青い空と海を背景に、巨大なブレードが雄大に回転する風力発電所。それは、脱炭素社会の実現に向けた希望の象徴です。その風力発電が日本でまだ黎明期であった1999年から、一貫してその普及に人生を捧げてきたパイオニア企業があります。それが、日本風力開発株式会社(JWD)です。しかし、日本のグリーン・トランスフォーメーション(GX)を最前線で担うこの企業の第26期決算書には、売上高約26億円に対し、約10億円という巨額の当期純損失が記されていました。これは、事業の不振を意味するのでしょうか?いいえ、違います。これは、総合インフラ大手インフロニア・ホールディングスの強力なバックアップのもと、日本のエネルギ…