監督 岡本喜八 脚本 倉本聰 によるSF映画。1978年11月23日東宝系にて公開 主題歌は当時『気絶するほど悩ましい』などでヒットを飛ばしていたChar(チャー) 映画自体は興行失敗に終わったが、ファンも多く、「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明もその一人で、本編中で使われる「BLOOD TYPE:BLUE」はこの作品英語題からの引用。
ブルークリスマス [DVD]
『ブルークリスマス』という映画を観た。なんでも『スター・ウォーズ』によるSFXブームの渦中に特撮映画の本家である東宝が「特撮を一切使わないSF映画」を目指して作られた意欲作であるという。 ブルークリスマス 勝野洋 Amazon あらすじはこうだ。 時は1978年、世界各地でUFOがやたらと現れるようになり、UFOと遭遇した人間は血の色が青色に変質するという異常事態が起きる。テレビ局の報道部員であるおっさんがその事実を突き止め一大スクープとして公表しようとするが、なぜか政府から圧力がかかりしまいには左遷されてしまう。一方、そのころ角刈りは……というお話である。 まあとにかくものすごく地味な作品だ…
Amazon購入ページはこちら 評価【★★★★☆】4.0/5点満点中 監督 岡本喜八脚本 倉本聰出演者 勝野洋 高橋悦史 沖雅也 岡田英次 竹下景子 仲代達矢 他… あらすじ 日本国営放送JBCの南は、UFOの実存を説いた後に失踪した兵藤博士の調査を始めるが、その矢先、JBC大型ドラマに大抜擢された新人女優・高松夕子の血が青いことをひそかに知らされ、うっかりそれを上司に漏らしてしまう。まもなくして夕子はスキャンダルで番組を降板。その裏には沖ら国防庁制服組の姿が…。 UFOを目撃した人間の血が青く変わり、権力はそんな青い血の人間を抹殺しようとする。 総評 映画を見終わった後でも、テーマソングの「…
【東京湾炎上】の時に、ちょこっと題名を出した【ブルークリスマス】(1978)。 侵略物のSF映画ですが、特撮らしい特撮は一切出てきません。 でもれっきとしたSF映画です。 そして政治スリラーでもあります。 (あらすじ) 世界各地でUFOが出現し、目撃者の血液が青くなるという事象が発生。各国政府は秘密裏に血液が青い人間を収容し、事態の隠蔽を図っていた。この事実を公表した科学者を負う報道記者と、青い血の人間対策の任を帯びた国防軍の兵士を軸に、物語はクリスマスイブの夜へと突き進んでいく・・・ www.youtube.com 物語は至ってシンプル。 UFOの目撃者の血が青くなる人間と、それを「処分」し…
昨日、東京でも桜が満開となり、やっと春らしくなってきました。マンボウも解除された上に、「関東・東北で停電か!」と騒がれていた電力不足祭も収束し、3年振りに穏やかな春を迎えたような気がします。とは言え、尾身君株によるコロナ祭はまだまだ続かせるつもりらしく、上海はロックダウンになるし、ここにきて東京の感染者数(本当は陽性者数)が増え始めたなど、お祭大好き、数字の水増し大好きなマスメディアは早くも次のイベントに向けて動き始めた感があります。さて、その尾身君株ですが、一月位前からその亜種である「ステルス尾身君」、別名「Ba2」が話題になっていましたよね。亜種とは言っても変異株なんだから、イータとかイプ…
お題「ゆっくり見たい映画」 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] www.imdb.com 一九七八年二月、京都国際科学者会議において、UFO及び宇宙人の存在の有無について演説した兵藤教授は、数名の外国人に連れ去られた。国防庁参謀本部の沖と原田は沢木のひきいるUFOとその目撃者に対処するための特殊部隊に転属された。沖は理髪店に勤める西田冴子にひかれていた。日本国営放送(JBC)の南一矢は、五代報道局長の命をうけて、兵藤教授の失跡事件の調査をはじめた。新人女優、高松夕子は、JBCの大型ドラマのヒロインに抜てきされ、幸福の絶頂にあった。一方、夕子の恋人、週刊誌記者、木所は友人の南に「…
【『EAST MEETS WEST』(2)】 真嗣「『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)を日活の編集室で編集してたとき、当時はチェーンスモーカーだったからタバコを吸うスペースで吸ってたら、そこにきたない小柄な若者がいたんです。
【『ブルークリスマス』】 『ブルークリスマス』(1978)は岡本監督のキャリア中、おそらく唯一のSF作品。脚本は『北の国から』シリーズ(1981~2002)や『風のガーデン』(2008)などで知られる巨匠・倉本聰。
鑑賞環境問わず2023年見た映画から印象的な作品をPickup。 ブランクありましたがそこそこ映画鑑賞戻ってきました。以前のように観たい作品なんでもは見れず、むしろ見落としの方が圧倒的に多くなってきましたが、それだけに偶々出会えた映画一本一本の記憶を大事にしていきたい。 THE FIRST SLAM DUNK(井上雄彦、2022年/日本) 全体としては手探りの映画制作は伝わってくるなんとも言えない構成なのだけど、その分も試合シーンの目が吸い込まれていく躍動が引き立つ。抗えなかった。 ミンナのウタ(清水崇、2023年/日本) 視点変更で「アイドルが宿泊しているホテル」が立体化してホラー装置を組み…
「ライブで着てみました。如何でしょうか?」 と 写真付きで着信! 1 メリークリスマス & ハッピーニューイヤー 古いけど 2 3 なら 4 5 いや、僕には「ブルークリスマス」 6
えべけんさんは、ウクレレの本にも関わっていました。 編曲ではなく、楽譜の浄書です。 『ウクレレで弾くクリスマス』山下正・編著 1999年 『ウクレレで弾くクリスマス』は、ヤマハミュージックメディアの発行(1999年11月20日/初版)。副題は「ウクレレレパートリー」。 B5判、64ページ。弾き語り13曲、ソロ7曲。レギュラー・チューニング。 編著は、山下正[やましたまさし]さん。 奥付に「浄書/EBEKEN」の記載があります。 ISBN4-636-65935-x 各曲に簡単な解説があります。 ウクレレ弾き語り 讃美歌メドレー(もみの木~おめでとうクリスマス~きよしこの夜) ジングル・ベル ウィ…
クリスマスの季節がやって来た。今回は、雪降る聖夜にぴったりの、「White Christmas 」、「Blue Christmas」と「Silent Night」である。オールディーズのクリスマスソングを3曲まとめて和訳してみた。 東京丸の内で見かけたクリスマスツリー(2023.11.18) 私の今までの最高の思い出のクリスマスは、新婚2ヶ月で迎えた、2人だけのクリスマスイヴ(1984年)。妻へのプレゼント(犬のぬいぐるみ)と不二家のケーキ。幸せだから流す涙もあるんだと知った、生まれて初めての夜だった。 musashino007.hatenablog.com 妻が準備した料理を2人で囲んだ小さ…
「三船プロ編」というプロダクションの枠組みでのシリーズ 竹下景子プロフィール 女優志望ではないのに演劇部に入るとすぐに転機が訪れる 三船プロに入社 ついに映画デビューを果たす お嫁さんにしたい女優No.1と呼ばれる クイズ番組でもお茶の間の人気者に 1970~80年代にはレコードも発売 寅さんのマドンナ役を3度務めて女優としての魅力を開花 三船プロから独立し舞台に進出 国内外で社会貢献活動に取り組む 祝・古希! 「三船プロ編」というプロダクションの枠組みでのシリーズ これまで昭和女優・俳優ファイルと題して さまざまな方のプロフィールを紹介したり 私なりに感じる魅力などを綴ってきましたが 今回は…
クーデターって、独特のゾクゾクする緊張感がありますよね。 日本を舞台にしたクーデターを扱った映画がありました。 それが「皇帝のいない八月」(1978)。 日本映画の中でもとりわけ強く印象に残っています。 最初に見たのはTV。 偶然後半を見たんですが、インパクト大でした。 その後、レンタルビデオで全編通して見た時は、昭和のベタな感じが気になって70点ぐらいの印象でした。 そして今回、改めて見たんですが、びっくりするぐらい面白かったです。 きっと今の日本では、こんな過激な政治スリラーは作れないでしょうね。 まさに昭和の徒花。 今は埋もれてしまって、知っている人も少なそうです。 そんな映画をレビュー…
・王欣太・ ・真島ヒロ・ ・羅川真理茂・ ・八神ひろき・ ・村枝賢一・ ・加瀬あつし・ ・片瀬茶柴・ ・曽田正人・ ・小林有吾・ ・平本アキラ・ ・野田宏・ ・竹内友・ ・石田万・ ・渡邊ダイスケ・ ・望月三起也・ ・長谷川哲也・ ・いがらしみきお・ ・山口貴由・ ・柴田ヨクサル・ ・岡野玲子・ ・ますむらひろし・ ・チャールズ・モンロー・シュルツ・ ・葦原大介・ ・魚豊・ ・二宮正明・ ・空知英秋・ ・山田芳裕・ ・よしながふみ・ ・岡崎京子・ ・つのだじろう・・植田まさし・ ・榛野なな恵・ ・「①」へ・「③」・「④」へ ・王欣太・ 代表作:漫画「蒼天航路」等 ●「蒼天航路」講談社モーニ…
なめくじに聞いてみろ 新装版 (講談社文庫) 作者:都筑道夫 講談社 Amazon 都筑道夫『なめくじに聞いてみろ』(1962年)読了。旧題『飢えた遺産』、岡本喜八監督の大傑作『殺人狂時代』の原作だ。どういうタイミングかわからないけど新装版で文庫化されていたので手に取ってみた。奇想天外な武器を操る10人の殺し屋との闘いを描く快テンポのアクション小説。いやあ楽しかった! 解説は岡本喜八監督。映画化に際しての紆余曲折やお蔵入りからカルト化までのエピソードはとても興味深い。元のシナリオは日活で宍戸錠主演の企画だったらしい。次々殺し屋が現れて技を競う『なめくじに聞いてみろ』と、ギャビン・ライアルの『深…
まずは、参加した方々はお疲れ様でした。また、「もにも〜ど」に関わった全ての人に感謝の意をここで表明したいです。本当にお疲れ様でした。特に主宰者であられるあにもにさんには最大限の感謝の意を示したいと思います。本稿の感想はまだ来ていませんがどのような感想が来るのかが楽しみです。 存分に咀嚼し、見て、聴いて、考えてください。 全体の俯瞰をした上でない混乱すると思うので本記事は本稿を読んだ後に閲覧することをお勧めします。 この記事では本原稿には載らなかった部分の一部を供養として載せます。 カットして正解だねっていうものばかりですが、一応こういう文章も当初は入っていました。というある種の補完部分を成すも…