死電区間。主に、電化鉄道で直流区間と交流区間の境目に電気の流れていない区間を設け、通過中に車両側の電気回路を切り替えることでそのまま通過できるものを指す。通過時には、惰性で走行することになる(そうしないと列車が故障する恐れがある)。
長野新幹線は、交流50Hzと交流60Hzの境目を横切るため、その「切り替えセクション」が設けられているが、これを「交交デッドセクション」と呼ぶひともいる。一般のデッドセクションは「交直デッドセクション」である。
自動切替導入が困難なら運転台機器から音声による操作案内はできないか? 2025年1月25日12時50分頃、JR七尾線津幡-中津幡間で、金沢発七尾行き普通列車2両編成の2両目、パンタグラフ付近から出火する事故がありました。 交流電化区間から直流電化区間に進入するため、電源を切り替える際、運転士の切り替え操作が遅れたことから、屋根上から大きな電流が流れて火災になったとみられます。 同区間では2016年4月にも同様の、電流切り替え操作の遅れがありましたが、今回のような出火事故にはならなかったとのことです。 電流切り替え作業忘れの防止策は二つ 今回の事故の再発防止には、JR東日本が常磐線取手-藤代に導…
この夏の「青春18きっぷ」の旅はまだ2回しか出かけていないのに9月になってしまった。列島各地に記録的な豪雨をもたらした台風10号が予想以上にのろのろと迷走し、まだ影響が残っている。9月1日朝の時点で東海道新幹線は東京~名古屋間で運転見合わせ、東海道線も小田原~熱海間で運転見合わせ、小田急線も伊勢原~秦野間で線路の盛り土が崩れて運転見合わせ。要するに東京から西へ向かうのは難しい状況だ。北関東方面のほうがまだマシではないかと考え、とりあえず9月1日に栃木県方面へ出かけてきた。行きたい場所は別にあるのだが、それは来週、天気が回復していることを期待して、今週はとりあえず栃木県あたりへ。 朝食後に家を出…
415系の交直流切替とモーター音、山陽新幹線500系・700系をこの夏に楽しむ計画です 昨日の拙「JR九州『運賃・料金改定の申請』から415系の後継形式をよむ」の関連編で、今回は415系に対する思い入れ話です。 山陽線下り普通列車415系は下関を発車後、20‰勾配を下りながら、関門トンネル3.6キロを高速で走り抜け、再び20‰の上り勾配を上がり、直流から交流へのデッドセクションを通過して門司駅に到着します。 門司発の上り列車は、門司駅を発車後すぐに交流から直流への電流切り替えをしてから、25‰の勾配に立ち向かい、下関に向かいます。 415系の魅力とは ここで、下関-門司を中心とする415系の魅…
415系置換は、九州内電化区間は821系、関門間はYC1系? JR九州から、2024年7月19日付けで「運賃・料金改定の申請について」のニュースリリースがありました。 この中で、山陽線下関-門司の交直流デッドセクションを通過する、交直両用電車415系の置き換えについての話題があります。 リリース内容の該当部分を引用させていただきます。 (以下引用) 10. 利用者サービス向上策、(1) 安全・安心・環境効率のさらなる追求、ウ. 環境負荷の低減から環境性能が大幅に向上した次世代の近郊型電車(821 系)及び蓄電池搭載型ディーゼルエレクトリック車両(YC1系)を導入し、旧型車両の置換えを随時進めて…
九州Day2ですが本当は筑豊あたりと西鉄乗って佐賀線とかも考えていたのですが、この日は大雨で北九州地方のダイヤはメロメロになってしまいました。天気に文句を言っても仕方ないですので国鉄型を探しに本州まで遠征(?)しました 博多駅から小倉に行き、関門海峡を抜けて下関から厚狭まで行きました。山口県は国鉄型の宝庫です。岡山と双璧なんですが岡山と比べると本数が少ないのが難点ですね。山陽本線でも一時間に一本程度です。 115系3000番台は横から見ると117系にそっくりです。 山陽新幹線のなかでも最もローカルと思われる厚狭駅の跨線橋からの長めです。ここから折り返しました。本当は宇部線とかにも心惹かれたので…
こんにちは。 今回の話題は、常磐線です。 ちょっとコアな話題で、取手~藤代間にある、 直流区間と交流区間の切り替わりの区間についての話題です。 常磐線に乗っていると、シーンとなる瞬間。その正体は? 上野側から行くと取手の先・土浦側から行くと藤代の先で、 一時の静寂が訪れるのをご存じの方も多いのではないでしょうか? エアコンの音が消え、10秒くらいシーンとなる時間があります。 この区間には、直流電化区間と交流電化区間の境界があり、 数十メートルにわたって通電していない「デッドセクション」があります。 取手~藤代のデッドセクションを、列車の中から見てみる 先頭の前面展望で、その区間を撮ってみました…