苫米地英人「スコトーマの原理」とは何か? スコトーマとは何か? 「スコトーマ(Scotoma)」という言葉は、もともと眼科の医学用語です。視神経の構造上、どうしても網膜に情報が映らない「盲点」が誰にでも存在します。光は水晶体を通って網膜に像を結びますが、視神経が脳へ情報を送る経路そのものには光を受け取る細胞がないため、そこだけ像が結べないのです。 この“目に見えていないのに、気づいていない状態”を心理学に応用したのが、「スコトーマの原理」です。 「本当は目に入っているのに、脳が“重要ではない”と判断した情報は見えていないことになる」 つまり、物理的に目に入っていても、無意識のフィルターによって…