運営

私たちの生活において、「健康」への意識はますます高まっています。日々の運動習慣は、心身の健康を維持し、生活の質を高める上で欠かせない要素です。しかし、忙しい毎日の中で運動を継続することは容易ではありません。「株式会社ゼクシス」は、そんな現代人のために、これまでの常識にとらわれない理想のスポーツクラブを追求し、「スポーツクラブに通う」というライフスタイルを日本に定着させることを目指しています。 今回は、千葉、埼玉、広島、静岡で大規模なスパ＆フィットネス施設を展開する株式会社ゼクシスの決算を読み解き、その事業モデルと今後の課題についてみていきます。 【決算ハイライト（令和7年5月期）】資産合計: …

舞台、コンサート、ライブイベント。私たちが心を躍らせ、感動を分か-ち合う華やかなエンターテインメントの世界。その幕が上がるまでには、企画立案からキャスティング、演出、プロモーション、グッズ制作に至るまで、すべてをゼロから創り上げる「演劇制作会社」の存在が不可欠です。ヒットするかどうかが収益を大きく左右する、浮き沈みの激しい業界というイメージを持つ方も多いかもしれません。 今回は、東京・渋谷を拠点に、数々の舞台作品やライブイベントを世に送り出している演劇制作会社、株式会社楽日の決算を読み解きます。「楽日（らっか）」とは、千秋楽を意味する演劇用語。その社名に込められた想いと、エンターテインメント業…

ランキング参加中【公式】2025年開設ブログ 僕がタイミーと初めて出会って良い思いをさせていただいた事ばかりではなく、むしろ大変な事の方が多かったと記憶しています。 ネガティブな印象かと思いますが、この大変だったからこそ今でもタイミーには感謝していますしこうして記事に掲載させていただこうという思いになっているのもまた事実です。 「運営する」という経験は今現在の働き方に大きく影響していますし、視点が増えたというのは僕自身の強みになったと思っています。 成功体験よりも失敗体験の方が多かった僕なので、他にも同じように運営してお店を切り盛りされている方も中にはいらっしゃるかと思いますが、そんな方々にも…

私たちが訪れる博物館や科学館、企業のショールーム。その空間で体験する驚きや感動は、どのようにして生み出されているのでしょうか。展示物ひとつひとつの背後には、コンセプトの立案から空間設計、コンテンツ制作、そして日々の運営まで、すべてを統括する「総合プロデューサー」の存在があります。彼らは、訪れる人々の心を動かす「コミュニケーション環境」を創造する専門家集団です。 今回は、まさにその代表格であり、日本の数多くのミュージアムや企業文化施設の創造を手掛けてきた「株式会社トータルメディア開発研究所」の決算を読み解きます。TOPPANグループの一員として、文化と情報をかたちにする同社のユニークなビジネスモ…

週末に家族で訪れるショッピングセンター、友人との待ち合わせに利用する駅前の商業施設、少し特別な買い物に出かけるアウトレットモール。私たちの生活に彩りと楽しさを提供してくれるこれらの場所は、どのようにしてその魅力を保ち、多くの人々を惹きつけているのでしょうか。その裏側には、施設の価値を最大化するために日々奮闘するプロフェッショナル集団の存在があります。その中核を担うのが、三井不動産グループの一員である三井不動産商業マネジメント株式会社です。 今回は、「ららぽーと」や「三井アウトレットパーク」など、日本を代表する商業施設の運営・管理を手掛ける同社の決算を読み解き、巨大商業施設を動かすビジネスモデル…

東京や京都、沖縄のラグジュアリーホテル、あるいは軽井沢や箱根の優雅なリゾート。旅慣れた人々を魅了するこれらの施設は、私たちの日常に、特別な時間と空間を提供してくれます。その華やかな世界の裏側では、不動産としての価値と、ホスピタリティとしての価値を両立させる、高度な経営手腕が求められます。 今回は、日本の都心開発をリードする総合デベロッパー「森トラスト」グループのホテル＆リゾート事業を中核として担う、森トラスト・ホテルズ＆リゾーツ株式会社の決算を分析します。コロナ禍という未曽有の危機を乗り越え、インバウンド需要の急回復を追い風に、16.9億円という巨額の利益を計上した同社。そのV字回復の背景にあ…

道の駅。それは単なるドライバーの休憩所ではありません。地域の特産品が並ぶ市場であり、地元食材を味わえるレストランであり、そして人々が集い交流するコミュニティの中心です。近年、この「道の駅」を核とした地域活性化の担い手として、「まちづくり会社」と呼ばれる、官民が一体となった事業体が全国で活躍しています。 今回は、宮城県の南部に位置し、「米・豆・梅」の産地として、またJAXAの宇宙センターがある街としても知られる角田市で、「道の駅かくだ」を運営する、株式会社まちづくり角田の決算を分析します。設立7期目を迎え、累積損失を抱えながらも、今期黒字化を達成したその軌跡から、地方創生を担う「まちづくり会社」…