すでに死語となっている言葉「春闘」が、今年も始まっている。最大の争点は「物価高に負けない賃上げ」で、産業界・労働組合に政府までが肩入れして給与UPを目指している。そのこと自体に異論はないのだが、やはり皆で底上げしようというのでは無理がある。すでに「もうこれ以上賃上げできない」と小規模企業経営者や、商工会議所からは悲鳴が上がっている。平均賃金を上げたいなら、上げられるところから上げていくのが近道である。 こういう主張をすると「新自由主義者だ!」と非難されるが、今回ばかりは聴いていただきたい。それは、このような記事を見つけたから。 世界では年収3000万円、日本だと700万円…エンジニア採用の現実…