ロックバンド。
テリー・キャス、ロバート・ラム、ピーター・セテラ等で活動、1969年にデビュー。
デビュー盤のみ「シカゴ・トランジット・オーソリティー」名義であるが、訴訟を受け
その後はシカゴと名乗るようになる。
ホーンセクションが特徴のブラス・ロックで大人気を博し、「長い夜」「サタデイ・
イン・ザ・パーク」等を全米チャート上位に送り込んだ。しかし、テリー・キャスの
不慮の事故による他界、メンバーチェンジなど経てセールスが落ち込み、1981年には
コロムビア・レコードからの移籍を余儀なくされる。
しかしながら翌1982年、バンドは驚異的な再ブレイクを果たす。当時の売れっ子
プロデューサーであるデヴィッド・フォスターを据え、ギタリストとしてビル・
チャンプリンを加入させたシカゴは、それまでのブラスロックから路線を変更、
「素直になれなくて」等のスウィートな作品が時宜をとらえ、アルバム「シカゴ16」以降
ヒットチャートの主役へと返り咲くこととなる。
その後はセテラの脱退、ジェイソン・シェフ加入、チャンプリン脱退等落ち着きない
動きを見せながらも、'90年代に至っても支持を集めるバンドであり続けた。近年は
企画盤のリリースのみだが、活動は継続している模様。日本では「素直になれなくて」が
CMソングで使われるなど、「シカゴ16」以降のイメージが強い。
Chicago
1920年代のシカゴ。スターを夢見る平凡な主婦ロキシーは、愛人フレッドを激情から射殺してしまう。逮捕され、収監された彼女は、憧れのスターである歌手ヴェルマと知り合うが、ヴェルマには歯牙にもかけられない。ヴェルマもまた、痴情のもつれから殺人事件を起こしたのだった。やがてロキシーはやり手弁護士フリンをも利用して、裁判自体をショウとさせて、世間の注目を浴びるようになるのだが。
ブロードウェイミュージカルの傑作『シカゴ』を映像化した、ブラック・ユーモア溢れるミュージカル映画。
*1:Rated PG-13 for sexual content and dialogue, violence and thematic elements.