リスト::学者::社会科学 Max Weber, 1864年4月21日〜1920年6月14日 経済学・社会学を筆頭とする社会科学・歴史学のあらゆる分野に通じ、とりわけ戦後日本の社会思想に計り知れない影響を与えた社会学者・思想家。 新カント派の影響のもとに科学の没価値性・理念型論などの社会科学方法論を提唱。経済行為や宗教現象の意味をとらえる理解社会学を建設した。
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (ワイド版岩波文庫)
マックス・ヴェーバーの生涯 幼少期と教育 1864年4月21日、プロイセン王国エアフルトに生まれたヴェーバーは、政治家の父と敬虔なプロテスタントの母のもとで育ちました。幼少期から哲学や歴史に興味を持ち、12歳の頃にはすでに哲学書や歴史書を読み漁っていたと言われています。彼はハイデルベルク大学、ベルリン大学、ゲッティンゲン大学などで法律学、経済学、歴史学を学びました。 学問的キャリア ヴェーバーはフライブルク大学やハイデルベルク大学で教鞭をとり、経済学や社会学の研究を進めました。彼の研究は、宗教、経済、社会構造の相互関係に焦点を当てており、特に「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という…
一条真也です。たった一字に深い意味を秘めている文字は、世界でも漢字だけです。そこには、人のこころを豊かにする言霊が宿っています。その意味を知れば、さらに、こころは豊かになるでしょう。今回の「こころの一字」は、「職」です。 ベルーフ(Beruf)という言葉があります。キリスト教の宗教改革で知られるマルティン・ルターおよびルター聖書の校訂者たちが用いた言葉で、神から与えられた「使命」という意味があります。ここからプロテスタントのあいだには、自分が従事する世俗的な職務を、神に与えられた「天職」として意識する生活態度が生まれました。 プロテスタンティズムの 倫理と資本主義の精神 (岩波文庫) 作者:マ…
朝起きて、仕事してたら今日も夕方になってた。いつものことである。
大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす佐藤優NHK出版新書2016年11月10日 第1刷発行 表紙の裏の説明には、”大統領選後のアメリカの行方はどうなるのか? イギリス離脱後の EU の行方は? プーチンのユーラシア主義の本質とは? 英米からロシア中東から中国まで。新旧政治家の比較考察から各国に特有の論理を読み解く政治的アプローチ。地理をふまえて各国の戦略に迫るアプローチ。双方の合わせ技で国際情勢の本質を一気に把握する。「分析家・佐藤優」の集大成!” 2016年の本だが、序章でいきなりロシアとウクライナの関係性について語られている。2022年の今読んでも、充分に勉強になる一冊。今、プーチン大統領…
こんにちは。 『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ /プレイディみかこ』を読みました。 www.kinokuniya.co.jp 著者のプレイディみかこさんの前著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、書店で見つけパラパラめくった瞬間に「これは絶対面白い。必読」と思い即断・速攻で購入した本でした。その後、何かにつけて人におすすめもしています。 www.kinokuniya.co.jp 2019年に刊行されましたが、第73回毎日出版文化賞特別賞、第2回本屋大賞 ノンフィクション本大賞、第7回ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)、第2回八重洲本大賞、キノベス!20…
【目次】 宗教社会学の代表的名著 重要な契機の一つとして 「禁欲」なき後の資本主義 宗教社会学の良書で復習 プロテスタンティズムの 倫理と資本主義の精神 (岩波文庫) 作者:マックス・ヴェーバー,大塚 久雄 岩波書店 Amazon 宗教社会学の代表的名著 カルヴァン派の予定説を典型とするプロテスタントの諸教理が(修道院ではなく)世俗内での禁欲を浸透させ、強制的な節約と財の獲得の正当化によって、結果的に資本形成と生活態度の合理化を促進した。これが、近代資本主義の発展の一大要因となったー。非常によく知られた宗教社会学の名著です。 難解とされることもあるそうで須賀、訳が平易ということもあるのでしょう…
「英語になっていない名言2」に引き続き,3です。 (3) 「卓抜慧眼なる誤謬は,愚鈍にして精彩なき正確より遥かに勝る」 〜〜マックス・ヴェーバー?(1864-1920)『一般社会経済史要論』 この発言は確かにヴェーバーが『一般社会経済史要論』の中で述べた言葉ですが,そこには注があり,ある学者の発言を引いたと書いてあります。 つまり劉備が没する前に「人が死ぬ直前は良い事を言うものだ」と諸葛亮に言うのですが,それは実は曽参の引用だった,みたいなことです。 学問に於いて「正確性」は,それが前提になるほど重要ですが,「誤謬」も役に立つことがあるという,学生を勇気づける言葉です。 ↓ウェーバーについては…
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス・ヴェーバー マックス・ヴェーバーの代表的な著作を紹介しようと思ったのですが、軽くまとめられる内容ではなく、結果ブログの更新が滞ってしまいました。 プロテスタント特にカルヴィニズムの宗教倫理が資本主義の誕生に大きく貢献したという内容ですが、そもそもキリスト教について知識が無いと理解できない。まずこの本を読む準備としてキリスト教の教えや歴史を学んだ上でやっとこの本を読めるスタート位置に立てる。 事前知識なしでいきなり読み進めてみたものですから、理解できず"読んだ感じ"がしません。 先ずはキリスト教の理解からだ、と思いキリスト教関連の本を読んでい…