こちらの作品、かなり薄く短時間で読める作品となっております。長編が苦手な人も内容はともかくとっつきやすいのかなと思います。 ルビンの壺とは表紙の通り、顔に見えたり壺に見えたりする絵のことで、意識をどちらかにむけるかで様相が変わってくるというものです。そんなテーマをもとに構成された男女のFacebookのやり取りを描いたのが本作品になります。 感想としては、どんでん返しを謳っている割にはそこまでかなぁという風に感じました。本が薄いので深みや感情移入が難しいという点もあるのかもしれません。ただこの男女の印象が物語を進めていくうちに入れ代わり立ち代わり印象が変わっていく(ルビンの壺のような)のは見事…