「さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生」伊東乾<感想>著者はオウム真理教事件・豊田亨死刑囚と東大物理学科の同級生。友人が起こした罪を友人の立場で考察するという内容だが、考察よりも著者個人の思想の比重が多い印象。一例はオウムのマントラが玉音放送と類似のものという考察。本書は第4回開高健ノンフィクション賞受賞作品なのだが、考察が入るとノンフィクションと言えるのか。考察をしたというノンフィクションといえばそれまでだが。--------------------------------オウム事犯を、戦前の大逆事件と同様、国家転覆を謀った内乱罪、国事犯だとして糾弾する人もいる。国家を転覆で…