半ドンが残してくれた時間の匂い【50代】 EX-FAX-CE|ロスジェネ氷河期的視点 2025年12月20日 05:36 昭和時代、土曜日の午前中は、どこか空気が軽かった。授業が終わる時間を、身体が先に知っているような感覚。小学生だった私は、ランドセルを背負ったまま、すでに半分休みに足を踏み入れていた。午後は友だちと遊び、家族と出かけ、テレビをつければアニメやドリフが当たり前のように待っていた。昭和の土曜日には、説明のいらない特別感があった。今の土曜とは、時間の質そのものが違っていた。 学校のチャイムが鳴る少し前から、教室の空気は変わり始める。鉛筆の音が軽くなり、窓の外の光がやけに眩しく見えた…