まだまだつながる
相変わらず『旧聞日本橋 (岩波文庫)』を読んでいると、芋づるがあれこれ。家にあるはずの本もあれこれ。探さなくっちゃ・・・(汗)。
「KIMONO姫」Vol.6
待ちに待った「KIMONO姫」の最新号が11月17日に発売決定だそうです! 表紙の写真を某所でゲットしたけれど、今回も可愛い! 半端じゃない本づくりを毎回見せてくれている「キモノ姫」、今回も楽しみ!!
BIG BOXにて
夜9時まで開催ということで、高田馬場駅前のBIG BOXで開催中の古本市へ。文庫のワゴン、奥の単行本と大型本の棚とグルっと見て回り、あれこれ抜いてしまった・・・。一応、「ブ」で見かけるような本は、今日はパス。じゃないと、もう、持って帰れない!状態になりそうだったので(笑)。レジに向井さん(id:sedoro)がいらっしゃったので、軽くご挨拶。そうか、あの方があの”いこいさん”!!(勝手に盛り上がって、いこいさん、ごめんなさい) 向井さんに「話しかけてみたらどうですか?」と言われたけれど、意外に人見知りなもんで、ご遠慮申し上げた。
今日の収穫は、明治本あり、芸能本あり、だな。
- 作者: 有明夏夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1984/07
- メディア: 文庫
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- 作者: 開高健
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1982/10/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 衣笠貞之助
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1977/12
- メディア: 新書
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- 作者: 横田順弥
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2002/02/01
- メディア: 単行本
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辰野隆・林髞・徳川夢声『放談千夜 随筆寄席 第1巻』(春歩堂 昭和35年6月5日発行)
平山蘆江編『小唄集』(文雅堂書店 昭和29年8月20日発行)
以上。
で、とても嬉しいのが、『随筆寄席』。全8巻で、後書きによると「随筆サンケイ」という雑誌に連載された座談会を収録したものらしい。ホストが辰野隆・林髞・徳川夢声(のちに、澁澤秀雄も時々加わったとある)の3人で、第一夜のゲストが武者小路実篤!、その他、第1巻のゲストには、吉川英治、田村秋子、天羽英二、三笠宮崇仁、江戸川乱歩、中村研一、杉村春子!という方々が登場とある。
2巻以降のゲストで、気になるのが
- 2巻 小絲源太郎、日夏耿之介
- 3巻 幸田文、井伏鱒二、野村胡堂、古今亭志ん生・林家正蔵・三遊亭円生!
- 4巻 水谷八重子
- 5巻 柳家金語楼、内田百けん、サトウハチロー、正宗白鳥、高峰秀子
- 6巻 河盛好蔵、三遊亭金馬
- 7巻 長谷川伸、木村荘八、久保田万太郎、三角寛
- 8巻 東郷青児、尾崎士郎
といった人々。今後、古本屋さんや古書展で気長に探して行きたいシリーズと、期せずして出会うことができた。ちなみに、この本は”いこいさん”出品だった(笑)。
『旧聞日本橋』
高田馬場からの帰りの地下鉄の中で読了。時雨さんならではの、眼のつけどころと、その文体によって、周囲の面白い人たちが、活き活きと描かれていて、面白かった。落語の登場人物は、江戸末期から戦前にかけては、結構、身近なところに居た、リアルな人々を描写しているのかも、とちょっと納得。
解説で、前田愛さんも書いていらっしゃったけれど、下町の様々な人の様々な暮らしぶりが伺われる、こういう文章を時雨さんが残しておいてくれたことに、感謝。時雨さんのお父さんの絵が、文字で読んだだけではわかりにくい、庶民の暮らしを、具体的に描いており、今まで落語や明治を舞台にした文学でしか知らなかったことを、視覚的に知ることができた。。
初版と、戦後に出た青蛙房の『旧聞日本橋』をいつか手に入れたいものだ。
さて、次はお待ちかねの『新編 近代美人伝〈上〉 (岩波文庫)』だな。
- 作者: 長谷川時雨
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1983/08/16
- メディア: 文庫
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