6年前の秋、日本や東洋の美術品展示で有名な三井記念美術館(@日本橋)で開催された特別展「仏像の姿」を訪ねた時、大小の仏像が居並ぶ中、「不動明王半跏(はんか)像」という小さな仏像に魅せられた。不動明王といえばふつう憤怒(ふんぬ)の姿を想い起こされると思うが、その像は、なんと泣いていた。こういう不動明王は初めて見る。「私達人間って不動明王を泣かすほどの罪深い存在なんだ(やっぱり!)」と考えてしまい、しばし感じ入ってしまった、、あの不動明王を泣かせちゃったよ と。 写真撮影は禁止だし個人蔵なので、一期一会の仏像になるだろうと、できるだけ目に焼きつけたのだった。 さて、大河ドラマ「光る君へ」にまつわる…