Brave
元気いっぱい有り余っている森の王国の王女メリダは、女は女らしくと厳しい躾をする母親がうとましくて仕方が無い。ある日偶然、森の魔女に出くわした彼女は、母を変えて欲しいと魔女に依頼する。が、それがとんでもない事態を引き起こしてしまうのだ。 ピクサー長編アニメ第13作。
*1:Rated PG for some scary action and rude humor.
あらすじ・概要 王女メリダは弓が好きだが、母親にあれこれ小言を言われながら暮らしてきた。王女として望まぬ結婚をさせられそうになったメリダは、軽い気持ちで魔女の魔法の力を借りてしまう。魔法によって、母は熊の姿に変身してしまった。 男たちの責任に言及されていない 序盤が好きな展開だっただけに、終盤の中途半端な展開が残念でした。 世界観は今日日珍しいがっつりした中世ファンタジーで、イギリスにかつてあったケルト文化をモチーフにしています。画面のそこかしこにケルト要素があって楽しかったです。 倫理観も荒々しく、戦争や闘争が身近な社会であることが、リアルに感じられました。 また、メリダがかなりの武道派ヒロ…
今回U-NEXT で観たのは「メリダとおそろしの森」 制作:2012年アメリカ 視聴した日:2022年12月3日 ※見放題ではなかったのでポイント使用 使ったポイント 199ポイント あらすじ(U-NEXTより引用) 中世スコットランドのダンブロッホ王国。弓矢を手に馬で駆けるのが好きな快活な王女メリダは、厳格な母のエリノア王妃と衝突してばかり。そんなある日、メリダは森で魔女と出会い、自由になりたいと打ち明ける。するとエリノア王妃は魔法で熊に変えられ…。
気持ちを入れ替えてやはりコンテンツを観ていくことにしました。 なんといってもメリダがとても魅力的でした。誰もが彼女の豊かに波打つ赤い髪に見惚れてしまうでしょう。その赤い髪にふさわしい燃え立つような勇敢な少女の物語でした。 以下ネタバレしますのでご注意を。 ディズニー・ピクサーにとって最も重要なものはこれまでの概念常識を覆していく、ということにあるのではないでしょうか。 大人向けの実写映画では歴史を辿ることに重きが置かれるのだとしても子供向けであるアニメ映画では単に事実を再現することだけではなく何を理想とするのかを描かなければならない、という意志を感じさせるのです。 本作は隅々にまでその気概が行…
ディズニー唯一のオリジナル作品、メリダとおそろしの森、英名Braveの感想にこきつけて、スコットランドを解説してしまおうのコーナーです。まだまだネタは尽きません(笑)。 今回は言語について。 日本語吹き替えで視てしまうと全く気が付かないと思いますが、この映画、バリッバリのスコットランド訛りなんですよね。日本語訳はズーズー弁辺りでやっていると想像してくれると訛りの程度として分かりかと。。。(いや、理解できなくなるし(笑) 旦那によると大体スコットランド中央部くらいの訛り方だとか。私もスコットランドの訛りも何種類か聞き分けれるのですが、どの地方かまで言い当てるのは無理です。精進します(笑) ちなみ…
メリダとおそろしの森の感想といって、すっかりスコットランドの文化を紹介するシリーズになった第三回目です(←開き直った) 物語の各所、メリダの弓、紋章、ホールの装飾など各所で出てくるモチーフはケルティックノットと言う模様です。今回はケルト文化特有の模様を紹介したいと思います。 冒頭で出てくるメリダの弓の模様 ファーガス王の背後の模様とちょっとわかりにくいですが左右のタピストリー 最後に出てくるこのタピストリーにもモチーフがびっしり 各氏族の紋章もケルティックノットです ケルト民族は古代ヨーロッパに住んでいて、もともと中央アジアに住んでいた民族がヨーロッパに移り住んだことからケルト文化が始まりまし…
ディズニー映画、メリダとおそろしの森。舞台はスコットランドです。キルトについて知っていなければ、作中では訳が分からないだろうと思う場面があります。その謎にお答えしましょう! 作中、熊になったエレノア王妃を追って、お城を駆け回り、三つ子ちゃん達によって塔のてっぺんで締め出しを食らってしまうファーガス王その他の場面。あそこから地面に降りていく時に、布を伝って降りてきますよね。 その布は何処から来たのか、そして何故、皆、下半身すっぽんぽんなのか、不思議に思ったことはないですか?その謎を解き明かしましょう。 それにはまず、服装について語りましょう。実は女性の服装はあまり気にしたことがないのでわからない…
Brave 『メリダとおそろしの森』は2012年公開の3DCGアニメ映画です。本来の題名はBrave(勇気、または勇敢な者を指す)という名前です。 丁度、チャリティーショップに行ってDVDを安く手に入れることができたので(£1。今日のレートでは156円!)今週末に子供達と見ました。 この映画、舞台はスコットランドです。地元じゃないですか(笑)。日本ではあまり人気がないディズニー映画の様ですが、折角、設定が地元なので、ちょっと考察してみたいと思います。長くなりそうなので、二つに分けて。 まずは映画の趣旨とストーリー展開について。 大まかなストーリーは、メリダという王女と躾の厳しい母であるエレノア…
「ピクサーの監督を語る その6」でブレンダ・チャップマンについて書いてたらふと思いついたので書くことにしました。 なんか全体的に読み味が一緒になってしまっているのは、私のフェミニズムに対する知識の甘さなのか、ディズニーのフェミニズムがワンパターンなのか(前者の可能性の方が高い)あと単純に私はまだまだディズニー作品を全然観れていないのだな、と思う次第です。 筆者である私は男性ですので、まだ偏見というか考え至らない部分もあるにはあると思うので、 もし気になったことがあればご教示いただきたく思います。 目次 目次 メリー・ポピンズ 美女と野獣 プリンセスと魔法のキス メリダとおそろしの森 アナと雪の…
強く賢い王女が運命と絆を信じて行動する物語。3Dアニメの映像が素晴らしくキレイですね。 2012年ピクサー初の女性が主人公の作品。 ネタバレ度40%くらい ストーリー ダンブロッホ王国の王女メリダは自由を愛する性格。 弓の名手でもあり、活発な女の子。 母親エリノア王妃は、メリダを完璧な王女に育て、結婚させようとしていた。 結婚したくないメリダは厳しいエリノアにウンザリ。 ある日、森で出会った魔女に頼み、母親の性格を変えてもらおうと、魔法をお願いする。 こんな内容です。 古い作品なので視聴済みの方も多いと思います。 映像はもちろん、脚本もすごく面白くて奥が深いですね。 魔法を使うだけでなくて、母…
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