「春は出会いと別れの季節」 良く聞くこの言葉も、これまで結構軽く聞き流していたけれど。 ここ1-2年で、身につまされるようになってきた。 なぜって、圧倒的に「別れの季節」の方が身近になってきたから。 平均寿命を考えても、曲がり角をとおに過ぎた今。 昔なじみの友人と顔を合わせれば、 「足が痛い」 「腰が痛い」 「高血圧の薬を飲むようになった」 なんて、身体の不調の話で盛り上がるようになり、 しっかりしてると思っていた母は、いつのまにか頑固で我儘で笑顔が少なくなり、 昔なじみだった店がオーナーの高齢を理由に閉じていく・・・。 幸せだった時間が、まるで風化するように時に流されていく気がする。 結婚し…