毎年12月の初めに発表される「今年の漢字」をご存じだろうか。 その年の世相や社会情勢を反映した「漢字」一文字が 一般公募によって選ばれるイベントであり、 京都・清水寺にて、巨大な墨文字で揮毫される結果が 最後の月に一年を振り返る季節の風物詩となっている。 2022年の一文字は、「戦」だった。 人々の脳裏には、 ロシアによるウクライナ侵攻の「戦」や サッカー・ワールドカップでの日本代表の 悲劇を討ち破った歓喜の「戦」、 そして未だ明けない新型コロナウィルスとの毎日の「戦」が 色濃くイメージにあったのだろう。 探偵は、ふと思う。 我々にご相談してくださる御依頼人の皆様もまた、 「戦っているひとたち…