朝日新聞朝刊一面下段のコラム。長い歴史がある。命名者は杉村楚人冠。
明治37年(1904年)に初めて登場した朝刊1面のコラム。「名文」としての評価が高いが、日々、その時代のありさまを鮮明に映し出していて、よく読まれている。大学入試の題材として採用されることも多い。執筆者は原則として一人。当初は西村天囚、内藤湖南、鳥居素川、長谷川如是閑、大山郁夫、永井釈瓢斎ら日本の代表的言論人が筆をとり、戦後は嘉治隆一、荒垣秀雄、入江徳郎、疋田桂一郎、深代惇郎、辰濃和男、白井健策、栗田亘が担当している。
http://www.asahi.com/edu/nie/nono/itimen/tenjin.html
ラテン語のVox populi, Vox dei(民の声は天の声)の訳語から来ている。
(夕刊英字紙の「朝日イブニングニュース」に『天声人語』が英訳されて載る場合も、この『Vox populi, Vox dei』が使われる)