amzn.to 私たちは上官の命令に従い、蟻のようにただ黙々と戦った いまも体内に残る無数の砲弾の破片。 それは「戦後も戦った日本兵」という苦い記憶を奥村和一(わいち)(80)に突き付ける。 かつて奥村が所属した部隊は、第2次世界大戦後も中国に残留し、中国の内戦を戦った。 世界の戦争史上類を見ないこの “売軍行為” を、日本政府は兵士たちが志願して勝手に戦争をつづけたと見なし黙殺する。 「自分たちは、なぜ残留させられたのか?」 真実を明らかにするため中国に通いつづける奥村に、心の中に閉じ込めてきたもう一つの記憶がよみがえる。 終戦間近の昭和20年、奥村は “初年兵教育” の名の下に罪のない中国…