フランクリン・ルーズベルト/「真珠湾攻撃」は、彼の罠だった。 2000年代初頭、日本はUSAに凌辱された。それは郵政民営化というソフトな形で行われた。当時340兆円あった郵便局の貯金、保険を民営化することで資金がゴールドマン・サックスの支配下に流れた。日本には「年次要望書」という「命令書」が継続的に渡されていて、小泉純一郎首相が従ったのだ。この会社はUSAの利益を代表する。こんな会社である――投信ピラミッドを断罪されたゴールドマン・サックスであったが、その社会的地位を戦後にわたり保証する男がいた。1927年から共同経営者となったシドニー・ワインバーグ(Sidney Weinberg)である。親…