リファラル採用とは、社員やOB・OGの人脈の中から、自分の会社に適性が高いと感じられる人や、今の職場に必要な能力を持っている人を紹介・推薦してもらい、選考をする採用手法。
従来、一般的な採用の方法は、自社に興味のある学生をできるだけ多く集めて母集団とし、そこから適性検査やエントリーシートなどの応募書類などを用いたスクリーニングによって、面接対象者を選抜するというものだが、この方法は、採用可能性のある人を取りこぼさないという利点がある反面、特に人気のある企業ほど、コストも時間もかかるという難点があった。
このため、会社に近い立場の人からの人づてによる応募から選考することで、少ない母集団で自社に合う人を効率的に探すことを狙った手法である。
これまでのリクルーター制は、企業が選定した採りたい学生を、企業の命によって派遣された社員がフォローする、いわば「企業主導」の色彩が濃いものだった。
これに対し、リファラル採用は、社員が個人的に持っている自らのネットワークの中から発掘して人事に紹介するもので、あくまで「個人主導」であり、さらにフォローを担う意味合いもほとんどない。
Photo by Amtec Photos こんにちは。谷口です。paiza転職はITエンジニアの転職サービスなので、エンジニアを募集している企業の採用担当の方から「エンジニアの採用活動がうまくいかない」といったご相談を受けることがよくあります。エンジニア採用で苦労されている採用担当のみなさんは、「リファラル採用」を実施していますか?最近は、リファラル採用を推進している企業を多くお見かけします。ただ、お話を聞いていると、リファラル採用で大事なことや注意点について意外と知らないまま、社員に「誰か紹介してよ」と言っているだけなケースも多いようです。そこで今回は、エンジニアの採用を強化するために知っ…