今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。10は「ユリウス・カエサル・ルビコン以前」の下巻です。8年間のガリア遠征を通じてカエサルは脅威であるゲルマン民族を抑制しながらガリア領(現フランス・スイス)をローマ帝国の属領に組み込むことに成功します。その最中、ローマ本国の元老院派との対立を深め、三頭政治が崩壊しカエサル軍は国賊扱いされながらルビコン川を越えていくまでの過程を扱います。 「ローマ人の物語10」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。…