最近、このような身近な事例を見聞した。 数年前まで生活習慣病か何かで通院していたが、失業で無保険となり、通院を辞めてしまった中年男性(親と同居)。 結果、ごく最近、「ものが食べられず、歩くこともできない」という状況になり、ようやく救急車を呼んで病院に罹ると、がんの末期で余命1か月前後とのこと。 久しぶりに医療機関にかかったら、既に手の施しようのない状況だったわけだ。 しかし、このような状況の人は、(しかもコロナ禍以降はそうした社会環境を一挙に増長させたと想定されるが)恐らく数えきれないほどいると考えられる。 これは筆者自身の経験としてもあるが、仕事をしなくなると、保険を国民保険に切り替えないと…