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国鉄185系電車

(一般)
こくてつひゃくはちじゅうごけいでんしゃ

日本国有鉄道が開発し、JR東日本が運用している特急型直流電車鉄道車両
1981年、東京〜伊東・伊豆急下田・修善寺間で急行運転していた国鉄153系電車の置き換え及び、東海道本線普通列車運用も考慮した特急車両として登場。
同年10月より特急踊り子として運行を開始した。
機器的には、国鉄183系電車で実績がある設計をベースとしているが、機器の新型化により加減速性能が大幅に強化された。
なお、勢揃いするまでは急行運転で、過渡期は153系との併結も行っていた。
登場時の塗色はクリーム10号をベースに緑4号の斜めストライプを3本配したものであった。

1982年には、上越線方面の急行として運用されていた国鉄165系電車を置き換える目的で耐寒耐雪仕様の200番台が登場した。
登場時の塗色はクリーム10号をベースに緑4号の帯を配したものであった。
こちらも東海道線と同じく勢揃いするまでは急行運転で、その後特急運転が始まった。
1985年まで上野〜大宮間の新幹線リレー号の運用にもついていた。
新幹線の上野延伸後に一部は田町車両センターに転属した。

リニューアルについて

登場当時の斬新なデザインで評価がある半面、車内設備については同時期に登場した快速運転用の117系が185系と共通するアコモを持っていた為、優等車両としてのサービス不足が指摘されていた。
時代が進むにつれ、JR化後の新製車両や、リニューアル車両に対してサービスが劣ってきたことから、1995年〜1996年にかけて200番台に対し、リニューアル工事を実施した。
内容は普通車の座席を転換クロスシートからリクライニングシートに交換。室内化粧板も同時に交換された。
0番台にも同様のリニューアル工事を1999年〜2001年にかけて実施した。
塗色はリニューアル時に、ブロックパターンを採用した現塗色に変更となった。
アコモ改造後は、余裕のある車内空間にゆったりした座席、さらには混雑時の普通列車運用が激減した事から評価は改善。
快速用の兄弟車両117系がドア数から扱いづらい評価を受ける点と逆転した。

ATC搭載車両について

1996年に横浜〜甲府(後松本)間を結ぶ特急はまかいじの運転開始に伴い、B3〜B5編成のクハにATCを搭載した。よって、特急はまかいじの運用につくのはB3〜B5編成のいずれかである。
運用可能範囲は広いが、高速性能の特性が183系等より劣る為、ダイヤは独自の物を使用する制限が存在する。

現在の運用

現在は大宮総合車両センターに集中配置され、「踊り子」「草津」「あかぎ」やホームライナーに充当されている。
なお、田町車両センター所属車が大宮に集約されたときに一部編成が短縮され、サロ中心に中間車が抜かれて廃車されている。
また、近年は定期運用が減っているため同所配置の183系にかわって波動輸送を担当するケースも多くなった。

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