この読後感を興奮とともに伝えずにいられようか。 霧のように揺蕩うアカデミアの中で相手にされる論文を書くために身につけるべき規範と技法、姿勢・態度というものがあるような気もする。達人が習得するべき奥義のようでもあるし、因習・慣習にまみれて時間とともに身につく何かなのかもしれない。なーんてことは全然、無いんだ。とバラしちゃった一冊。なんだよー。ちゃんと定義や構造があるんじゃん、となった。ちっ、誰も教えてくれねーから知らんかったわー、となる。んでもって、爆売れである。 わが国では、修行が重んじられる。「目で盗め」というヤツだ。師匠について、師匠の機嫌を伺い、師匠のベストパフォーマンスを発揮させるため…