5つの短い章からなる自叙伝 第1章 私は通りを歩く。歩道に深い穴がある。私は落っこちる。私はどうしたらいいのかわからない、・・・どうしようもない。これは私の間違いじゃない。出方がわかるまでものすごく時間がかかる。 第2章 私は同じ通りを歩く。歩道に深い穴がある。私はそれを見ないふりをして、またまた落っこちる。また同じ場所にいるのが信じられない。でも、これは私の間違いじゃない。やはり出るのにずいぶん時間がかかる。 第3章 私は同じ通りを歩く。歩道に深い穴がある。それがあるのが見える。それでも私は落っこちる、・・・これは私の習癖だ。私の目は開いている。自分がどこにいるのかわかる。これは私のしたこと…