和歌山市の南西部にある歴史と文化が残る観光地。 奈良時代に行幸した聖武天皇に同行してきた万葉歌人の山部赤人が詠んだ「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」の歌は、万葉集に収められているなかで紀の国和歌山を代表する最も有名なものとして知られている。 風光明媚な景観を持っていたこの地には、江戸時代に紀州藩をおさめた徳川家が家康を奉るため東照宮を建立したのを始め、不老橋や観海閣の建設など、中国の庭園に模した整備を行っている。
絶景の宝庫 和歌の浦を歩く 和歌浦とは 和歌山市の海沿いに広がる「和歌の浦」は、昔から多くの人に親しまれてきた景色のきれいな場所。万葉集にもたびたび登場し、いまでは「絶景の宝庫 和歌の浦」として日本遺産にも選ばれています。 今回は、不老橋や塩竈神社、玉津島神社、奠供山、紀州東照宮、和歌浦天満宮など、和歌の浦の歴史や景色をじっくり楽しめるスポットをめぐってみました。 絶景の宝庫 和歌の浦を歩く 和歌浦とは 不老橋 和歌山市の重要文化財のアーチ状の石橋 不老橋の修復 不老橋の場所とアクセス 駐車場 鹽竈神社(しおがまじんじゃ) 玉津島神社 鏡山 鏡山からの展望 和歌の浦あしべ庵 利用案内 奠供山(…
2023年3月の和歌山の旅。 徳川家康の十男 頼宜が治めた、徳川御三家のひとつ紀州藩。 居城である和歌山城を訪ねた翌日、家康にゆかりの深い地域には立派な東照宮があるのがお約束。というわけで行ってみました。
あしわかの 浦にみるめは 難《かた》くとも こは立ちながら 帰る波かは🌊 若紫の乳母の君 少納言に by 源氏の君🌿 〜幼い姫君に お目にかかることは難しいにしても、 和歌の浦に打ち寄せては 帰る波のように このまま帰るつもりはございません 🌷第5帖 若紫🌷 「そんなことはどうでもいいじゃありませんか、 私が繰り返し繰り返しこれまで申し上げてあることを なぜ無視しようとなさるのですか。 その幼稚な方を私が好きでたまらないのは、 こればかりは前生《ぜんしょう》の縁に違いないと、 それを私が客観的に見ても思われます。 許してくだすって、 この心持ちを直接女王さんに話させてくださいませんか。 『あし…
釣り場情報 釣れたのは… 帰りに… 今年初!のキス釣りに、5月1日に和歌山市の和歌浦漁港に出かけて来ました。 昨年のラスト釣りに爆釣した縁起のいい釣り場です。 ramen-fishing-papa.hatenablog.com 既に和歌山の紀北エリアでも少しずつキスの釣果情報を目にしており、満をじしていざ釣行! したのですが、結果は残念でした… まだまだ朝は肌寒く、少し早かったかも…です。 釣り場情報 和歌浦漁港はアクセスもよく、駐車場(¥400)も完備でとても利便性が高い釣り場です。 休日はシラス丼など、観光資源も多く、にぎわいをみせます。 隣には片男波海水浴場もあり、合わせるととても広大な…
和歌山県の桜スポット紀三井寺へ 黒潮市場で海鮮丼を食らう 和歌の浦の廃ホテル 黒船の見張り場所跡「番所(ぼんどこ)庭園」 最後に 和歌山県の桜スポット紀三井寺へ さてさて、今日やってきたのは和歌山県の観光スポットである紀三井寺。桜の観光スポットとして関西でも有名で年間25万人の観光客が訪れるという。ちなみに和歌山県の桜の開花宣言の標本木はこの紀三井寺にある。 紀三井寺の観光駐車場は2時間500円。特に駐車場での渋滞もなくすんなりとこれた。バイクだと駐車料150円なので観光地巡りはバイクのほうがコスパがいいとつくづく思う。 和歌山市の紀三井山の麓にあるのが紀三井寺。駐車場から見上げると楼門の屋根…
(しんめおとづか)1925年(大14)樋口隆文館刊。作者の安岡夢郷(むきょう)は講談師出身を思わせる語り口で文体がなめらかで読みやすい。時は元禄時代、大阪、難波新地の芸者お艶が質屋の御曹司を見染めたことが発端で、身勝手にも和歌山の在に駆け落ちする。彼らを探し出すことで一儲けを企む男女に加えて、様々な人物が入り乱れる伝奇的長編小説(上下巻)。良し悪し事をあれこれ考えながら行動する人間像をかなり上手に書き分けている。善人役のほうがむしろ無為・無策に見えてくるのも不思議だ。「悲哀情話」の副題の通り、すべてが勧善懲悪とはならないのも史実に基づいた物語だからか、読後の印象深さが後を引く。☆☆☆☆☆ 国会…
薪能(たきぎのう) 万葉の闇 銀の鬼 み
全国的にも珍しい国指定文化財「名勝 養翠園庭園」は海辺にありながら海の景観を全く生かさず、山の景観を取り入れ、庭園の池は海水で泳ぐのは鯉ではなくクロダイなのだ。なんじゃそりゃ。 雑賀崎灯台 昭和の観光遺産 気分はイタリア、和歌山県のアマルフィ?「雑賀崎」へ。 新和歌浦 和歌の浦 全国的にも珍しい国指定文化財「名勝 養翠園庭園」は海辺にありながら海の景観を全く生かさず、山の景観を取り入れ、庭園の池は海水で泳ぐのは鯉ではなくクロダイなのだ。なんじゃそりゃ。 さてさて、やってきたのは和歌山県の名勝 元紀州徳川家庭園である「養翆園(ようすいえん)」。 紀州藩10代藩主・徳川治宝(とくがわはるとみ)が1…
ゆくはるにわかのうらにておいついたり 貞享5年(1688)の作。『笈の小文』旅にて、吉野、高野山と山路を経て、ようやく3月末に和歌浦に着いた際に詠まれたもの。紀伊山地ですでに春を見送ったと思ったが、大海に開けた和歌浦における暮春の佳景に巡り会った喜びが「追付たり」にうまく表現されている。 和歌浦は、古くから景勝の地であり「若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして 鶴(たづ)鳴きわたる」(『万葉集』919)と山部赤人が詠んで以来、歌枕の地として広く知れ渡ることとなる。ちなみに、近くに鎮座する玉津島神社は、住吉大社、柿本神社と並んで「和歌三神」を祀る社として崇敬されている。もっと、和歌浦はかつて「…
11泊12日の和歌山・三重旅行、2日目。 9時発の船で友ヶ島に行く予定だったが、荒天のため欠航。 船に乗るためには7時43分にJR和歌山駅から和歌山市駅経由で南海線加太駅に行き、約15分歩いて加太港に行く必要があった。 欠航が友ヶ島汽船のHPに掲載されたのは7時44分だったが、前日も欠航だったことから予想して出発しなくて良かった。 空いた午前中は、翌日回る予定だった和歌山城周辺に変更。 まずは百物語珈琲でゆっくり朝食。 朝8時から営業していてオーブンサンドモーニングランチもコーヒーも美味しかった。 9時12分和歌山駅発のバスで約5分、公園前で下車し、和歌山城へ。 一の橋を渡り、大手門をくぐり、…