特別展「奈良 西大寺展 〜叡尊と一門の名宝〜」三井記念美術館 その四

創建1250年記念
2017年4月15日(土)〜6月11日(日)
開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
※5月20日(土)に限り〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 毎週月曜日
※但し5月1日(月・祝)は開館。
9月18日(火)、10月9日(火)は休館
料金 一般:1300円(1100円)、大学・高校生:800円(700円)、中学生以下:無料
103-0022 中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
公式サイト http://www.mitsui-museum.jp/




三井記念美術館 その → 
→ 「三井本館」の検索結果一覧 - 旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】跡地




三井本館




さて年に九回の無償の早朝休日出勤。
本日は京橋園の2回目デス。
9時過ぎにミッションを完了し、
いくつか誘いを断りまして、
三越前駅に戻ります。
はい日本橋三井タワー1階にて、
中高の同級生みろくと、
10時に待ち合わせて、
恒例の観仏会でございまする。



奈良 西大寺展



奈良・西大寺といえば、
現在、真言律宗の総本山で、
奈良時代には東大寺に並ぶ、
壮大な伽藍を誇った、
南都七大寺の一つですが、
平安時代に衰退しまして、
鎌倉時代叡尊が復興したお寺です。
近鉄大和西大寺駅の乗換で、
電車を降りたことはありますが、
改札を出たこともなく、
私も参拝したことはありません。




重文「塔本四仏坐像」のうち 「釈迦如来坐像」  重文「塔本四仏坐像」のうち 「阿弥陀如来坐像」



重文「塔本四仏坐像」のうち、
ご覧の「釈迦如来坐像」と、
阿弥陀如来坐像」が上京お召しですが、
阿閦如来坐像」「宝生如来坐像」は、
大阪会場、山口会場のみで
四仏揃うのは大阪会場のみとか。




国宝「十二天像」のうち「閻魔天像」   国宝「十二天像」のうち「火天像」
国宝「十二天像」のうち「帝釈天像」  国宝「十二天像」のうち「水天像」




この国宝「十二天像」も、
前期4/15〜5/14と、
後期5/16〜6/11で入れ替わり、
後期の今は、
閻魔天、水天のみでした。
しかしこの水天が、
一体何にお乗りなっているのか、
解説もなかったので、
スマホで調べようとすると、
すぐに制服の警備員がすっ飛んで来て、
かなりキツく制止されてしまいました。
写真撮影を防ぐためのことのようだけど、
ホント時代遅れだよねぇ。
だったらもっと解説をしっかりして欲しい。




国宝「興正菩薩坐像」  重文「愛染明王坐像」




最近、国宝に昇格したという、
叡尊像「興正菩薩坐像」は、
木像、古色ですが、
人間味に溢れていてとても見事。
忍性所縁の重文「愛染明王坐像」も、
前期のみですでにお帰りとのことデス。
┐(´-`)┌




重文 「文殊菩薩騎獅像及び四侍者像」  重文「聖徳太子立像(孝養像)」



重文 「文殊菩薩騎獅像及び四侍者像」は、
この写真の編成ではなくて、
獅子を置いてけぼりにして、
文殊菩薩善財童子、最勝老人だけでガカーリ。
元興寺の重文「聖徳太子立像(孝養像)は、
昨年奈良でお会いしたばかりです。




→ 元興寺(極楽坊・僧房)




重文「吉祥天立像」  重文「普賢菩薩騎象像」



真言律宗とのことで、
特別出演枠扱いの、
仏像界のスーパー女性アイドル、
浄瑠璃寺の重文「吉祥天立像」は、
6/6〜6/11のみの特別期間限定で、
これまたガカーリ。。。
岩船寺の重文「普賢菩薩騎象像」は、
象に乗る普賢菩薩にしては、
とても女性的な優しいお顔でした。




重文「太山王坐像」  重文「不空羂索観音坐像」



白毫寺の重文「太山王坐像」や、
不空寺の重文「不空羂索観音坐像」など、
文化財が目白押しでしたが、
むしろ指定を受けてない、
文殊菩薩如意輪観音が、
とても美しく印象的でした。
しかし当然そんな仏像は、
ミュージアムショップに絵葉書もなく、
さらに不満を募らせまして、
三井記念美術館を後にしました次第です。

びわ湖長浜 KANNON HOUSE その四 (閉館)

営業時間 10:00〜18:00
定休日 月曜日(月曜祝日の場合はその翌日)
入場料 無料
110-0005 台東区上野2-14-27 上野の森ファーストビル1F
公式サイト http://www.nagahama-kannon-house.jp/





びわ湖長浜 KANNON HOUSE その → 




びわ湖長浜カンノンハウス




三井記念美術館の後、
やはり休日出勤で、
日本橋周辺のごみ拾いをしていたという、
ゾウと合流致しまして、
銀座線で三越前から上野に出て
最近、上京している観音様が、
入れ替わったばかりという、
びわ湖長浜KANNON HOUSEにやって来ました。





西浅井町集福寺聖観音立像 正面
西浅井町集福寺聖観音立像 左斜近景  西浅井町集福寺聖観音立像 右斜近景




平安時代後期から鎌倉時代に制作された、
木造・古色・彫眼・像高68.2cmの聖観音立像。
アゴなしぽっちゃり、
下腹部ぽっこりの、
とてもかわいらしい、
少女的な観音さまです。




西浅井町集福寺聖観音立像 後面
西浅井町集福寺聖観音立像 右斜  西浅井町集福寺聖観音立像 左斜




元々は天台宗で後に曹洞宗となった、
今は廃寺となった宗前寺の旧本尊と伝わります。
あーん、小脇に抱えて、
お持ち帰りしたいほどに、
とってもキュートな観音タソ。






西浅井町集福寺聖観音立像 正面近景  西浅井町集福寺聖観音立像 やや右斜近景




現在は西浅井町集福寺(地名のみで寺は現存せず)にある、
とある寺院の所蔵だそうですが、
通常非公開の為、寺の名称は伏せているとか。
今回は写真コンテストに参加してみようかな。

肉の大山 その二

営業時間 [月〜土] 11:00〜23:00/[日・祝] 11:00〜22:00  
定休日 元旦のみ
110-0005 台東区上野6-13-2




肉の大山 → その一




天狗?



びわ湖長浜 KANNON HOUSEから、
上野公園を縦断しまして、
午後の目的地である、
国立科学博物館を目指し歩いていると、
お山は何やら騒がしい雰囲気で、
いきなり天狗さんが高下駄で歩いてはります。



五條天神社の祭礼




どうやら五條天神社の祭礼のようです。
菅原道真を祀る天神様でありながら、
同時に医薬祖神も祀り、
またお稲荷さんも同居する神社の為、
祭礼も色々と複雑のよう。




謎の馬




祭礼の列、神輿の後に、
女性を乗せた馬が最後尾を務めますが、
乗っていたのは若い女性ではなく、
かなり年配の方でした。。。
一体どんな役割なんをだろうか。。。



さて、科博にて、
お目当の特別展の当日券を購入し、
入場整理券を貰いましたら、
ランチの為にアメ横に戻りましょう。




ちょうどお昼ドキの、
肉の大山の店内は、
十数組の待ちグループがあり、
餃子の昇竜part IIも大行列で、
もつ焼き大統領で少し待ったものの、
全く席が空く気配がありません。



中国料理 昇龍 partII → その一その二
もつ焼 大統領 支店 → その一その二





羊香味坊の行列





御徒町までテクテク足を伸ばし、
先日みろくが「孤独のグルメ」で観たという、
「羊香味坊」に行ってみるも、
ご覧の通りの大行列で、
尻尾を丸めて上野駅方面に戻りました。




肉の大山




さて戻ってみると、
待ちグループ数が一桁に減った、
肉の大山の店内席。




立ち飲みコーナーで生ビールとメンチ  とりま乾杯




番号札を貰いまして、
とりま立ち飲みコーナーで、
メンチを齧りながらビールを飲んで、
呼び出しを待つことにしました。




やみつきメンチの断面




青空の下で食べる、
この熱々のやみつきメンチと、
キンキンの生ビールもたまんないけど、
如何せん足が疲れちゃった。。。



沖縄塩トマトサワー




するとほどなく店内に通されて、
二杯目はこの沖縄塩トマトサワーは、
トマトの香りがとても強い、
しょっぱウマの焼酎割り。




唐揚げ  串焼き




さて唐揚げ、串焼きと、
メタボ系メニューを堪能しまして、
ほろ酔い加減のご機嫌気分♪
さてさと午後のお勉強は「理科」デス。

特別展「大英自然史博物館展」国立科学博物館 その二

2017年3月18日(土)〜6月11日(日)
開館時間 9:00〜17:00
(金・土〜20:00,4/30〜5/4〜18:00,入館は閉館の30分前迄)
入館料 一般・大学生 1600円
110-8718 台東区上野公園7-20
公式サイト http://www.kahaku.go.jp/
特別展公式サイト http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2017/daiei/index.html




国立科学博物館 → その一産業技術史資料情報センター(移転)





シロナガスクジラ




数年ぶりの「科博」こと、
国立科学博物館
いつも観仏会に、
無理矢理ゾウを付き合わせているもので、
たまには彼の得意分野の、
リクエストに答えました。



大英自然史博物館展入口



「大英自然史博物館展」とな?!
要するに「大英博物館」の、
「科学博物館」版いうこと?
て、ことはつまりはやはり、
大英帝国の泥棒・略奪の品評会に違いない!?
さすが写真撮影は、映像モニター以外、
フラッシュなしならOKという太っ腹。
日本の博物館・美術館も、
是非こうなって欲しいなあ。



三葉虫  



さて、まずは、
「序章 自然界の至宝 〜博物館への招待〜」。
ここで印象的だったのは、
ロッコの4億8700万年前の、
交尾中に窒息死したという、
この三葉虫の群れの化石。
まさに歓喜と絶望のレクイエム。
(;´Д`)




肉食恐竜のカギヅメ  頭足類の化石




白亜紀前期の肉食恐竜のカギヅメと、
イカの先祖と思われる、
ジュラ紀後期の頭足類の化石は、
珍しく自前、イギリスの出土品。



アジアスイギュウのツノ  インドコブラの皮



続いて、
「1章 大英自然史博物館の設立」に入り、
アジアスイギュウのツノと、
インドコブラの皮は、
統治時代のインドからの押収品??




テラコッタ製のライオン  古代エジプトのネコのミイラ



大英自然史博物館創建時に作られた、
テラコッタ製のライオン。
そして古代エジプトのネコのミイラ。
この二つが近くにあるのは、
一体どういう関連なのか、
ネコ科以外のつながりが分からない。



ダーウィンのペットだった若いガラパゴスゾウガメ



「2章 自然史博物館を貫く精神」に入り、
「2-4 チャールズ・ダーウィンの進化論」が登場。
ダーウィンがペットにしていたという、
若いガラパゴスゾウガメの標本。
あの時代はかのダーウィンとはいえ、
希少動物の保護は二の次だったのか、
てか?「若い」って、
長生きさせられなかったのかよ?!




始祖鳥  始祖鳥




そして今回一番人気だったのは、
この始祖鳥の化石です。
ジュラ紀後期、ドイツ出土?
いつかっぱらったものなんだろう?





タカアシガニ



「3章 探検がもたらした至宝」になり、
イギリスの探検隊が「研究採取」の名の下に、
略奪した品々の数々。
日本からは日本アシカや粘菌、隕石に、
写真のこのタカアシガニ




サーベルタイガー  オオナマケモノ



「4章 私たちの周りの多様な世界」には、
このアメリカ、1万2000万年前の、
サーベルタイガーや、
同じ時代のアルゼンチン、
オオナマケモノの全身骨格標本は大迫力。




霊長類の化石




霊長類の化石がいくつも並び、
フィナーレが近づく雰囲気がマシマシ。



イヌイットナイフ  イッカクの頭骨




「5章 これからの自然史博物館」は最終章。
隕石で作られているという、
このグリーンランドイヌイットのナイフは、
金銭で譲り受けたものなんだろうか?!
そして最後の最後の展示が、
なしてイッカクの頭骨なのか?、
ワテなんやようわからへんですわ知らんけど。



記念撮影コーナー



写真撮影がフラッシュなしならOKで、
この大英自然史博物館外観パネルの、
記念撮影コーナーは至れりつくせりですけど、
博物館自体のその歴史と、
各研究者の足跡はよく分かりましたが、
標本、展示品、一つ一つの説明は、
少し足りなかったような気がします。




零式艦上戦闘機  ティラノサウルス





さてすでに閉館間際の時間でしたが、
この複座の零式艦上戦闘機二一型や、
ティラノサウルスなど、
常設展を足早に見学しまして、
国立科学博物館を後に致しました。
では、みろく、ゾウ、
今回も一緒に遊んでくれてありがとう。
また一緒遊びに行こう。