あらすじ・概要 「新大陸発見」による文化の変化は「コロンブスの交換」と呼ばれる。しかしその「交換」は「侵略」に等しいものだった。先住民が品種改良を重ねて食べられるようになったジャガイモやトウガラシ、トウモロコシは、「新発見」として諸外国にもたらされる。一方で先住民たちは病気に苦しんでいた。 侵略者に奪われたもの、残されたものの話 サクッと読める柔らか目の歴史書でした。 著者が繰り返し語っているのは、「ヨーロッパにとっての『発見』は現地の人たちにとって不断の努力でなされたもの」ということです。 ジャガイモやトウガラシの品種改良を行ったのは現地の人ですし、富を保管するような倉庫もありました。しかし…