「通史」から独立させた今回のくくり。古代からどんどん入れていく内に、特に幕末から明治にかけての作品の「取りこぼし」が目立ってしまいました。宗教編は最初からパスしましたが、結果的に画家に偏りがあった印象で、作家や幕末の技術者について取上げられなかったのがちょっと残念です。 *幕末の蘭学者は、こちらでご了承くださいませ。 文化・技術の小説化は意外と難しい。はじめに創作物ありき。対して小説の対象は人物になるため、主人公と作品が「私の」アタマの中で交差しないこともあり、取上げるのを断念した小説もあります。 ここで「文化・技術編」通しての感想。松尾芭蕉の記事でも触れましたが、後世から「天才」と呼ばれる人…