「クマ被害」が相次ぐことに『有明抄26/6/8』は思う◆ウクライナ民話の絵本『てぶくろ』はおじいさんが落とした手袋で暮らそうと、動物たちが次々にやってくるお話。最初はネズミ、次にカエル、ウサギ、キツネ、オオカミ、イノシシ。動物たちは身を寄せ合って狭い手袋の中にスペースをつくる。最後にクマ「もう満員です」。動物たちはそう言いながらもクマを受け入れる◆昨年度のクマによる人的被害は過去最多の238人で、うち13人が亡くなった◆クマの市街地への出没は人里と山の境界があいまいになったことも一因だ◆絵本の世界では森の動物たちに分け隔てはないようだ。だが人間は…。ふと考える。「私も手袋に入れて」と人間がやっ…