今回はサラス・サラスバシー著の「エフェクチュエーション」要約後編となります。アントレプレナーシップ研究に認知科学・熟達研究の知見を適用することで「起業家個人の意思決定」の研究を深めてきた著者の研究論文となります。今回は後編ということで本書のPARTⅢとⅣを取り扱います。アントレプレナーシップと人口物の科学・ファイナンス理論・近現代哲学(功利主義・プラグマティズム)の関係性への洞察や進行中の研究テーマ・追加論点・学術的な貢献まとめなど多岐にわたります。 「エフェクチュエーション」 ■ジャンル:経営学 ■読破難易度:中(ミクロ経済学・産業組織論・行動経済学などの理論を持ちいて分析を試みます。前提や…