ルビンの壺が割れた 読み終えたとき、しばらく身動きが取れなかったです。 「ルビンの壺が割れた」というタイトルからしてただならぬ雰囲気をまとったこの一冊は、たった数時間で読み切れる短さにもかかわらず、心に深い裂け目を残すような衝撃をもたらしてくれました。 SNS上で偶然再会した元恋人同士が交わす、ただのメッセージのやりとり。 それだけで小説が成り立つのか?と疑う人もいるかもしれないですが、この小説はその形式こそが肝であり、そのやりとりの中に仕組まれた“伏線”と“心理のずれ”こそが、読み手を底なし沼へと引きずり込んでいくのです。 そして読後、あなたの“視点”はガラリと変わる。 まさにタイトルの「壺…