延命を図ったのは、辻元清美現民進党衆議院議員であります。

 2010年7月、「現実との格闘から逃げずに国民のための仕事を一つずつ進めていきたい」として社民党を離党、同年9月に辻元が民主党に入党すると、その無慈悲で無責任な振る舞いに当時の福島みずほ社民党党首は「応援した人を裏切っていくことは、一人の政治家として良いことではない。理念より権力に近寄る方を選択すると思ってしまう。すごく残念だ」と記者会見で批判します。

 辻元清美氏は今だ国会議員を続けていますが、その人望は、読者のみなさんにその評価はまかせますが、極めて低評価であります、地の底を這っていると申してよろしいでしょう。

 政治家というものは、主義主張も大事ですが、その「生き様」が肝心です。

 所属する政党が沈没直前の船のごとく苦戦必至の選挙戦を迎えて、その政党の要職にある者が、多くの仲間を捨てて我先に船を捨て(離党して)、新しい船に乗り移る。

 こんな無責任な行為はありません。

 要職にあるならば、たとえ船が沈みつつあろうとも最後の最後まで努力して、乗員や部下を一人でも多く救わなければなりません。

 もはやここまでとなれば、いさぎよく船とともにいったいは沈むべきです。

 あくまでも政治家の話です、なにも昔の船長のように柱に体をくくり船とともに命を断てとまで申しているのではありません。

 責任者として政治的責任をしっかりとってから、政治的な再起をはかればよろしいと思うのです。

 自らの責任を放棄するような、少なくともそのような誤解を受けるような振る舞いは、政治家として避けなければいけません。

 ・・・

 長島昭久さん。

 離党宣言する政治的タイミングが最悪です。

 評価できません、この辞め方は国民の多くの支持を得ることはできません。 

 もしあなたが、この単純な状況判断もできないようならば、やはり政治家としては失格でありましょう。

 このような形で政治延命を図った政治家で大成したものはいますまい。

 当ブログとしては、この離党宣言、極めて残念なのであります。



(木走まさみず)

2017-04-07 筒井康隆氏の慰安婦像に対する「衝撃的な妄言」を支持する

[]筒井康隆氏の慰安婦像に対する「衝撃的な妄言」を支持する 08:33

 さて筒井康隆氏であります。

 韓国の朝鮮日報記事によれば、「人気小説『時をかける少女』で知られる日本の小説家、筒井康隆氏が、旧日本軍慰安婦を象徴する少女像を性的に侮辱する衝撃的な妄言を発した」ということであります。

【朝鮮日報】

慰安婦:筒井康隆氏が衝撃妄言、少女像を性的に侮辱

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/06/2017040603299.html

 【朝鮮日報】記事によればツイッターの内容は強烈なものです。

 筒井氏は6日、自身のツイッターで「長嶺大使がまた韓国へ行く。慰安婦像を容認したことになってしまった」とした上で、少女像の前まで行って射精して精液まみれにしようなどと書き込んだ。

 うむ、「少女像の前まで行って射精して精液まみれにしよう」この日本の作家による「衝撃的な妄言」にお隣の国韓国は騒然としております。

 これに対してご本人は朝日新聞の取材に対して、「炎上狙った」とその意図を述べています。

【朝日新聞】

筒井康隆さん、慰安婦像への侮辱促す? 「炎上狙った」

http://www.asahi.com/articles/ASK473GJ1K47UCVL00C.html

 記事より筒井氏発言部分を抜粋。

「あんなものは昔から書いています。ぼくの小説を読んでいない連中が言っているんでしょう。本当はちょっと『炎上』狙いというところもあったんです」と明かす一方、「ぼくは戦争前から生きている人間だから、韓国の人たちをどれだけ日本人がひどいめに遭わせたかよく知っています。韓国の人たちにどうこういう気持ちは何もない」とも話している。

 うーむ、ご本人は「あんなものは昔から書いています」とあっけらかんですが、世間では批判が上がっています。朝日記事より。

 今回のブログやツイッターに対し、ネット上では「筒井さんの作風」と擁護する声がある一方、「セカンドレイプにしか受け取れない最低な発言」「不謹慎の方向がおかしくなっている」「『下劣』としか評しようがない」などと批判が上がった。韓国紙の朝鮮日報日本語版も「衝撃的な妄言」などと批判している。

 で、筒井氏らしいなあと思うのは、当該のツイッターのささやきは削除してますが、大元のブログの文章はそのまま放置(4月6日8時現在)しています、ご立派です。

筒井康隆氏『ブログ偽文士日録』

f:id:kibashiri:20170407203517p:image

http://shokenro.jp/00001452

 右ページに当該文章があります、確認のためご紹介。

筒井康隆氏『ブログ偽文士日録』1037ページより

f:id:kibashiri:20170407203342p:image

http://shokenro.jp/00001452

 長嶺大使がまた韓国へ行く。慰安婦像を容認したことになってしまった。あの少女は可愛いから、皆で前まで行って射精し、ザーメンまみれにして来よう。

 各メディア記事では「性的な侮辱表現」(朝日新聞記事)などとぼかされていますが、原文は「ザーメンまみれにして来よう」と強烈であります。

 それにしても「炎上目的」もあったとはいえ、この微妙な時期にこのお下品な慰安婦像に対する「衝撃的な妄言」(朝鮮日報)であります。

 筒井氏の真の意図はどこにあるのでしょうか?

 青春時代からツツイスト(筒井康隆氏の熱狂的なファン)を公言してきた古谷経衡氏が本件に関し、筒井氏の意図を解説しております。

筒井康隆氏の「慰安婦像ツイート炎上事件」をどう捉えるべきか?

https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20170407-00069625/

 古谷経衡氏によれば、「今回の筒井氏の「慰安婦像ツイート」を「ネット右翼」や「右傾化」の文脈でとらえる」ことは「間違い」なのだそうです。

つまり筒井文学を読解すればするほど、それが単なる「ブラックで不謹慎な作風」「タブーに挑戦する作家」などには当てはめることができず、また通俗的な「エロ・グロ・ナンセンス」に落とし込めるだけの代物でもないことなど、分かり切ったことなのである。今回の筒井氏の「慰安婦像ツイート」を「ネット右翼」や「右傾化」の文脈でとらえる向きもあるが、そのような文脈は事ほど左様に間違いであり、筒井康隆氏の作風を知っていれば、筒井氏ほど「同調圧力」に異を唱えてきた作家は居ないことが理解できるというものである。

 その真の目的は「「性に関する歴史的問題」すら相対化して笑うのだ、という氏が従前から貫いてきた批判精神や道徳への懐疑を開陳したまで」なのであると喝破いたします。

筒井氏は慰安婦像を性的表現で揶揄することによって、「慰安婦問題とはかく論じられるべきである」という同調の雰囲気を皮肉ったのであり、それを無知蒙昧なネット右翼や右傾化の文脈に絡めて批判すること自体、筒井文学のもつ批判精神から最も遠いと言わざるを得ない。筒井氏は慰安婦問題の是非を論じたのではなく、「性に関する歴史的問題」すら相対化して笑うのだ、という氏が従前から貫いてきた批判精神や道徳への懐疑を開陳したまでの事であり、それは繰り返すように、筒井氏がその作家時代の前半で盛んに開陳してきた、いわば筒井文学の根底を成すものであり、特段驚くにはあたらないのである。

 なるほど、今回の事件はツツイスト(筒井康隆氏の熱狂的なファン)でなければ理解不能な崇高な「「性に関する歴史的問題」すら相対化して笑うのだ、という氏が従前から貫いてきた批判精神や道徳への懐疑を開陳」が目的なわけですね。

 だから朝日新聞の取材でも筒井氏ご本人が渦巻く批判に対し、「ぼくの小説を読んでいない連中が言っているんでしょう」とのたまっていらっしゃるわけですね。

 そうですか、「あの少女は可愛いから、皆で前まで行って射精し、ザーメンまみれにして来よう」発言は、「「性に関する歴史的問題」すら相対化して笑うのだ、という氏が従前から貫いてきた批判精神や道徳への懐疑を開陳」だったわけです。

 ・・・

 スミマセン、ツツイストではない当ブログには、このお下品な表現の、どこが「批判精神」なのかよく理解できません、「ザーメンまみれにして来よう」あたりでしょうか、頭の悪い私にはよくわかりません。

 読者のみなさんはこの文章から、筒井氏の崇高な「性に関する歴史的問題」すら相対化して笑う批判精神を理解できましたでしょうか?

 理解できた? うむ、それはよかったです、うらやましい。

 ・・・

 さて筒井氏の崇高な批判精神への理解は各個人の受け止めに委ねるとして、それはともかく、本発言はご本人のそのような崇高な精神とは裏腹にひとり歩きしています、特にお隣の国韓国では、お下品な慰安婦像に対する「衝撃的な妄言」(朝鮮日報)として、衝撃を与えています。

 この事態をどうとらえるべきでしょうか?

 当ブログとしてはこの日本人作家の発言を肯定的に評価したいと考えます。

 そろそろ日本人の忍耐も限界だぞ、とのワーニング(警告)としての効果です。

 一般に日本人の我慢のしきい値は国際的に相当高いと思われています。

 つまり、めったなことでは日本人は怒りません。

 慰安婦問題においても韓国では、少々外交的儀礼を欠いた振る舞いを韓国がしてしまっても日本は我慢する、決して怒ったりはしない、という「甘え」がはびこっていると思うのです。

 慰安婦像を撤去するよう努力する約束をしながら、その国際的な国家間の公約を平気で無視して慰安婦像を平気で新設する、この事態に外交官を一旦帰国させた日本に対し、何の対処もせず、そればかりか、国際情勢を鑑み外交官を戻し政府要人との接触を要望した日本に対し、「いきなりは外交的に非礼」などと理由付けをしてこれを無視します。

 温厚な日本人も相当フラストレーションが溜まってきたわけで、そろそろ我慢の限界に近づいていることを、かの国にわからせるためのワーニングとして、今回のお下品な筒井発言はよろしいのではないでしょうか?

 これが日本政府要人が発言すればそれはそれで外交儀礼的問題に発展しかねませんが、そこはそれ、一日本人小説家のただの「妄言」であります。

 韓国の人々に「日本人は決して感情的にならない」「めったなことでは日本人は怒らない」という慢心があったとするならば、それに対して警告になることでしょう。

 いいかげんにしないとそろそろマジギレしますよ、と。

( かつて、日本人がマジギレしたら 帝政ロシアと大清帝国が消えて無くなり、欧州の植民地のほとんどが独立してしまったわけで、普段おとなしいこういうタイプが切れると手に負えないのですよ、と(^^ゞ )

 筒井氏の今回の発言。

 当ブログとしてはこの日本人作家のお下品発言を、そろそろ日本人の忍耐も限界だぞ、とのワーニング(警告)としての効果を、肯定的に評価・支持したいと考えます。



(木走まさみず)

虚数虚数 2017/04/09 16:58 はじめまして、通りすがりのものです。
いわゆるネトウヨ的な眼差して慰安婦問題を語ると、ほぼ「あんなぶっ細工な像で誰が抜けるかwww」となり、朝鮮戦争で米軍に支給された韓国人の慰安婦は「顔を隠すため紙袋を頭に被せられていた」という逸話がしばしば持ち出されます。
これは女性の立場から見るとかなり屈辱的なものでもあります。本意ではない性欲処理を強制されるのは屈辱ですが、性の対象にさえならないとレッテルを貼られ詰られるのもまた屈辱的なものです。
筒井康隆氏がネット上のネトウヨの罵倒を知っていたかは解りませんが、モデルはいるであろう慰安婦像(日本兵の性欲処理に当たった従軍慰安婦ではない、との証言もあります。真偽は私は解りませんが…)を「可愛らしい」と評したのは、凡百の反韓発言と一線を画していて、面白いなと感じました。
またネトウヨの言い張る「日本はとってもクリーン」に「そんな訳あるか、人間が汚らしいのは国境国籍関係ないわ」という、筋の通ったリベラルな眼差しで水を浴びせたようにも思えました。そこから目を背け、反韓発表ばかりに喜んでいる日本のネトウヨと脊髄反射で激怒している韓国はいかがなものか、とさみしくも思います。

以上は単なる1人の筒井康隆愛読者の戯言で、私の目も贔屓で曇っている可能性もありますが、どうかご容赦下さい

ななしななし 2017/04/09 19:30 はじめまして。
この件は、ファンだったとか、全部読んだとか、嘘をついてまで非難する人間がいることを示す意味もあったと思います。
氏の作品の大半はこんな調子だと思います。大使の個人名を書く必要は無かったとおもいますが。

2017-04-04 幼稚園にあってはいけない『玉座の間』

[]幼稚園にあってはいけない『玉座の間』〜実は、世間知らずが街の変わり者に利用されちまっただけの話 17:02

 さて、今回は小ネタであります。

 世間知らずのモトお嬢さんが、少しズル賢い単純熱血夫婦に、これまた単純にそのネームを利用されてしまったんのじゃないでしょうか。

 つまり世間知らずが街の変わり者に利用されちまったという、ちとコメディタッチな話。

 アンチ安倍派からは、この問題、

 ・「ネポティズム(縁故主義)の典型」(舩田クラーセンさやか氏)

 ・「国家システムの私物化」(小林よしのり氏)

 ・「裕福な右翼」による「権力と特別待遇」(朝鮮日報コラム)

2017-03-27 「森友学園」問題で現出した異論なき異様なメディアスクラム状態

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170327

 などと、厳しく糾弾されていることは承知の上です。

 また先週末、朝日・読売・毎日・産経・日経の主要5紙は本件に関する社説をそれぞれ掲げます。

【朝日新聞社説】

森友学園問題 説得力ない首相の説明

http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_gnavi

【読売新聞社説】

森友問題審議 首相夫人の立場を整理したい

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20170324-OYT1T50141.html

【毎日新聞社説】

夫人付の職員 不自然なファクス送信

http://mainichi.jp/articles/20170325/ddm/005/070/145000c

【産経新聞社説】

籠池氏喚問 国有地売却の疑問とけぬ

http://www.sankei.com/column/news/170324/clm1703240002-n1.html

【日経新聞社説】

真相解明にはさらなる国会招致がいる

http://www.nikkei.com/article/DGXKZO14438660U7A320C1EA1000/

 これが気持ち悪いほど同じベクトルの主張をピンポイントで主張しています。

 「安倍昭恵氏を国会に招致せよ!!」との主張です。

 なにかいまだダラダラ続く「森友学園」問題なのであります。

 ネット上で真面目に時事問題を取り上げているブログの末席にいる者として、多くの真面目な論客たちがこの問題になお執着しているいま、ここは言葉を慎重に選ばなければならないのでしょうが、正直この問題を取り上げるのが苦痛といいますか、どうにもキーボードが重い、筆(ふで)が重いのであります。

 だって冒頭でも指摘しましたが、これって「国家システムの私物化」(小林よしのり氏)というよりも、「世間知らずが街の変わり者に利用されちまった小話」なのじゃないかしら、と思うわけですよ、事件の本質として。

 野党やメディアや一部のネット論客たちは、この問題を大袈裟に捉えすぎていないかしら?と、その登場人物たち、間抜け(失礼?)な面々を思うと、政権が転覆するほどの疑獄にはならないだろうと思うわけです、残念だけど。

 だってですよ。

 昭恵氏が幼稚園で講演した時の控え室が『玉座の間(ぎょくざのま)』ですよ、みなさん。

 幼稚園に『玉座の間』ですと??

 ドラクエなら、玉座の裏側に回り込み『調べるコマンド』で足元調べるんです。

 ○○は、あしもとを調べた。

 ひみつの階段を見つけた。

 そうすると、地下の迷宮につながる『秘密の階段』を見つけるわけですよ、いよいよラスボスとの対決も近いと、ワクワクしちゃうわけです。

 『玉座の間(ぎょくざのま)』ってそういう空間でしょ?

 幼稚園にあっちゃ、ダメでしょ?

 誰もあまり指摘しないから当ブログが声を大にしますが、世間広しといえど『玉座の間』を有する幼稚園など、日本に、いやもしかしたら世界にここしかありますまい!

 幼稚園で講演した時の控え室が『玉座の間(ぎょくざのま)』、これだけで十分変です、アウトです。

 昭恵氏も昭恵氏です。

 この展開で、「祈ります」ですって(^^ゞ

 あなたは勇者を讃える『女神』なのか?(汗

 ・・・

 これですね。

 本当に「国家システムの私物化」(小林よしのり氏)なんていうたいそうな事件なのかしら?

 世間知らずのモトお嬢さんが、少しズル賢い単純熱血夫婦に、これまた単純にそのネームを利用されてしまっただけなのじゃないでしょうか。

 幼稚園の『玉座の間(ぎょくざのま)』でひかえるめがみさま。

 そこで、ひゃくまんえんを受け取ったとか、いないとか。

 どうなのかしら?

 どう考えてもまがぬけていませんか?

 そうは思いませんか、読者のみなさん。

  

 ふう。



(木走まさみず)

2017-03-31 ある意味あっぱれな辻元清美

[]ある意味あっぱれな辻元清美〜「他者の批判は徹底してするけど自分の批判は決して受け付けない」その生き様 16:59



 さて、民進党国会議員の辻元清美氏であります。

 実に興味深い人物です。

 優秀な頭脳の持ち主ながら、その「生き様(いきざま)」は頑固一徹、何ども同じ失敗を繰り返しながらも、そこから自らのそれまでの「生き様」を反省しつつ修正する、あるいは新たなる生き方を学ぶ、といった前向きな学習能力がまったく発動されていないのです。

 彼女の失敗パターンは単純です。

 ■第一ステージ:他者を「万人が認める正論」でもって徹底的に批判する。

 ■第二ステージ:やがてその「万人が認める正論」を辻元氏ご本人に適用され、批判の矛先がご自身に「ブーメラン」する。

 ■第三ステージ:今まで威勢よく他者批判してきた手前もあり、醜悪な対応に終始し墓穴を掘り続ける。(沈黙=>嘘で塗り固めた言い訳「そのような事実はまったくない」=>「そのような事実」が事実であると判明=>嘘がばれ辻元氏轟沈(たとえば有罪確定))

 彼女の過去事例で上記展開を、事実からトレースしておきましょう。

 それは2002年のことでした。

 当時社民党の辻元氏は、国会にて、小泉首相に対して「ソーリ!」を12回も繰り返して厳しく迫りました。

 また、鈴木宗男氏にも国会にて「あなたは疑惑の総合商社ですよ!」とバッサリ切り捨てます。

 ご存知のとおり、辻元氏に責められた鈴木宗男氏は、受託収賄罪や政治資金規正法違反も容疑となり、同年9月には証人喚問において3件の偽証をしたとして告発され、議院証言法でも訴追、やがて有罪が確定することになります。

 ところがそんな彼女が「万人が認める正論」でもって「逮捕」されてしまうわけです。

 ■第一ステージ:他者を「万人が認める正論」でもって徹底的に批判する。

・鈴木宗男氏に対し国会にて「あなたは疑惑の総合商社ですよ!」とバッサリ切り捨てます。

 ■第二ステージ:やがてその「万人が認める正論」を辻元氏ご本人に適用され、批判の矛先がご自身に「ブーメラン」する。

 ・「週刊新潮」が、元参院議員の私設秘書の女性の名義を借りて、政策秘書の給与約1500万円を国からだまし取った疑いがあるとスッパぬきます。

 ■第三ステージ:今まで威勢よく他者批判してきた手前もあり、醜悪な対応に終始し墓穴を掘り続ける。(沈黙=>嘘で塗り固めた言い訳「そのような事実はまったくない」=>「そのような事実」が事実であると判明=>嘘がばれ辻元氏轟沈(たとえば有罪確定))

 ・最初、辻元氏は社民党本部で会見をして事実無根だと一蹴します。

 「記事の内容は事実と違い、心外だ。法的措置も含めて今後の対応を検討する」(2002/03/20 東京読売新聞)

 ・だが、残念ながらこれは事実でした。

  翌2003年7月18日、辻元本人と初代政策秘書、元公設秘書、名義借り指南役とされる土井たか子党首の元政策秘書ら4名が秘書給与詐欺容疑で逮捕されます。

 ・その後辻元氏は詐欺容疑をほぼ全面的に認めるのであります。

 ・・・

 さて今回、「森友学園」問題で、またしても辻元清美氏のその頑固一徹の「生き様(いきざま)」がクローズアップされています。

 興味深いことです。

 ここまでの事実だけトレースしておきましょう。

 ■第一ステージ:他者を「万人が認める正論」でもって徹底的に批判する。

 国会にて「森友学園」問題に関し、安倍首相や昭恵夫人の対応を厳しく追求します。

 安倍首相は国会にて、100万を渡した事実は「ないことを証明することは悪魔の証明だ」と、それは論理的に不可能であると訴えます。

 ■第二ステージ:やがてその「万人が認める正論」を辻元氏ご本人に適用され、批判の矛先がご自身に「ブーメラン」する。

 ところが、籠池泰典氏の妻・諄子氏と安倍昭恵氏の間に交わされたメールを、自民党が公開したことで、民進党の辻元清美氏に対して、本件に対する「関与疑惑」が浮上してしまったのです。

 籠池夫人は辻元氏を名指しで、森友学園の幼稚園に「侵入しかけた」と批判。さらに、マスコミの前で工事の不審点を証言した者についても、「さしむけた」「潜らせた」という表現で、辻元氏が関与している可能性を昭恵氏に訴えていたのです。

 その業者が「関西生コン」関係で、その団体に辻本氏が献金を受けていた事実も発覚して、一気に問題が拡大します。

 ■第三ステージ:今まで威勢よく他者批判してきた手前もあり、醜悪な対応に終始し墓穴を掘り続ける。(沈黙=>嘘で塗り固めた言い訳「そのような事実はまったくない」=>「そのような事実」が事実であると判明=>嘘がばれ辻元氏轟沈(たとえば有罪確定))

 まずマスメディアに関し、この件は事実無根なので報道するなと、民進党として圧力を掛けます。

 なおかつ、産経など一部メディアが報じると、今度は本件に関して会見する予定としながら会見は中止となります。

 そしてペーパーにて産経報道に反論をします。

 (現在ここ)

(参考記事・サイト)

民進党の抗議に反論する−恫喝と圧力には屈しない 政治部長 石橋文登

http://www.sankei.com/politics/news/170331/plt1703310004-n2.html

「ブーメランの女王」辻元清美氏の戦略はどこが間違っているのか

http://diamond.jp/articles/-/123005

鈴木宗男事件

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%AE%97%E7%94%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 ・・・

 民進党国会議員の辻元清美氏であります。

 実に興味深い人物です。

 他者の批判は徹底してするけど自分の批判は受け付けな

 同じ過ちを繰り返すも、たくましくその「生き様」を変えようとはしないのであります。

 ある意味、あっぱれです。

 しかし皮肉なことですが、野党第一党にこのようなモラルハザードな人物が所属している限り、結果として自民党は安泰なのでありましょう。

 ふう。



(木走まさみず)

alkalifeartsalkalifearts 2017/03/31 18:35 どうせ書くならちゃんと情報を追ってから書けばいいのに。日ごろの情報源が、無教養または“見たいものだけ見る”ネトウヨと変わらないってことをわざわざアピールしてどうするよ、自称「メディア ウォッチャー」(呆)

yahevyahev 2017/04/01 19:28 本人が自覚するまで繰り返されるだけでしょう。上から目線は彼らの共通項で自らだけが正義ですから。(鳥笑)