道尾秀介の同名小説を原作とした映画作品。 阿部寛主演。藤匡史監督作品。
負けっぱなしの人生を送ってきた2人の詐欺師タケとテツのもとに、ひょんなことから不幸な生い立ちを背負った美人姉妹と1人の青年が転がり込んでくる。5人は家族さながらの共同生活を始め、タケが過去に起こしたある事件をきっかけに、人生の再逆転を狙った一世一代の大勝負に打って出ることになる。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
映画『カラスの親指』公式サイト
あらすじ 物語の舞台は、東京の片隅にある小さな古書店「カラスの親指」。この書店は、店主である中村鴎の個性的なキャラクターと独特な雰囲気で知られています。中村鴎は、かつては有名な詐欺師だったが、現在は過去を隠して静かな生活を送っている。彼の店には、訪れる客に対して不思議な魅力を持つ古書が並び、また店主自身も謎めいた人物です。 ある日、「カラスの親指」に一人の若い女性、雪村美咲が現れます。美咲は、母親が遺した古書を処分しようとしており、その古書の中に隠された秘密を探ってほしいと依頼します。中村は、依頼を受けることに決め、古書の中身を調べ始めます。 古書の中には、かつての中村の詐欺行為に関係すると思…
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。!(紹介文引用) いやぁ〜凄く良く出来た(緻密に練られた)小説だったなぁ。最後のどんでん返しには、完全に騙されました。この大仕掛けの大どんでん返しは、話しを一段と面白く、また、深みのあるものにしてくれました。でも、このどんでん返しが…
「カエルの小指」を読む前に再読。 作戦を進めているときのドキドキ感と 作戦のタネが明かされたときの 「え?そうだったの?」 という感情の振り幅が 大きくて2回目の今回もとても楽しめた。 作戦を開始する前、作戦が終わった後の 武沢をはじめとした登場人物の悔恨や後悔、葛藤などの 心情描写も良かった。 その後の武沢たちがどうなっているのか? 満を持して「カエルの小指」に進みます。 books.rakuten.co.jp
今回は、直木賞作家である道尾秀介さんの小説が原作の映画『カラスの親指』を観ました。 eiga.com 主演の阿部寛と村上ショージの詐欺師コンビがヤクザたちに復讐をする物語で、 詐欺師たちによる騙し合いが面白く、最後にはどんでん返しの展開もあり驚きました😄 あらすじ 主人公の武沢竹夫(タケ)は、元は真っ当なサラリーマンだったが、闇金の取り立てで職を失い、借金取りになり追い込みを行うようになる。 その結果、娘を抱えた母親が自殺してしまう。 責任を感じたタケは、ヤクザの経理資料を警察に持ち込みヤクザたちは逮捕される。 しかし、自宅を放火され娘を失ってしまう。 失意のタケは、テツとコンビを組んで詐欺師…
道尾秀介『カラスの親指』 今日は久しぶりに読書の話題で、最近読んだ2冊の本の感想です。 1冊目は道尾秀介の『カラスの親指』。 道尾秀介の本は、10年ほど前に『ソロモンの犬』を読んで以来2冊目だ。『ソロモンの犬』がいまいちだったので、次を読むことをしなかったのだが、久しぶりに読んでみようと思い、ネットで評価が高かったこの本を買ってみた。 読み始めは、なかなかいい感じ。主人公の武沢と相棒のテツの詐欺師のコンビの話はテンポよく進み読みやすく、小さなミスリードを誘う表現が随所に散りばめられており、それもうまく決まっていて、どんどんページをめくりたくなる。武沢たちがヤミ金組織からどう身をかわすかといった…
引用元:amazon.co.jp タケ(阿部寛)は、自らの不徳でヤクザに妻も娘も職も自宅も奪われ、逃げ回りながら詐欺師として生活をしていた うだつの上がらない生活をしていたテツ(村上ショージ)を拾い、二人は綾瀬に一軒家を借りて詐欺のコンビを結成 上野でひと仕事終えた二人は、スリに失敗した少女まひろ(能年玲奈)を見かける 普段なら同業者に温情はかけないところながら「困ったことが合ったらウチに来い」と一万円札を渡して逃がしてやる そして二人がある朝目覚めると、まひろを含む三人の若い男女が、居間に勝手に上がり込んでいた 2012年の公開 観る作品を決めずに向かった劇場で上映時間がちょうど良かった作品…
感想 初めはとてもドロドロした感じだけど、そうでなく… とぼけたような人たちが、実はとても暖かくて、結局それは意図されたものだったんですが、どこか、安心して読めました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d=c.crea…
10月下旬に図書館より借りた本は3冊。先週は7カ月ぶりにコロナワクチンを接種したので接種当日は休肝日。やればできるじゃん(笑)、と言う事で11月1日、2日と2日連続で休肝日を実践。 さて、10月の下旬から読み始めた大沢在昌さんの「悪魔には悪魔を」11月1日に読了。この本は今年の4月に刊行され図書館ではなかなか借りる事が出来ませんでしたが、半年もすると人気が落ち着いたのか借りることが出来ました。大沢在昌さんの作品は昨年、「俺はエージェント」「帰去来」の2冊を読んでおります。 久しぶりに読むハードボイルド小説の旗手、紫綬褒章を受章された方の本です。 「悪魔には悪魔を」双子の兄弟、兄の良は優秀で薬学…
『このミステリーがすごい!』にも作品がランクインされていた光原百合さんの訃報が伝えられました。 優しく、やわらかく、どこかファンタジー的な雰囲気を漂わせつつ、しかしだからこそ、時折、すっ、と切り込んでくるような心理的描写。その融合が非常に魅力的な、そんな作家さんだったなぁ、と個人的には感じます。 私は『十八の夏』と『最後の願い』がとても好きで、特に『十八の夏』は何だろう、ほんと夏が来るたびに思い出す、そしてこのタイトルを口ずさんでしまう、それくらいの作品です。 謹んでご冥福をお祈りいたします。 はい。 てなことで、ここからはいつも通りのテンションで参りましょうか。 年末恒例『このミステリーがす…
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。 このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、大好きな本や映画の紹介をしたりしています。 このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?! 本記事はオススメ本の紹介です! 僕は読書が大好きで、年間100冊ほど、ビジネス書や歴史書、哲学、文学、小説など雑食で読んでいます。 今回紹介する本はコチラ! カラスの親指 by rule of CROW’s thumb posted with ヨメレバ 道尾 秀介 講談社 2011年07月 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle 7net…
最近読んだ本の忘備録です!だいたい1年おきくらいにこういうブログ書いてるけど、今年はなぜか例年の倍くらい読んでて、あんま長々とまとめると大変なので、ちゃっちゃと書いていく! というわけで、以下から読んだ本の簡単なあらすじと感想!核心的なネタバレは書かないようにしてるけど、ボーダーラインが難しいからうっかりネタバレしたらごめんね(^_-)-☆ ↓↓↓↓↓ ミッドナイトスワン/内田英治 本と鍵の季節/米澤穂信 逆転美人/藤崎翔 インシテミル/米澤穂信 向日葵の咲かない夏/道尾秀介 痣/伊岡瞬 代償/伊岡瞬 ヒポクラテスの誓い/中山七里 ヒポクラテスの憂鬱/中山七里 ヒポクラテスの試練/中山七里 ヒ…
今回は、今の時点で読みたいなと思っている本をシェアしたいと思います。 誰得って、完全に自分のためのメモなのですが。 まずは、過去の直木賞受賞作から。 『塞王(さいおう)の楯(たて)』今村翔吾 『八月の御所グラウンド』万城目学 『ツミデミック』一穂ミチ その他の話題作から。 『傲慢と善良』辻村深月 『クスノキの番人』東野圭吾 『凍りのくじら』辻村深月 『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 『汝、星のごとく』凪良ゆう 『同士少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬 『そしてバトンは渡された』瀬尾まいこ 『村上海賊の娘』和田竜 『天地明察』沖方丁 『告白』渚かなえ 『夜のピクニック』恩田陸 『ザリガニの鳴くところ』…
Xで「#名刺代わりの小説10選」というハッシュタグがあり、自分も久々にポストしてみた。その作品が次の10作。 再掲す好き好き大好き超愛してる。/舞城風の歌を聴け/春樹恋に至る病/斜線堂恋文の技術/森見横浜駅SF/柞刈湯葉カラスの親指/道尾パラークシの記憶/コーニィオーデュボンの祈り/伊坂窓ぎわのトットちゃん/徹子正義と微笑/太宰#名刺代わりの小説10選 https://t.co/DchZZPWf1D — mah_ (@mah__ghost) 2024年10月10日 これは今月というか今日バージョンであり、明日の気分によっては入れ替わるリストである。なんだけど。なんだけど、一回全部お薦めさせてほ…
・タイトル まじっく快斗1412 8巻 ・点数 80点 ストーリー☆☆☆☆ 演出☆☆☆☆ 視覚的面白さ☆☆☆☆ 聴覚的面白さ☆☆☆☆ 熱中度☆☆☆☆・感想 キッドがポールにマジックを指南するシーンとかその辺の件はトムスのオリジナル演出だったか。前作のジョディ・ホッパーは日笠さんでしたが、今回の担当声優は本職じゃない発声っぽいけどそれなりに出来てるし、歌手かな?って思ったら、LAGOONのMIORIさんとのこと。 全然知らないと思ったら、前期OPテーマのバンドっていうか、ボーカル瀧本美織さん⁉️だからMIORIなのか!!という衝撃でした。 多彩なんだなぁ~って。 偽怪盗キッドの発砲とかレッド・テ…
「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する。 (紹介文引用) もし、まだ本作品を読んだ事のない方がいらっしゃるかもしれないので、今回は、出来るだけネタバレしないように書きたいと思います。 本作、凄く読んで良かったです。良かった点は、二つあります。 まず、一つ目の良かった点は、どんでん返しです。2回騙されました!!主人公の武さんを頼って来た、中学生のキョウちゃ…
メモ的に… 1. 東野圭吾『白夜行』 東野圭吾の代表作。幼少期の悲劇を背負った二人が、成長とともに運命に翻弄される姿が描かれています。謎が徐々に明らかになる展開がスリリング! 2. 貴志祐介『黒い家』 生命保険会社の調査員が怪しげな顧客と対峙し次第に恐怖に巻き込まれてしまう物語。ホラーとサスペンスの融合作! 3. 宮部みゆき『模倣犯』 連続殺人事件の謎が、複数の登場人物の視点から描かれている長編ミステリー。巧みな犯人の心理描写に引き込まれてしまい一気読みしたくなる作品。 4. 森博嗣『すべてがFになる』 工学部の教授と彼の助手が巻き込まれる奇妙な殺人事件。科学的な視点と独特なキャラクターたちが…
(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。 今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。 (8/3)200点選書。 (8/4)300点選書。 (8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。 (8/9)500点選書。 (8/10)600点選書。 (8/11)700点選書。 (8…
ペラっと積読紹介の第二弾です。 ルール①目次を除いて最低5ページ読むこと。ルール②続きが気になっても30分以上読まないこと。ルール③読んだところまでの感想などをひとこと。(できるだけ読みながら30分の間に書いていくこと) 一冊目 遠藤周作『死について考える』 二冊目 シャーロット・ブロンテ『ジェーン・エア』 三冊目 綿谷りさ『蹴りたい背中』 四冊目 ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』 五冊目 村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』 六冊目 伊藤計劃・円城塔『屍者の帝国』 七冊目 ケン・リュウ編 『金色昔日 現代中国SFアンソロジー』 八冊目 ウォルター・テヴィス 『クイ…
以上、『私にふさわしいホテル』(2024:堤幸彦)より きょう7月13日は、のんさんの誕生日です。1993年生まれの31歳になりました。おめでとうございます。兵庫県神崎郡神河町出身。2016年7月より本名から芸名をのんとする。株式会社non、および音楽レーベル「KAIWA (RE) CORD」代表。 能年玲奈さんの映画出演作は、 2010.06.05『告白』(2010:中島哲也)、 2011.02.21『動物の狩り方』(2011:森英人)※若手映画作家育成プロジェクト、 2011.04.30『アバター』(2011:和田篤司)、 2012.11.23『カラスの親指』(2012:伊藤匡史)、 20…
こんにちは、読書好きの皆さん。今日は、読後に心に深く残るミステリー小説を5つご紹介します。これらの作品は、読後に複雑な感情を抱かせることでしょう。気になる作品があれば、ぜひ手に取ってみてください。 ※このサイトはアフィリエイトプログラムを利用しています 1. 『リバース』 by 湊かなえ あらすじ 見どころ 読後の余韻 2. 『冷たい校舎の時は止まる』 by 辻村深月 あらすじ 見どころ 読後の余韻 3. 『六番目の小夜子』 by 恩田陸 あらすじ 見どころ 読後の余韻 4. 『名もなき毒』 by 宮部みゆき あらすじ 見どころ 読後の余韻 5. 『カラスの親指』 by 道尾秀介 あらすじ 見…
2024年も上半期が終わる。長いようで短い、早いようでゆっくり、いろいろと形容のしようはあるが、とにかく上半期が終わる。 そこで、今年の1月から6月までに読んだ小説(50冊)の中で、文句なしにおすすめしたい小説をまとめておきたい。尚、これはあくまでわたしが今年上半期に読んだと言うだけで、今年上半期に発売されたと言うことではないので注意されたい。また、「7」というのは、10冊だと5分の1だからありがたみないかなあ、けど5冊だともっとおすすめしたい小説もあるよなあという葛藤の末の数字である。あまりに名作のため「今更かよ」と思われる作品もあるかと思うけれど、その辺は読書初心者の言うこと、大目に見てい…
今週のお題「上半期ふりかえり」 急に読書にハマりました。正確には読書にハマる事を「許した」と言った方が正しい。そもそも活字中毒のきらいがあり、小説にハマったら購入する本の量が膨大になるのではと心配して意識的に避けていましたが推しが…推しが本を進めるYouTubeチャンネルを見つけてしまってあれよあれよと読みまくっています。今回は4月頃前後から6月下旬の現時点までで読んだ本の感想を一個の記事に全部書きたいと思います。小出しにした方が記事を継続的に楽に出せるのはわかってるけど「そんなの知らね~!!物量で殴れ~!!」って心が言うから...。 『カラスの親指』道尾秀介 初めてどんでん返しのあるミステリ…