監督 岡本喜八 脚本 倉本聰 によるSF映画。1978年11月23日東宝系にて公開 主題歌は当時『気絶するほど悩ましい』などでヒットを飛ばしていたChar(チャー) 映画自体は興行失敗に終わったが、ファンも多く、「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明もその一人で、本編中で使われる「BLOOD TYPE:BLUE」はこの作品英語題からの引用。
ブルークリスマス [DVD]
1978年・岡本喜八監督 映画監督・岡本喜八 生誕100周年記念プロジェクト」in川崎市アートセンターとして毎月特集上映していた最終回。12月は「ブルークリスマス」ってことで行ってきました。」 ビデオ、DVDではかなりの回数観ていますが、スクリーンで観るのは初めて。 中2の時、近くの映画館の近日上映のガラスケースの中にスチールが飾ってあって観たいな―と思ってたけど、年明け1979年には終わってしまっていて「あの映画はどんな映画だったんだろう?」と思うこと10年以上。レンタルビデオで初めて観て衝撃を受けて、その後DVDを買って以降ほぼ毎年クリスマスの時期になると観ていました。サントラもCDになっ…
『ブルークリスマス』という映画を観た。なんでも『スター・ウォーズ』によるSFXブームの渦中に特撮映画の本家である東宝が「特撮を一切使わないSF映画」を目指して作られた意欲作であるという。 ブルークリスマス 勝野洋 Amazon あらすじはこうだ。 時は1978年、世界各地でUFOがやたらと現れるようになり、UFOと遭遇した人間は血の色が青色に変質するという異常事態が起きる。テレビ局の報道部員であるおっさんがその事実を突き止め一大スクープとして公表しようとするが、なぜか政府から圧力がかかりしまいには左遷されてしまう。一方、そのころ角刈りは……というお話である。 まあとにかくものすごく地味な作品だ…
Amazon購入ページはこちら 評価【★★★★☆】4.0/5点満点中 監督 岡本喜八脚本 倉本聰出演者 勝野洋 高橋悦史 沖雅也 岡田英次 竹下景子 仲代達矢 他… あらすじ 日本国営放送JBCの南は、UFOの実存を説いた後に失踪した兵藤博士の調査を始めるが、その矢先、JBC大型ドラマに大抜擢された新人女優・高松夕子の血が青いことをひそかに知らされ、うっかりそれを上司に漏らしてしまう。まもなくして夕子はスキャンダルで番組を降板。その裏には沖ら国防庁制服組の姿が…。 UFOを目撃した人間の血が青く変わり、権力はそんな青い血の人間を抹殺しようとする。 総評 映画を見終わった後でも、テーマソングの「…
【東京湾炎上】の時に、ちょこっと題名を出した【ブルークリスマス】(1978)。 侵略物のSF映画ですが、特撮らしい特撮は一切出てきません。 でもれっきとしたSF映画です。 そして政治スリラーでもあります。 (あらすじ) 世界各地でUFOが出現し、目撃者の血液が青くなるという事象が発生。各国政府は秘密裏に血液が青い人間を収容し、事態の隠蔽を図っていた。この事実を公表した科学者を負う報道記者と、青い血の人間対策の任を帯びた国防軍の兵士を軸に、物語はクリスマスイブの夜へと突き進んでいく・・・ www.youtube.com 物語は至ってシンプル。 UFOの目撃者の血が青くなる人間と、それを「処分」し…
昨日、東京でも桜が満開となり、やっと春らしくなってきました。マンボウも解除された上に、「関東・東北で停電か!」と騒がれていた電力不足祭も収束し、3年振りに穏やかな春を迎えたような気がします。とは言え、尾身君株によるコロナ祭はまだまだ続かせるつもりらしく、上海はロックダウンになるし、ここにきて東京の感染者数(本当は陽性者数)が増え始めたなど、お祭大好き、数字の水増し大好きなマスメディアは早くも次のイベントに向けて動き始めた感があります。さて、その尾身君株ですが、一月位前からその亜種である「ステルス尾身君」、別名「Ba2」が話題になっていましたよね。亜種とは言っても変異株なんだから、イータとかイプ…
お題「ゆっくり見たい映画」 ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略] www.imdb.com 一九七八年二月、京都国際科学者会議において、UFO及び宇宙人の存在の有無について演説した兵藤教授は、数名の外国人に連れ去られた。国防庁参謀本部の沖と原田は沢木のひきいるUFOとその目撃者に対処するための特殊部隊に転属された。沖は理髪店に勤める西田冴子にひかれていた。日本国営放送(JBC)の南一矢は、五代報道局長の命をうけて、兵藤教授の失跡事件の調査をはじめた。新人女優、高松夕子は、JBCの大型ドラマのヒロインに抜てきされ、幸福の絶頂にあった。一方、夕子の恋人、週刊誌記者、木所は友人の南に「…
【『EAST MEETS WEST』(2)】 真嗣「『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)を日活の編集室で編集してたとき、当時はチェーンスモーカーだったからタバコを吸うスペースで吸ってたら、そこにきたない小柄な若者がいたんです。
【『ブルークリスマス』】 『ブルークリスマス』(1978)は岡本監督のキャリア中、おそらく唯一のSF作品。脚本は『北の国から』シリーズ(1981~2002)や『風のガーデン』(2008)などで知られる巨匠・倉本聰。