仕事帰り綺麗な夕焼けが目に入り思わず途中下車をしました。日没後の薄明りが広がる静かな静かな時間。空はだんだんと宇宙の深い藍色に染まりわずかに残る夕日が最後の光を届けてくれます。夕焼けって朝焼けと違い心の中の記憶が不思議と蘇ります。子供の頃、家に帰る道に漂っていた煮物やカレーや焼き魚・・・ゆうげのほのかな匂いいつかどこかで聞いた言葉。疎遠になってしまったひと。切ない思い出。商店街の肉屋さんでコロッケを買ってもらい帰った母との思い出。友達とワイワイ騒いで飲みに行ったこと。頭の中で心の中で映画の一コマのように写し出される逢魔時。太陽の1日の役目が終えるとき放たれる美しさが静かに心に響くひととき皆さん…