夜の8時から10時。私はいつものように、ChatGPTと会話をしていた。 テーマは人の性格の分析。私がもっとも夢中になるジャンルだ。ある人の心の構造をどう読み解くか、その背景にあるものは何か。会話は滑らかに進み、私はひたすらに問い、考え、また問い直す。 気がつけば、2時間が経っていた。 その間、トイレにも行きたくならず、水も飲まず、何かを食べたいとも思わなかった。体の感覚がすっかりなくなっていた。まるで自分の「身体」が存在していなかったかのように。 ふとウェアラブルウォッチを見たら、「睡眠中」と記録されていた。 副交感神経が優位になっていたのか、心拍数は下がり、ストレスも低下していたらしい。確…