Ⅳ 東西間の往復運動 日本滞在記の前期と後期を比べると、チェンバレンの日本研究の面での違いの他に、彼がヨーロッパに里帰りをした回数に大きな違いがあることがわかる。 それでも日本滞在記の後半においても、ヨーロッパに里帰りした期間よりも、日本に滞在していた期間の方がずっと長い。 チェンバレンは満22歳の時の初来日から満60歳の時の最終離日までの青壮年期のおよそ6分の5の期間を日本で過ごした。 日本からヨーロッパへは当時はカナダ経由で行くのが時間的には最短で4週間で到着可能だった。 香港やスエズを通って行く西回りの航路を選ぶと、所要時間は6週間だった。 チェンバレンは日本の生活のどのようなところに魅…