1996年フィンランド映画。 カウリスマキ4本目、これはわかりやす いストーリー。不景気(ソ連崩壊に伴う フィンランド不況らしい)の中で失業す る夫婦の陰鬱な話なんだけど、夫婦の会 話があまりない(どれも会話がない、カ ウリスマキの特徴か)、より落ち込む。 しかしラストでは、失業した仲間たちを 呼んでレストランを再興する、ホッとす る結末で、主役のカティ・オウティネン (マッチ工場の少女の主人公でもある) にはもっと喜んでほしかったなあ。賭け で全部すってしまう夫にはヒヤヒヤした がいい人だってよかった。 ちなみにこの年のキネ旬3位だったよう だ。 浮き雲 (字幕版) カティ・オウティネン A…