アイドル歌人。 1983年11月10日生まれ。北海道旭川市出身。
同名のお菓子作家ではない。枡野浩一に才能を見出され歌人となる。
枡野浩一にプロデュースされ、2001年、処女短歌集「ハッピー アイスクリーム」を上梓。
2002年には二冊目の短歌集「たぶん絶対」を上梓。
現在大学生。 はてなユーザーである(id:chiekato)。
2024年3月に読んだ本たち。 この場所であなたの名前を呼んだ 彼女はそこにいる 昨夜は殺れたかも 迷彩色の男 幸せ戦争 私はだんだん氷になった 本の背骨が最後に残る わたしにも、スターが殺せる この場所であなたの名前を呼んだ この場所であなたの名前を呼んだ (講談社文庫) 作者:加藤 千恵 講談社 Amazon NICUを舞台にした作品。NICUという言葉は聞いたことがあるけれど、実際にどういう場所なのかというのは詳しく知らなかったので、勉強にもなった。みんながみんな無事に産まれてくるわけじゃない。医療がどれだけ発展しても、きっと出産は常に母子ともに死と隣り合わせなのだろうと思う。18トリソ…
どういうわけか、小中学生の頃から詩歌や俳句が好きでした。 といっても、じっくり読み込んで解釈を___ みたいなことはせず、なんというか、それこそ音楽を聴くような感覚。 耳心地がいい、思わず口にしたくなるような言葉選び、ぼんやりと聞いていてもなんとなく情景が浮かぶ、そういう歌が好きです。 普段は使わないような気取った比喩も、詩歌ならすっとなじんでしまう。そんな魔法みたいな感じも好き。とはいえ、現代短歌を意識したのは20をとっくに過ぎてからで、本屋でジャケ買いしたとある本がきっかけでした。それが「真夜中の果物」。真夜中の果物 (幻冬舎文庫)作者:加藤千恵幻冬舎Amazonほらかわいい。女子ウケ◎。…
朝井リョウと加藤千恵のANN0 オールナイトニッポン0(ZERO) 11か月ぶり一夜限りの復活、今回も楽しかった 小説家の朝井リョウと 歌人で小説家の加藤千恵(カトチエ)が 元々2015年4月から2016年の3月まで 放送してたラジオで 俺は毎回欠かさず聴いてた もう8年ぐらい前のラジオだから 正直細かいエピソードまでは覚えていないけど 面白かったという記憶はしっかりとある 去年の10月に6年半ぶりに 一夜限りの復活があって その時のカトチエが小沢健二に会った話は 11か月経った今でもしっかりと覚えている
www.youtube.com よくこれだけ様々なジャンルの作品をこの数読めるなぁといつも感心する 東京ディストピア日記 作者:桜庭一樹 河出書房新社 Amazon 蝉かえる サーチライトと誘蛾灯 (ミステリ・フロンティア) 作者:櫻田 智也 東京創元社 Amazon イデアの影 The shadow of Ideas (中公文庫) 作者:森博嗣 中央公論新社 Amazon NOVA 2021年夏号 (河出文庫) 河出書房新社 Amazon 世界の果て、彼女 新しい韓国の文学 作者:キム・ヨンス 株式会社クオン Amazon もう死んでいる十二人の女たちと (エクス・リブリス) 作者:パク・ソ…
左右社 出版 山田航編著 「桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 加藤千恵② とはいっても私自身は少女漫画はリアルタイムでほとんど読んだことがなく、痛いサブカルオタクだったのでこの世界はある意味理想の女子の世界ですね。『俺物語‼』(河原和音、アルコ)の凛子ちゃんの世界です。現実ではなくて、理想の女の子の世界なの。 わたしたちは甘やかされて育てられてろくな傷つきかたも知らない あたしってどうやって生きてたんだっけ? あの日あなたと知り合うまでは なんかね、全然リアリティのない言葉なんだよね。でも、解…
左右社 出版 山田航編著 「桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 加藤千恵 解説に 主観的で剥き出しのモノローグをてらいもなく短歌定型に収めている 加藤千恵はある種の社会的ボリュームゾーンの代弁をしようとしていて、最初に読んだ頃の自分にはそういう「他者」の存在に気付けていなかったのだ とあります。 「短歌タイムカプセル」の時の感想に私は「誰もが自分を重ねやすい作風」と書いたのですが、これを読んで、そうじゃなかったんだとはっとしました。私にとって「あー、分かる」って思えることが、この著者(男の人)に…
書肆侃侃房 出版 東直子・佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 加藤千恵 ロッテリアのトイレでキスをするなんてたぶん絶対最初で最後 この歌、最初見た時、キスの相手は女の子なんじゃと思ってどきっとしました。多分「トイレ」っていうシチュエーションが同性を連想させたのかも。ファストフード店だから共用なんでしょうが、「たぶん絶対最初で最後」っていうのも、ケイティ・ペリーの I Kissed a Girl を連想させる感じでさぁ。今夜恋に落ちたってことじゃないのよ♡ 他にも 女子たちが幸せでありますように(男子の分は男子が祈る)…
仕事の休憩時間に行った職場近くの図書館 まだできたばかりで 綺麗で本のディスプレイの仕方もオシャレ… 居心地もよく 仕事が休みの日でも通ってしまう お気に入りの空間… 加藤千恵さんの 『あなたと食べたフィナンシェ』 ほんとはこの作家さんの別の本を探してたけど なかったのでこちらを… 表紙の色がスゴく素敵 角っこがホロっと崩れてるフィナンシェの絵も… ー人生の忘れられない場面には 必ず食べ物の記憶があったー 珠玉のショートストーリーと短歌集 人生の忘れられない場面…恋の始まりだったり、 大切な人との出会い、お別れ 何かを決めた日、何かをやめた日 ショートストーリーなのですぐに読めるけど 内容は食…
2/14のバレンタインをテーマに8編の短編から構成されるアンソロジー。 Amazon.co.jp: Valentine Stories (中公文庫 ほ 20-3) : 三羽 省吾, 中島 要, 木村 紅美, 秋吉 理香子, 加藤 千恵, 鯨 統一郎, 石井 睦美, 朝比奈 あすか: 本 ------------------------- あげる人もあげない人も、もらう人ももらわない人も、チョコが好きな人もそうじゃない人も、なぜか気になる日。心がザワザワする日――。本命チョコ、義理チョコ、友チョコ、義務チョコ、ご褒美チョコなど、様々な関係性でやりとりされる〈それ〉は、ただ甘いのか、ほろ苦いのか……
読むこと#34 加藤千恵『あなたと食べたフィナンシェ』 読んでいると、思い出す食べ物がきっとあるはず。 食べ物にまつわるショートストーリーと短歌集です。 ある食べ物が題になっていて、ショートストーリー、最後に短歌。 というのがひたすら続きます。 その数、30。(!) 1編は10ページそこそこ、短いものは4ページくらいで終わってしまう。 すごいのが、30編ぜんぶ違うこと。 仕事や恋に行き詰まる若者の話や、かと思えばどこか終末の世界のような話も。 穏やかならない事件が起こったっぽい話もある。 それと、 食べ物とストーリーの良いアンバランスさも好き。 文庫タイトルに使われた「フィナンシェ」。 「あな…
3月は久しぶりに読書の火が付いて1週間に1冊読みました。読まない月はゼロで終わってしまうので、この熱がもう少し続けばいいな。読んだ本の感想を残しておきます。 ①この場所であなたの名前を呼んだ 加藤千恵 講談社 NICU(新生児集中治療室)を舞台にした、 小さな命をめぐる感涙の物語。 著者の経験を元にした新たな代表作誕生! 新生児仮死で生まれてきた赤子の母、 胎児に染色体異常があると告げられた女性、看護師、臨床心理士、清掃員、医師ーー さまざまな視点から描かれる、NICU(新生児集中治療室)という「この場所」。 小さな命のきらめきに、こんなにも心を動かされる。 医療現場を舞台に著者が新境地を拓い…
今や誰もが一度は使った事のある出会いマッチングアプリー 今回手にした本は加藤千恵さんの作品マッチング‼️ 都内在住の彼氏なし30歳女性がマッチングアプリで色んな男性達に会っていくお話 アプリならではのあるあるネタをアラサー女性視点から描かれております。 最後のエピローグではアプリの男性達と一期一会の出会いから女主人公が新た道に進む展開となっており、上手くまとまったお話になっておりやした。 30歳独り身だと今後の人生の岐路を色々と考えてしまいそうです。 人生はやっぱり設計された通りに進めるのは難しいー
2月上旬の日記(2024年2月1日から2月15日分) 2月16日上旬分の日記をアップして1時過ぎに寝る。この二週間ほど精神的に安定していなかったというか、思いがけないことが起きると中々いつも通りにはできないし、荒れた海原がやがて凪になるのをただただ待つしかないと思い知らされた。時間は過ぎる。そのことを待つ。だけども、状況や気持ちは日々変化していくから待つだけでも難しい時もある。三週間前に友達は急に倒れて、翌朝に亡くなった。まだ一ヶ月も経っていない。実際に僕が亡くなったことを知らされてからは二週間少し、付き合いの長さといろいろと話したりしてお互いのことを知っていたことだけでも僕には彼女のような友…
オードリーの東京ドームライブを観に行った。 寝るのも起きるのも家を出るのも、すべてが緊張した。 絶対に何かが起こる。絶対に自分の中の何かが壊れて、何かが生まれる。 身体中を蝕む絶対的な”びびび”があった。 このライブにおいてはネタバレという概念がないので、未だに言語化できない感情と情景と感動と破壊を自分なりに書いてみたいと思う。 ○ “それをつくれば みんながやってくる” 全席が満員となった東京ドームをこの視野に全部おさめられるスタンド席の2階。 かつての一宮、日本武道館ライブも共にしたデラックスと観に行った。 ギリギリで合流し、席につき近況報告をして周りに聴こえない声量でお互いの好きなトーク…
pic.twitter.com/pqJ1UpN5GT— 最低やさいコーナー 🌱す40a🌱コミティア147 (@TokeruIC) 2024年2月21日 いきなり電話してごめん。過去に自分が病んでしまった時FUJIWARAの藤本さんに電話で救われた事があったから行動してしまった。申し訳ない。あなたはめちゃくちゃ面白い。自分を1番に大切にして、今はゆっくり休んでほしい。信頼出来る人が側に居てくれますように。— カジサック (@kajisac_onashas) 2024年2月22日 知らんけどさすがに梶原は心配のみで連絡入れてると思うけどな… ワケわかんなくて好き。 pic.twitter.com/…
こっそり。10代の多感な時期中心で、大学までに熱狂したもの。時代はぐちゃぐちゃ思いついた順でございやす。大学卒業後からのたったの6年でだいぶ趣味が変わりつつ増えてるのであと100は書けそう。(1995年生まれ) ニューヨーク屋敷さん&嶋佐さんの価値観に影響した100コンテンツとは?【映画/ドラマ/お笑い/音楽/漫画/ファッション/グラビアアイドル/1986年生まれ】 - YouTube 超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS ウルトラマンコスモス SPEC 古畑任三郎 山田悠介 ハリー・ポッター BUMP OF CHICKEN ドラゴンボールカ…
twitterのタイムラインで話題になっていて気になって見てみた動画が面白かったので順不同で列挙してみました。『ピンポン』に関しては映画版、アニメ版、マンガ版で入れるか悩んだけど統一しました。『ピンポン』はそれぞれの良さを色濃く持っており凄い。全部大好き。 ニューヨーク屋敷さん&嶋佐さんの価値観に影響した100コンテンツとは?【映画/ドラマ/お笑い/音楽/漫画/ファッション/グラビアアイドル/1986年生まれ】 - YouTube ゲームキューブ 笑っていいとも! 架空OL日記 タモリ倶楽部 ちびまる子ちゃん バカリズム ココリコミラクルタイプ トイ・ストーリー ポケットモンスター デジモンア…
話したいことがたくさん残ってる 中華料理で何が好きとか 加藤千恵『真夜中の果物 』 これは私が一番好きな短歌。収録された短篇集『真夜中の果物』は、4ページほどのショートストーリーにそれぞれ短歌が添えられる構成で、この短歌が添えられた「酢豚」というお話も大好き。 さて先月、その作者の新刊が出た。 わたしは好きなピアニストの海外公演を見に行く足で書店に立ち寄り、機内で読むつもりで購入。結局待ちきれずに空港で読み出してしまったのだけれど、序盤からどうにも様子がおかしい。今作もやはり表紙は可愛いのに、何かがおかしい。 いや、そうはならんやろ、と内心で3回エセ関西弁が出たところで読むのを止めた。スーツケ…
2023年は本をけっこう読めた。 数えてみると100ちょいだった。ペース的には学校がはじまってからのほうが読んでいて、よっぽどヒマしてたんだな〜という感じだ。 : 春くらいから、お友達🕺の家(本が1500冊くらいある)にあそびにいくようになったのが大きい。踊りながら仕事をする友達🕺とおしゃべりしながら本を読んで、すこしダラダラして、いくつかの本を借りて帰る、という日がちらほらあった。 借りる本を厳選するのは超たのしい。こどものころ図書館で貸しだし冊数の上限に頭をなやませていた時のような、さいこうにワクワクする時間。 :: ひまなので、本棚をひっくりかえして今年の10冊を選んでみた。 よみもの系…
“極私的” 年間ベスト 未来を予測するということ 鈴木貴博『日本経済 復活の書 2040年、世界一になる未来を予言する』 鈴木貴博『シンギュラリティの経済学 第二版』 成毛眞『2040年の未来予測』 中村尚樹『最先端の研究者に聞く 日本一わかりやすい2050の未来技術』 川口伸明『2060 未来創造の白地図 人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる』 探検家・角幡唯介の新シリーズ 角幡唯介『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』 角幡唯介『裸の大地 第二部 犬橇事始』 ビジネス書 小野壮彦『経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術』 安藤広大『とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法』 田中…
いつもお世話になっております。すがやしのぶです。 例年、この時期は『読む余熱』の原稿を書いていて忙しい状況のあるのですが、既にお察しの通り、今年度はどうやら配信がないということなので、非常にボンヤリとした年の瀬を過ごしております。その影響なのか、『THE SECOND』『キングオブコント』『THE W』『M-1グランプリ』の感想文を書かないまま、年越しを迎えようとしております。「曲がりなりにも“お笑い評論家”を名乗っている人間がそんなことでいいのか?」と、自らの態度について疑問を呈する声が聞こえなくもないですが、いつかやります。多分。きっと。そのうちに。 とはいえ、それにしても何もしないままに…