明るすぎない、天空光だけがじんわりと室内にはいる静かなマンションの一室。この部屋のリノベーションでは、既存の虚飾されていた仕上材料をすべて取り払い、ざっくりとした塗り壁だけで室内を覆う。そんなシンプルな方針でインテリアを作り上げていきました。 その通路になるスペースに、丸い深い穴を天井に穿ち、ランプを埋め込み、内心ぼくはそれを Canon de lumière と呼んでいました。Canon de lumière ~光の大砲~ の本家は、ル・コルビュジエがラ・トゥーレット修道院のためにつくった開口のニックネームで、私淑の思いを込めていました。 唐突感もあるように見えるこの造形は、室内に奥深さや彫…