前回はこちら: 読書記録025:マックス・ウェーバーを読む①——予定説の性質 - Hirano Lab プロテスタンティズムと資本主義はとても相性が良い。救済の実感を得るために、人々はより一層"禁欲"つまり労働に励み、労働は生活の一部組み込まれる(修道院の中で、修道士が信仰活動を日課として行うように)。 かつては修道士の最良の代表者であったあの熱情的に厳粛かつ内面的な人々が、いまや世俗的職業生活の内部で、禁欲の理想を追求しなければならなくなったのだ。 * ここまで読んで、ベースに「救済される者でありたい」という動機が強すぎるのが現代とは性質がかなり異なると感じたが、それについても言及があった。…