思い出深い本である。 アメリカが気になって再読してみた。 文章が上手く、また個人的な記憶や体験を元にしているので臨場感があり、ぐいぐい引き込まれる。ただし、歴史といっても新書一冊で記述するには、原稿枚数が不足するので、表面的な記載になるのは仕方がないことか。 フランクフォート(ケンタッキー州の州都)のホテルで「人種差別」をされたエピソードがプロローグにある。レストランに入ろうとすると「満席」と断られ、強引に入ったという話である。アメリカの「人種差別」は、優しいな。というのが私の感想であった。他の国なら、激しく罵倒され、カネだけ取られて(ワイロ)、レストランには入れないだろう。繰り返しになるが、…