『コールドケース(原題:Cold Case)』は、2003年よりアメリカ合衆国のCBSで放送されている刑事ドラマ。
製作総指揮
ジェリー・ブラッカイマー(「CSI:科学捜査班」シリーズ、パイレーツ・オブ・カリビアンなど)と、メレディス・スティーム
舞台
フィラデルフィアを舞台に、未解決の殺人事件(=通称“コールドケース”未解決事件専従捜査班)を女性刑事リリー・ラッシュを中心とする殺人課のメンバーが解決していく。
毎回、事件が起こった当時のヒット曲が数曲使われる等の独特の演出が視聴者から高く支持され、北米では屈指の高視聴率ドラマとなっている。
ストーリー展開
- 事件前の被害者とその周辺の様子。
- 事件が発生。被害者の死体と、解決されないまま箱に詰められた捜査資料が、未解決事件の棚へと移される。
- 現在・・・とあるきっかけで事件が動き出し、再捜査が開始。
- 事件の再捜査。主に関係者の聞き込みで進む。関係者の証言(回想)を通じて当時の様子がヒット曲と共に描かれる。
- 事件が解決(クロージングシーン)。当時の音楽をバックに、事件の当事者たちのその後が数分間のシーンに描かれる。
- 事件が起こった当時の懐メロを数多く使用してノスタルジックな雰囲気を醸し出す演出は高い評判を呼んでおり、番組のアイコンともなっている。
- あらゆるヒット曲を贅沢に使っているために、著作権の問題でDVD化が難しくなっていると言われており、シーズンを重ねているにも関わらず未だにDVD発売は無い状態である。
- 関係者との対面時、現在の関係者の姿から当時の関係者の姿へとフラッシュバックするシーンが挿入されている。
- クロージングシーンでも同じくフラッシュバックが登場する。
- 解決後は現代の登場人物(大抵はリリー)が不意に現れる事件の被害者と視線を合わせているように見える一種幻想的なシーンで番組は終了する。
キャスト
リリー・ラッシュ(演:キャスリン・モリス 声:田中敦子)
主人公。フィラデルフィア市警殺人課刑事。
スコッティ・ヴァレンズ(演:ダニー・ピノ 声:高橋広樹)
リリーの相棒。シーズン1第6話から登場。
ジョン・スティルマン(演:ジョン・フィン 声:佐々木梅治)
リリーの上司。
ニック・ヴェラ(演:ジェレミー・ラッチフォード 声:石住昭彦)
リリーの同僚。
ウィル・ジェフリーズ(演:トム・バリー 声:宝亀克寿)
コールドケース担当前のリリーの元相棒。今でも一緒に働いている。
キャット・ミラー(演:トレイシー・トムズ、声:小林さやか)
リリーの同僚。第3シーズン第10話で麻薬課から移動。
過去のキャスト
クリス・ラッシング(演:ジャスティン・チェンバース、声:土田大)
リリーの同僚。シーズン1第4話まで。
テーマソング
E.S. Posthumus「Nara」
放送
- 2008年5月現在、北米では第5シーズンまで放送されている。
- 第3シーズンまでは土曜8時から放送されていた。
- 第4シーズンから日曜9時へと移動。
日本での放送
WOWOW
第4シーズン - 2008年7月12日〜
※第4シーズンより字幕版の放送を開始
AXN
- 第1シーズン - 2007年12月29日(22:00〜)から字幕版一挙放送。
- 2008年2月12日から字幕版(火曜 22:55〜),吹き替え版(日曜 23:00〜)でレギュラー放送。
- 第2シーズン - 現在放送中
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