水面に浮かぶ葉たちは、静かに距離を保ちながら揺れていた。瑞々しい緑の横で、ひときわ目を引くのは、季節の名残を帯び、茶色く色褪せはじめた一枚の葉。その沈んだ色合いは、どこか静かな誇りのようでもあり、「終わりに向かう時間にも、まだ美しさはある」と淡々と語りかけてくるようだった。 葉のかたちは、皆それぞれ違うのに、どの葉も水の呼吸に合わせるように、ごく自然に浮かんでいる。焦らず、競わず、ただ今の姿でそこに在る。その佇まいは、人生もまた無理に輝こうとしなくても、静かな変化の中に自分らしさが滲む瞬間があるのだとそっと教えてくれる。 *以下の掲載写真は、クリックしますと別窓で拡大表示されます。 ヒツジグサ…