ひとりの時間。 私は、ひとりの時間が好きだ。 人間嫌いではない。人と付き合うのが、苦手なわけでもない。 ご近所さんにも、庭にいると話しかけられる。お隣さんにいたっては、毎回私を見かけると、出かけようとしているのに、お構いなしに話しかけてきて、同じ事を話す。 この間も聞いたよと思いつつ耳を傾ける。痴ほうではないのだろうが、娘さんと暮らしてはいるけれど、仕事に出ているので昼間一人で、寂しいのだろう。と思い。相槌を打っている。 そう、わたしは、相手の状況を考えて、お付き合いをするのだ。 そして、なぜか私と話をした人は「あなたと話をすると元気になる」という。 それで、どうなるというかというと、愚痴を聞…