投資家という生き物は、往々にして自分が応援している企業の不祥事には厳しいが、自分が買おうとしている企業の不祥事には絶好の押し目ではないかと鼻息を荒くする業の深い存在だ。私もその一人である。 そして私は、その業の深さを-9,890円という数字で証明した。 2026年2月、PBR1倍割れ・悪材料出尽くしと分析してアサヒグループHD(2502)を買った。3月に決算延期が発表され、4月に株価は下げ続け、そのタイミングでインプラントの支払いが重なった。私は損切りした。その後も株価は下がり続け、6月11日には業績予想の大幅下方修正まで発表された。 2026年6月現在、株価は年初来安値圏(1,500円台前半…