ヨハネス・グーテンベルク Johannes Gensfleisch zur Laden zum Gutenberg(1398年頃〜1468年2月3日) ドイツのマインツに生まれる。 西洋における活版印刷の発明者。金属活字を用いた活版印刷術は、羅針盤、火薬と並んでルネサンス三大発明の一つに数えられる。
グーテンベルクの謎 活字メディアの誕生とその後 表紙 グーテンベルクの謎 活字メディアの誕生とその後 髙宮利行 著 岩波書店 発行 1999年2月25日 第2刷発行 表紙にはグーテンベルクの肖像画がありますが、以前に読んだ本「グーテンベルクの時代」によると、グーテンベルクの顔はよくわかっていないそうです。 この肖像画はアンドレ・テーヴェ作『著名人の肖像画と生涯』(パリ、1584)に掲載された銅版画です。 はじめに 本書はグーテンベルクが発明した活版印刷術が書物の出版にいかに用いられ、いかに後世に影響を与えたかを、歴史的、文化的に探ろうとする試みである。 序章 福沢諭吉と「グーテンベルク聖書」 …
グーテンベルクの時代 印刷術が変えた世界 表紙 グーテンベルクの時代 印刷術が変えた世界 ジョン・マン著 田村勝省 訳 原書房 発行 2006年11月10日 第1刷 自分のグーテンベルクとの「出会い」はストラスブールでした。 その街にはグーテンベルク広場があり、そこに彫像もありましたが、自分がいた時は、ちょうど工事中でした。 ただ彼の顔立ちについては一切不明で、肖像画や記述も残っていないそうです。 第1章 色あせた黄金の都市マインツ グーテンベルクは「ユーデンベルク」(ユダヤ人の丘)という意味深長な名前だった。 マインツはユダヤ人にとってはヨーロッパの首都だった。 グーテンベルクの生誕年は? …
デイヴィッド・ベイカー 著 御立 英史 訳 「早回し全歴史」メモ 早回し全歴史――宇宙誕生から今の世界まで一気にわかる 作者:デイヴィッド・ベイカー ダイヤモンド社 Amazon デイヴィッド・ベイカー 著 御立 英史 訳「早回し全歴史」メモ 第3部 文化の時代 31万5000年前~現在 第9章 農業国家 土地と冨をめぐる栄枯盛衰 <まとめ> ・初期農耕時代から農業国家への移行は、①分業による大都市の出現、②文字の出現、③永年サイクルの始まりで定義。・人間の歴史は、集団学習と複雑さという大きなトレンドが、国家の盛衰という小さな出来事に影響をおよぼす歴史。・近代以前、文字に記された知識の最大の制…
◯声の力 声に関しての二つの話から。 山根基世さんの声論 <声を聞けばわかるというのが私の持論。嘘をついていたり、何かをごまかそうとしていたり、相手を小馬鹿にした姿勢は、必ず声に出るものです。人の声には、心がくっついてくる。人が本当に人と向き合った時には、声は体の芯から出てきます。 ヘブライ語では言葉をダブルと言うと、敬愛する故・森一弘司祭から教わりました。ダブルとは、その人の存在から発する「息吹」のようなもの。単なる「意味」や「情報」に還元されない「言葉」です。 その人の存在が温かければ、どんな言葉でも、相手の心を温めたり、励ましたり、希望をもたせたりできる一方で、冷たい心から発せられれば、…
フランス大統領選挙に勝利したマクロンさんの支持者集会 フランスの大統領選挙、予想通りマクロンさんの勝利となりました。画像は支持者集会の様子です。マクロンさんの基本理念を反映して、フランス国旗だけでなく、EU旗も目立ちます。前回の勝利時には、ルーブルのピラミッド前だったと思います。今回はエッフェル塔前のシャン・ドゥ・マルスのようです。ここは野外コンサートなども開かれているような場所です。自分がパリにいた時でも、小澤征爾やジョニー・アリディのコンサートが行われていました。前回よりも広々として良い場所を使うことが出来るのは、やはり現職の強みでしょうか?よくわかりません。さて、今回の大統領選挙を振り返…
今は記録の世紀と、先日のブログで書いた。 今から100年後、1000年後、いや、もっと先の1万年後から振り返った時、今世紀は記録の世紀として認識されると考えている。 偉人・賢人の活躍、知見、教えなどを知る方法は、時間を遡れば遡るほど、手段は限られてくる。私の子供が生まれた30年前ぐらいであれば、どこの家庭でも映像が残っている。私が生まれた頃であれば、シロクロの写真が少しはある時代だ。戦前になると記録はさらに限られる。 例えば、私が良く利用する神戸の地下道に、神戸の戦前の写真が展示されている。これはこれで、残っていることにとても感心する。明治あたりになるとどうだろうか?写真はほとんど存在しない。…
1. 導入:マインツとグーテンベルク 🏰 先日、知り合いがドイツのマインツを訪れたと聞いた。そこは、活版印刷の父と呼ばれるグーテンベルクが生まれた町だという。その話をきっかけに、あらためて「活版印刷とは何か」「なぜヨーロッパで大きな革命になったのか」を考えてみた。 2. 活版印刷の仕組み ⚙️ 活版印刷とは、一つひとつの文字を金属で作り、小さなスタンプのような形にしたものを「活字」と呼ぶ。その活字を金属や木の版枠にはめ込み、隙間には詰め物を入れて押さえ込む。こうして一枚の文章が固定される。文章を変えるときは活字を入れ替えるだけでよい。何度も繰り返し使える。印刷を効率化し、同じ本を大量に複製する…
月曜日18:30から渡辺橋サロンドプリンシパルでフルートアンサンブル「エスカル」の練習でした。暑い日々が続きます。体調を崩している人もいますが、みなさんお元気ですか?日曜日夜勤明けの次男は「喉が痛い。」と言い出し、ただちに隔離。私は週末に4人で1年レッスンしたフルート四重奏の本番があるので絶対に感染できない。 今も電車ではマスクに乗るのはそのためです。また、体質的に風邪やウィルスに移りやすく、重症化しやすい。ほんとに困ったものです。 で、日曜日朝ごはんから、ずっとお料理を作って2階の部屋まで送り続けています。次男は喉が痛いだけで熱はでず、元気です。部屋にこもっているのが、辛くなってきたようです…