物理学者、理学博士。1945年生まれ、香川県出身。 相対性理論や量子論に関する解説書を多数監修している。
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生命の力強さを表現する絵画を描く芸術家。 生命のありがたさを表現する書,画,やきもの,油絵,屏風,陶器が有名。
明けて2025年! 2025年だなんて、SFのような響きの年号。 昨年は、サブブログ《ちのっぷすの読書覚書》を編集し直し、なんとか12月中に、アマゾン・オンデマンドで出版することができました。 ちのっぷすの読書覚書: ブログ《ちのっぷすの読書覚書》より (∞books(ムゲンブックス) - デザインエッグ社) 作者:淺田 恵子 デザインエッグ社 Amazon 初日の出(今年も見ていません)ではなく、夕日が表紙ですが・・・ 今年はこのメインブログとともに《読書覚書》の方も充実させていきたいと思っています。 で、早速にこちらより先に佐藤勝彦先生の書画集「不二讃々」をアップしておりますので、宜しかっ…
新年に相応しく 3ヶ月ぶりのアップです。 この間、このブログを元に編集し直した《ちのっぷすの読書覚書》をアマゾン・オンデマンドで出版することはできたものの、ブログ自体は休止状態でした。 ちのっぷすの読書覚書: ブログ《ちのっぷすの読書覚書》より (∞books(ムゲンブックス) - デザインエッグ社) 作者:淺田 恵子 デザインエッグ社 Amazon 集中して読書に取り組めなかったことが大きいのですが、そんな言い訳は昨年でおしまいにして、今年はこちらの方にも力を注いで行けたらな、と思っています。 本年最初に取り上げるのは、昨年最後のアップとなった佐藤勝彦先生の著書の中から、新年に相応しい書画本…
人と本と・・・ 近くの図書館の除籍本譲渡会に行ってきました。 10時の開館時間にはすでに20数名、普段はあまり利用者がいないことを思うと、この日を待ち構えた人が結構いたのでしょうね。 バッタリ、職場の同僚とも会いました。 彼女は、主に利用者様が読めるような雑誌類を選んでいたようです。 かつては私もそういう意図で、足を運んでいたこともあったけれど、今回は自分用の本選びに専念。 そんな中、画家ではない方の佐藤勝彦先生(宇宙物理学者)の本を見つけましたので、まずはこの1冊をゲット。 476円という定価にも驚き! 2006年発行ですから20年近くも前で、内容的にはかなり古くなっているとは思いますが、こ…
同姓同名 宇宙物理学者の佐藤勝彦先生のことは存じ上げており、その著作も数冊は読ませて頂いていましたが、今回は画家(画だけでなく、書も陶芸も)の故佐藤勝彦先生の方を取り上げさせて頂きました。 佐藤先生のことを知った経緯についてはメインブログ《ちのっぷすの徒然五行歌》に詳しく記していますが、ここでもざっと触れておきますね。 龍国寺のイベント(「草木染天」という型染の曼陀羅展)を見に行った際、お堂の中に飾ってあった書画に心惹かれ、ご住職に「どなたの作品ですか?」とお聞きしたのが発端です。 作者名を教えて頂いただけでなく、『佐藤勝彦の世界』という函入りの書画集を見せて頂いたのです。 佐藤勝彦の世界 (…
今年も残り三ヶ月。 10月に入りました。 今日から始めようと思っていることがいくつかあります。 本当は、9月中に片付けるべきことは片付けて、新たな気持ちでスタートを切りたかったのですが・・・間に合いませんでした。 予定は狂ったけれど、せめて午前中に、9月中にやっておくべきだったことを片付け、午後からを1日の始まりにしようと思います。 まずは9月中にやっておこうと思っていたことのひとつ、このブログのアップから始めます。(最近にしては珍しく5日もあいてしまいました) メインブログの《徒然五行歌》に関しては毎日は無理でも、せめて3日に一度は更新したい! 年末までの3ヶ月を来年に向けての助走期間とすべ…
龍国寺探訪その② 前回の続編です。 25日で終了した《草木染天》で、安田ゆりさんの型染曼陀羅や亀山ののこさんの写真を鑑賞させていただいた後、さらに素敵な出会いがあったのです。 ーとその前に、龍国寺のお庭の佇まいも撮らせて頂いたので、写真をアップしますね。 庭園も素晴らしかったですが、お堂の中の調度品や絵画も目を奪われるものばかりでした。 現住職の曽祖父様だそうです ご住職の絵とお庭の写真を並べてみました。 お庭の様子は昔も今もほとんど変わっていないようですね。 お地蔵様?観音様? 亀山ののこさんの写真が展示即売されていたすぐ横に、ぐいっと引き寄せられた書画が! ため息をつきながら、じっと見入っ…
『#ライトバード衛星』<2022年9月18日(日)> 佐藤勝彦氏(宇宙物理学者)は『あすへの話題(220214日経夕刊)』にて、持論の宇宙インフレーション理論について語る。なぜ火の玉として宇宙は生まれたのか。この問いに答えるため、ライトバード計画が、JAXAで進められている。月よりも遠い地球軌道に観測機を2028年に打ち上げ、地球とともに太陽の周りをまわり観測をするという。宇宙インフレーション理論が正しいなら、138億年前の宇宙の急膨張時に重力波が発生する。空間が伸び縮みしながら伝わる波。138年たった現在まで、ずっと宇宙に満ちている。これを観測する。すべての存在の始まりを探る究極の問いかけに…
ゼロからわかる宇宙論 (ニュートン別冊)ニュートンプレスAmazon 全部で6章。ビッグバン、ダークマターとダークエネルギー、反物質、重力波、宇宙の果て、宇宙の未来を扱う。 宇宙論の入門書も幾つか読んできたので、初めて聞くような話は殆ど無い。この本は『佐藤勝彦博士が語る 宇宙論の新時代』を改訂したものであるから、佐藤勝彦の『宇宙論入門』(岩波新書)にもよく似ている。 重力波の観測は難しい。太陽と地球の間の距離で、水素原子1個分ほど歪みを検知しなくてはならないのだ。 重力波が今後もっと正確に観測できるようになれば、宇宙の始まりも見ることができるかも知れない。 光(電磁波)の観測だけでは、宇宙の始…
[図解]相対性理論と量子論PHP研究所Amazon 時空のゆがみとしての重力、粒子でもあり波でもあり不確定にゆらぐミクロの物質。数式で理解するのではなく、あくまでイメージしてみるというだけの本であるが、初めての一冊としてはちょうど良い。 相対性理論と量子論それぞれの導入部に引退後のシャーロック・ホームズが登場し、まさに誕生しつつある物理学の革新的な理論に先駆け、光の真実を見抜き、あるいは多世界解釈を夢想する。この本は佐藤勝彦監修となっているから、必ずしも彼が書いたのではないかも知れないが、「量子論は推理小説?」というコラムを見ると、彼自身ホームズファンであるのは確かなようだ。